加賀健一 – Wikipedia

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加賀 健一 Football pictogram.svg
名前
カタカナ カガ ケンイチ
ラテン文字 KAGA Kenichi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1983-09-30) 1983年9月30日(38歳)
出身地 秋田県潟上市
身長 181cm
体重 75kg
選手情報
在籍チーム 日本 ブラウブリッツ秋田
ポジション DF / MF
背番号 50
利き足 右足[1][2]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2002-2011 ジュビロ磐田 111 (2)
2005-2006 →コンサドーレ札幌 (loan) 75 (4)
2012-2014 FC東京 42 (0)
2015-2016 浦和レッズ 5 (0)
2017-2019 モンテディオ山形 48 (1)
2020- ブラウブリッツ秋田 28 (1)
代表歴
2001  日本U-18
1. 国内リーグ戦に限る。2021年12月7日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

加賀 健一(かが けんいち、1983年9月30日 – )は、秋田県潟上市[3](旧南秋田郡天王町)出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダー及びミッドフィールダー(本職はセンターバック(CB)[4])。

10歳の時にサッカーを始める[2]。1999年、秋田商業高校に進学。高校2年生の時にFWからDFにコンバートされた。当時はもっぱら3バックの中央を務め、1対1の強さと攻撃参加を売りにしていた。

2002年にジュビロ磐田に入団。サテライトではスピードを活かし右のストッパーとして活躍していたが、トップチームで同ポジションを務めていた鈴木秀人からポジションを奪うことができなかった[5]

出場機会を求めて、2005年よりコンサドーレ札幌へと期限付き移籍[6][7]。札幌では、後に磐田でも指揮を執る柳下正明監督の下でレギュラーとして活躍し[5]、2シーズンの間、CBの主軸としてプレー。右サイドのウイングバック(WB)でも起用された。

札幌での活躍と成長が磐田側に評価され、2007年から3シーズンぶりに磐田に復帰[8][9]。CBの他、4バック時には右サイドバック(SB)として起用され[5][4]、後方からの攻撃参加に抜群のスピードを発揮した[1]。同年9月30日、自身の誕生日に入籍。2010年はセンターバックのレギュラーとして活躍していたが、同年7月に富山との練習試合中に相手選手のキックを顔面に受けて頸椎骨折の大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされた[10]。約半年間のリハビリを経て、2011年の開幕戦より戦線復帰[10]。同年のナビスコカップ福岡戦ではハーフライン付近からのロングボールがそのままゴールとなり[11] 4年ぶりの得点を挙げた。同年末、FC東京や川崎などから獲得のオファーを受ける[12]

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2012年よりFC東京へ完全移籍[13][14]。退団した今野泰幸の穴を埋めるべく[15]、主に右CBでプレー。韓国代表DFチャン・ヒョンスらとポジションを争った[16][17]。SBもこなすスタイルから、ランコ・ポポヴィッチ監督からはイタリアのDFクリスティアン・パヌッチに例えられていた[18][19]。2014年は開幕から好調を維持するも[20]、J1第4節川崎戦で安柄俊からの肘打ちを頸部に受け[21] 離脱。復帰後も同箇所[22] やハムストリング近位挫傷[23] と負傷が続いた[20][24]。同年限りでFC東京との契約を満了し[25] 退団[24]。年長選手も遠慮なしにいじるムードメーカーとしても[18][26] 親しまれていた[27]

2015年に浦和レッズへ完全移籍[28]。左右のストッパーとして構想されていたが[25]左足負傷で出遅れてしまい、闘志剥き出しのプレーで復調を見せるも[29] 在籍2年間でリーグ戦5試合出場にとどまった。

2017年にモンテディオ山形へ完全移籍[30][31]。同年7月、J2第24節湘南戦では相手GKの手元で鋭く落ちるミドルシュートを決め[32]、公式戦6年ぶりの得点を記録した。

2020年1月13日、ブラウブリッツ秋田に完全移籍により加入すると発表された[33]。2021年、左膝前十字靭帯断裂で戦線離脱[34]

所属クラブ[編集]

