高坂希太郎 – Wikipedia
こうさか きたろう 高坂 希太郎 |
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生年月日 | 1962年2月28日(60歳) | ||||||||
出生地 | 日本 神奈川県 | ||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||
民族 | 日本人 | ||||||||
職業 |
アニメーター 映画監督 アニメ監督 |
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ジャンル | アニメ | ||||||||
活動期間 | 1979年 – | ||||||||
主な作品 | |||||||||
『茄子 アンダルシアの夏』(監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督) 『劇場版 若おかみは小学生!』(監督) |
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高坂 希太郎(こうさか きたろう、1962年2月28日 – )は、日本のアニメーター、映画監督、アニメ監督。神奈川県出身。埼玉工業大学深谷高等学校卒業。
高校時代に『未来少年コナン』に惹かれ、当時宮崎・高畑作品の下請けをしていたオープロダクションに入社。才田俊次から指導を受ける。1986年からフリー。数多くのスタジオジブリ作品に作画監督や原画として参加。2003年にスペインの自転車レース、ブエルタ・ア・エスパーニャを扱った『茄子 アンダルシアの夏』(黒田硫黄原作)で映画監督としてデビュー。同作で第56回カンヌ国際映画祭の監督週間に出展した。自身も第3回Mt.富士ヒルクライムのアスリートクラスで3位入賞するなど、アニメ業界最速を誇る自転車乗りとして知られている。
『YAWARA!』『MASTERキートン』など、アニメ制作会社マッドハウスが手がけた浦沢直樹の漫画作品のアニメ化では、作画面の中心スタッフとして活躍した。その際の高坂の仕事に原作者である浦沢直樹が影響を受け、『MONSTER』アニメ化の際は浦沢自ら高坂をキャラクター原案に指名した。
宮崎駿からは「モンチ」の愛称で呼ばれている[1]。理由はサルのモンチッチに似ているからとの事である。本人も大の宮崎アニメファンである[2]。宮崎駿の一番弟子と言われることがあるが、本人は否定している[1]。
自他共に認める『水曜どうでしょう』(北海道テレビ放送制作のバラエティ番組)の大ファンであり、『茄子 アンダルシアの夏』には出演者の大泉洋を主演の声優に抜擢。シリーズ2作目では『水曜どうでしょう』のディレクターの藤村忠寿と嬉野雅道も声優として起用した。また、『どうでしょう』好きが高じ、『水曜どうでしょう』DVD第10弾のオープニングCGを数ヶ月かけ制作。製作過程では日帰りで北海道まで行き、実際に自らonちゃんの着ぐるみに入りビデオを撮って資料にした。あまりに安田顕の入った着ぐるみonちゃんの動きをリアルかつ忠実に再現したため、同DVD副音声でディレクター陣に「まるで実写」と言わしめた。その関係で、同局の番組で大泉も出演する『ドラバラ鈴井の巣』の「VS・禁断の解決企画」で特別審査員としてゲスト出演する。
2014年、作画監督を担当した『風立ちぬ』で第41回アニー賞キャラクターアニメーション部門にノミネートされ[3]、東京アニメアワードフェスティバル2014ではアニメーター賞を受賞した[4]。
2018年、監督作品『若おかみは小学生!』がフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭2018で長編コンペティション部門に出品される[5]。監督業の他、多岐に渡った活動を精力的に展開中。
主な作品[編集]
監督作品[編集]
- 1993年 – A-Girl(監督・キャラクターデザイン・作画監督)
- 1999年 – CLOVER(監督)
- 2003年 – 茄子 アンダルシアの夏(監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督)
- 2007年 – 茄子 スーツケースの渡り鳥(監督・脚本・キャラクターデザイン)
- 2018年 – 若おかみは小学生!(監督・絵コンテ・演出)[6]
参加作品[編集]
- 1981年 – さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅(動画)
- 1981年 – Dr.スランプ アラレちゃん(第30話動画)
- 1982年 – セロ弾きのゴーシュ(作画)
- 1982年 – 南の虹のルーシー(原画)
- 1982年 – じゃりン子チエ(原画・動画)
- 1983年 – ミームいろいろ夢の旅(原画)
- 1984年 – ルパン三世 PARTIII(原画)
- 1984年 – 風の谷のナウシカ(原画)
- 1985年 – カムイの剣(原画)
- 1985年 – 名探偵ホームズ(作画監督、原画)
- 1985年 – ルパン三世 バビロンの黄金伝説(原画)
- 1985年 – 天使のたまご(原画)
- 1986年 – 天空の城ラピュタ(原画)
- 1987年 – 愛の若草物語(原画)
- 1987年 – 王立宇宙軍 オネアミスの翼(原画)
- 1988年 – 火垂るの墓(原画)
- 1988年 – AKIRA(原画)
- 1988年 – 風を抜け!(原画)
- 1989年 – NEMO/ニモ(原画)
- 1989年 – YAWARA! a fashionable judo girl(絵コンテ・演出・作画監督・原画)
- 1993年 – X2 ダブルエックス(原画)
- 1994年 – 総天然色漫画映画 平成狸合戦ぽんぽこ(原画)
- 1995年 – 耳をすませば(作画監督)
- 1997年 – もののけ姫(作画監督[共同])
- 1998年 – MASTERキートン(キャラクターデザイン・作画監督・レイアウト監修・絵コンテ・その他)
- 2001年 – 千と千尋の神隠し(作画監督[共同])
- 2001年 – メトロポリス(原画)
- 2004年 – MONSTER(キャラクターデザイン原案)
- 2004年 – ハウルの動く城(作画監督[共同])
- 2008年 – 崖の上のポニョ(作画監督補[共同])
- 2010年 – パン種とタマゴ姫(作画監督)
- 2011年 – コクリコ坂から(作画監督[共同])
- 2013年 – 風立ちぬ(作画監督)
- 2014年 – 思い出のマーニー(原画)
- 2015年 – バケモノの子(原画)
- 2019年 – アニメ 大好きだったあなたへ ヒバクシャからの手紙(キャラクターデザイン)
- 未定 – 君たちはどう生きるか(原画)
CM[編集]
- スズキ・ハスラー J STYLE「ハスラーワールド」篇(2020年、アニメーションコンセプトデザイン)[7]
- ^ a b “宮崎駿は反面教師?高坂監督15年ぶり新作が公開”. dmenu映画. 株式会社NTTドコモ. 2019年4月6日閲覧。
- ^ 『ロマンアルバム 千と千尋の神隠し』徳間書店、2001年、85p。
- ^ 米国アニー賞 長編部門ノミネート7作品に「風立ちぬ」「ももへの手紙」 脚本部門に宮崎駿アニメ!アニメ!(2013年12月)
- ^ 個人部門東京アニメアワードフェスティバル2014(2014年3月)
- ^ “高坂希太郎監督作「劇場版 若おかみは小学生!」が仏アヌシー映画祭コンペ部門選出”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2018年5月6日) 2018年5月7日閲覧。
- ^ “劇場版「若おかみは小学生!」 スタッフ”. 「若おかみは小学生!」製作委員会 (2018年4月4日). 2018年4月9日閲覧。
- ^ “ハスラー Jスタイル”. スズキ (2020年12月30日). 2021年1月21日閲覧。
外部リンク[編集]
- 高坂希太郎 – 日本映画データベース
- 高坂希太郎 – allcinema
- 高坂希太郎 – KINENOTE
- Kitarō Kōsaka – IMDb(英語)
- 高坂希太郎 – Movie Walker
- CyclingWeb.jp – Cycling People Special Interview 高坂希太郎
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