小金城趾駅 – Wikipedia

横須賀側出入口(2009年4月10日※県営住宅解体前)

小金城趾駅(こがねじょうしえき)は、千葉県松戸市大金平にある、流鉄流山線の駅である。駅番号はRN3

大金平県営住宅解体前の駅舎(2012年12月11日)

1954年9月1日に合併するまでは東葛飾郡小金町の区域内であり、駅名は小金城の跡(小金城趾)に由来する[1]

  • 1953年(昭和28年)12月24日 – 開業[1]
  • 1967年(昭和42年)7月1日 – 流山寄りに移転、交換設備新設[1]
  • 2015年(平成27年) – 駅と接続する大金平県営住宅は耐震性の問題により改修が検討されたが、その後解体を行う方針となり[2]、2015年6月下旬から解体[3]、駅舎のみの単独施設となる。

島式1面2線ホームを持つ地上駅。流山線で唯一交換可能な駅である[1]。早朝・深夜の一部の列車を除く全ての列車が列車交換を行っている[4]

かつて駅舎は北東側にある大金平県営住宅と一体的な造りであったが、後に駅舎反対側を繋ぐ歩道橋と接続した際に跨線橋の上部で出札・集札が行われるようになった。旧駅舎は駅出口の一つ(大金平側)として使用されていたが、県営住宅は耐震性の問題により2015年に解体されて地上部への階段だけとなり、完全な橋上駅舎となった。

1967年に現在地に移転するまでは、馬橋寄りの場所(大谷口集落の入口付近)に位置していた。

のりば[編集]

乗り場 路線 方向 行先
1 流山線 上り 馬橋方面
2 下り 流山方面

利用状況[編集]

松戸市統計書によると、2017年(平成29年)度の一日平均乗降人員は、1,629人である。

近年の1日平均乗車人員は下記の通り。

駅の南側を走る電車、奥は馬橋方面、右の川は坂川の支流の新坂川(2009年4月10日)

駅前は閑静な住宅街が広がり、一部畑などもある[1]。駅南側に千葉県道280号白井流山線が走り、南西側出入口は、新坂川を跨いだ向こうに出られる歩道橋にのみ接続し、歩道橋の地上口前には広場があるが、どちらの出入口とも駅前の大半が住宅街となっている。

大金平方面(北東側)[編集]

大金平方面の出口は6階建ての大金平県営住宅に接続していた。解体後は現駅舎に階段が直接接続される構造になった。

横須賀方面(南西側)[編集]

バス路線[編集]

松戸新京成バス幸田線(こうでせん、北小金駅 – 幸田方面)のバス停留所「小金城趾駅入口」が北東約400m(徒歩約5分)の場所に位置する。ただし、駅から離れていることや流山線と同じくJR常磐線のフィーダー路線であり、乗り換えで得られるメリットが小さいため乗り換え利用はほぼ見られない。

当駅 – 幸谷駅の中間辺りに警報機・遮断機の無い踏切があるため、電車が通過する際は必ず警笛を鳴らし、その音がホームから聞こえることもある[5]

流鉄
流山線

幸谷駅 (RN2) – 小金城趾駅 (RN3) – 鰭ヶ崎駅 (RN4)

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]