  • 天王サッカースポーツ少年団[6] (天王町立天王小学校[3])
  • 1996年 – 1998年 天王町立天王中学校[6]
  • 1999年 – 2001年 秋田市立秋田商業高等学校
  • 2002年 – 2011年 日本の旗 ジュビロ磐田
    • 2005年 – 2006年 日本の旗 コンサドーレ札幌 (期限付き移籍)
  • 2012年 – 2014年 日本の旗 FC東京
  • 2015年 – 2016年 日本の旗 浦和レッズ
  • 2017年 – 2019年 日本の旗 モンテディオ山形
  • 2020年 – 日本の旗 ブラウブリッツ秋田

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2002 磐田 30 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2003 25 0 0 0 0 0 0 0 0
2004 0 0 0 0 0 0 0 0
2005 札幌 15 J2 31 0 1 0 32 0
2006 44 4 5 1 49 5
2007 磐田 J1 30 2 4 0 2 0 36 2
2008 30 0 4 0 1 0 35 0
2009 9 0 4 0 0 0 13 0
2010 2 12 0 5 0 0 0 17 0
2011 30 0 3 1 1 0 34 1
2012 FC東京 5 17 0 2 0 1 0 20 0
2013 18 0 6 0 3 0 27 0
2014 7 0 2 0 0 0 9 0
2015 浦和 2 4 0 0 0 1 0 5 0
2016 1 0 2 0 0 0 3 0
2017 山形 15 J2 20 1 0 0 20 1
2018 15 0 0 0 15 0
2019 5 13 0 0 0 13 0
2020 秋田 50 J3 11 0 0 0 11 0
2021 J2 17 1 0 0 17 1
2022
通算 日本 J1 158 2 32 1 9 0 199 3
日本 J2 140 6 6 1 146 7
日本 J3 11 0 0 0 11 0
総通算 309 8 32 1 15 1 356 10
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2004 磐田 25 1 0
2012 FC東京 5 3 0
2015 浦和 2 3 0
2016 0 0
通算 AFC 7 0

その他の国際公式戦

  • 2011年
    • スルガ銀行チャンピオンシップ 1試合0得点
  • 2005年3月05日:J2初出場 – J2第01節 vsヴァンフォーレ甲府 (小瀬)
  • 2006年4月15日:J2初得点 – J2第09節 vs湘南ベルマーレ (札幌ド)
  • 2007年3月04日:J1初出場 – J1第01節 vs柏レイソル (柏)
  • 2007年5月27日:J1初得点 – J1第13節 vsアルビレックス新潟 (ヤマハ)
  • 2011年8月07日:J1・100試合出場 – J1第20節 vs名古屋グランパス (瑞穂陸)
  • U-18日本代表
    • 2001年 – 国際ユースサッカーin新潟[35]

タイトル[編集]

  • J1リーグ (2002年)
  • J1リーグ 1stステージ (2015年)
  • J1リーグ 2ndステージ (2016年)
  • ゼロックススーパーカップ (2003年、2004年)
  • 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 (2003年)
  • Jリーグカップ (2010年、2016年)
  • スルガ銀行チャンピオンシップ (2011年)

