櫻井勝之進 – Wikipedia

桜井勝之進(さくらい かつのしん、1909年 – 2005年)は、日本の神職。

1909年、島根県那賀郡今福村(現浜田市)に社家の長男として生れる。1931年(昭和6年)に神宮皇學館(皇學館大学の前身)を卒業し、熊本県菊池市の菊池神社の宮司など官国幣社4社の神職を経て、1955年に神宮教化局教導司、1957年より神宮禰宜として奉職。祭祀のかたわらで皇學館大学で祭祀概説の非常勤講師を兼務。1975年に芦屋大学で日本文化研究の教授に就任(1995年まで)。多賀大社宮司、神社本庁総長を務めたのちに皇學館大学理事長に就任。1990年に神社本庁から「長老」の称号をうける。1995年に勲三等瑞宝章を授与。1990年に「伊勢神宮の祖型と展開」によって芦屋大学から学術博士の学位を取得。三重県伊勢市で晩年をおくり、2005年に死去。享年96。

皇學館大学特別教授櫻井治男の義父。

単著[編集]

  • 『伊勢神宮』(1969年、学生社、新版1998年、再訂版2019年。ISBN 4311801076)
  • 『伊勢の大神の宮』(1974年、堀書店。

    NCID BA38371734OCLC 8367145

  • 『カミ・くに・人』(1983年、多賀大社。OCLC 858576580
  • 『伊勢神宮の祖型と展開』(1991年、国書刊行会、ISBN 978-4-336-03296-6)
  • 『続 カミ・くに・人』(1995年、多賀大社。全国書誌番号:96023834OCLC 674383556
  • 『聖恩は雨の如くに』(1996年、神社新報ブックス・神社新報社、ISBN 4915265943)小冊子
  • 『神道研究ノート』(1998年、国書刊行会、ISBN 4336040656)
  • 『次代に伝える神道』(1998年、神道ブックレット・弘文堂、ISBN 4335100728)小冊子
  • 『伊勢の式年遷宮 その由来と理由』(2003年、皇學館大學出版部、ISBN 487644109X)
  • 『神道を学びなおす』(2005年、神社新報ブックス・神社新報社、ISBN 4-915265-06-4)小冊子
  • 『新編 カミ・くに・人』(2015年、神社新報社。ISBN 978-4908128059)

編著・共著[編集]

外部リンク[編集]