ブラウブリッツ秋田

  • J3リーグ:1回(2020年)
  1. ^ a b 選手データベース”. 2010年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月9日閲覧。 WEBサッカーマガジン (2008年2月21日)
  2. ^ a b 『Jリーグ選手名鑑 2014J1・J2・J3エルゴラッソ特別編集』三栄書房、2014年、64頁。
  3. ^ a b 「いつか秋田でプレーを」FC東京・加賀選手 朝日新聞デジタル (2013年6月1日)
  4. ^ a b 加賀“準本職”で浦和封じだ 東京中日スポーツ (2012年8月3日)
  5. ^ a b c インタビュー「FIELD」加賀健一「まだ勝っていると思わない」”. 2008年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月9日閲覧。 WEBサッカーマガジン (2007年11月16日)
  6. ^ a b c 髙原寿康選手、加賀健一選手 コンサドーレ札幌へ期限付き移籍”. 2006年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月9日閲覧。 ジュビロ磐田 (2004年12月24日)
  7. ^ ジュビロ磐田 高原寿康 選手・加賀健一 選手 2005年 新加入決定のお知らせ”. 2005年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月9日閲覧。 コンサドーレ札幌 (2004年12月24日)
  8. ^ 加賀 健一選手 ジュビロ磐田に復帰のお知らせ”. 2007年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月9日閲覧。 コンサドーレ札幌 (2007年1月10日)
  9. ^ 加賀健一選手 ジュビロ磐田へ復帰のお知らせ ジュビロ磐田 (2007年1月10日)
  10. ^ a b 磐田加賀開幕スタメンへ頸椎骨折から復活 日刊スポーツ (2011年1月28日)
  11. ^ 磐田3発 連覇へ2回戦進出/ナビスコ杯 日刊スポーツ (2011年7月28日)
  12. ^ FC東京 磐田DF加賀の獲得が決定的に! スポーツニッポン (2011年12月14日)
  13. ^ 加賀健一選手 FC東京へ完全移籍 ジュビロ磐田 (2012年1月6日)
  14. ^ 加賀健一選手 完全移籍加入決定のお知らせ FC東京 (2012年1月6日)
  15. ^ 今野の穴埋め期待される加賀、「今野さんとはプレースタイルも違う」 ゲキサカ (2012年1月29日)
  16. ^ 全体練習に合流のF東京・DF加賀「レギュラーを取り戻す」 ゲキサカ (2012年5月10日)
  17. ^ 加賀 レギュラー奪還だ 東京中日スポーツ (2012年6月7日)
  18. ^ a b 『Jリーグサッカーキング 2013年6月号』朝日新聞出版、2013年、32頁。
  19. ^ 加賀 右SBで起用へ 東京中日スポーツ (2013年4月9日)
  20. ^ a b FC東京 加賀 左脚痛める スポーツニッポン (2014年8月18日)
  21. ^ 【J1:第4節 F東京 vs 川崎F】マッシモフィッカデンティ監督(F東京)記者会見コメント J’s GOAL (2014年3月23日)
  22. ^ 【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 清水】マッシモフィッカデンティ監督(F東京)記者会見コメント J’s GOAL (2014年5月21日)
  23. ^ 加賀健一選手の怪我の状態について (2014年8月18日)
  24. ^ a b 加賀健一選手 浦和レッズへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2014年12月23日)
  25. ^ a b 【F東京】スピード武器DF加賀、浦和に移籍へ”. 2014年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月23日閲覧。 スポーツ報知 (2014年12月20日)
  26. ^ 2年ぶり復帰の羽生「このままでは終われない」/ FC東京週間練習リポート (1/18-24) SOCCER KING (2014年1月27日)
  27. ^ 加賀健一 選手紹介一覧 (2013年) 365日FC東京 東京中日スポーツ]”. 2021年9月23日閲覧。
  28. ^ 加賀健一選手 完全移籍加入のお知らせ 浦和レッズ (2014年12月23日)
  29. ^ 『サッカーダイジェスト 2015Jリーグ総集編 (No.1347)』日本スポーツ企画出版社、2015年、18頁。
  30. ^ 加賀健一 モンテディオ山形へ完全移籍のお知らせ 浦和レッズ (2016年12月21日)
  31. ^ 加賀健一選手 完全移籍加入のお知らせ モンテディオ山形 (2016年12月21日)
  32. ^ 加賀の“お化けフォーク”炸裂!!4連敗中の山形、3発完勝で首位湘南にシーズンダブル達成 ゲキサカ (2017年7月22日)
  33. ^ “加賀健一選手 モンテディオ山形より完全移籍のお知らせ” (プレスリリース), ブラウブリッツ秋田, (2020年1月13日), https://blaublitz.jp/whatsnew/57866.html 2020年1月13日閲覧。 
  34. ^ DF50 加賀健一選手 負傷のお知らせ – ブラウブリッツ秋田”. ブラウブリッツ秋田 公式ホームページ. 2021年9月16日閲覧。
  35. ^ U−18日本代表メンバー (第5回国際ユースサッカーIN新潟)”. 2005年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月9日閲覧。 日本サッカー協会 (2001年7月2日)

関連項目[編集]

  • ジュビロ磐田の選手一覧
  • 北海道コンサドーレ札幌の選手一覧
  • FC東京の選手一覧
  • 浦和レッドダイヤモンズの選手一覧
  • モンテディオ山形の選手一覧
  • ブラウブリッツ秋田の選手一覧
  • 秋田県出身の人物一覧

外部リンク[編集]

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