向日町駅 – Wikipedia

向日町駅(むこうまちえき)は、京都府向日市寺戸町久々相(くぐそう)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。駅番号はJR-A34。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。

構内に京都市南区との境界がある。向日市の中心部、阪急電鉄京都線東向日駅とは約500mほどの距離がある。なお、同じく向日市所在の阪急京都線の東向日駅(旧 東向日町駅)・西向日駅(旧 西向日町駅)は1972年10月の市制施行とともに現在の駅名に改称されたが、当駅は市制を施行しても改称されなかった。

すでに橋上駅舎への改築・東口および駅ビルの建設が決定している。新設される東口に新設道路を建設し向日町上鳥羽線と繋ぎ利便性を図る工事も決定している。さらに東側の農業地域を工業用地にし日本電産を始めとした企業の誘致も検討されている。それによる当駅の乗降客も増加すると見られている。

向日町駅は京都府内で最も歴史の古い鉄道駅である。

島式ホーム2面4線を有する地上駅(12両編成対応)であるが、外側線に列車が停車しないため外側の1・4番のりばには柵があり、内側の2・3番のりばのみ乗降の取り扱いを行う。駅舎は線路西側にあり、ホームへは連絡地下道で結ばれている。2014年5月25日にエレベーターが設置されバリアフリー化され、トイレもリニューアルされた。京都貨物駅からの貨物専用線が当駅構内で旅客線と合流するほか、京都総合運転所への入出庫駅でもあるため、場内・出発信号機を有する。

直営駅かつICOCA利用可能駅で、提携ICカードも利用可能。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 線路 行先
1 A JR京都線 上り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
2 A JR京都線 上り 内側線 京都・草津方面
3 下り 新大阪・大阪・三ノ宮方面
4 A JR京都線 下り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

日中時間帯は普通列車(大阪方面行きは高槻駅から快速)が1時間に4本(土曜・休日の11・12時台は各駅停車の普通電車も4本)停車する。朝夕は本数が多くなる。なお、朝ラッシュ時(平日は8時以前、土休日は7時以前)は7両の普通電車のみが停車する。

利用状況[編集]

「京都府統計書[2]」と「向日市統計書[3]によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。2009年に大幅に利用者数が減少しているのは桂川駅開業に伴い、洛西ニュータウン方面からのバスの一部路線が桂川駅発着になった影響である。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 9,462
1998年 9,703
1999年 9,489
2000年 9,837
2001年 9,770
2002年 9,907
2003年 10,560
2004年 10,967
2005年 11,337
2006年 11,575
2007年 11,529
2008年 10,344
2009年 7,952
2010年 7,741
2011年 7,763
2012年 7,797
2013年 7,971
2014年 7,864
2015年 7,693
2016年 7,648
2017年 7,764
2018年 7,921
2019年 7,994

同駅の大阪駅寄りにはJR西日本の吹田総合車両所京都支所(旧・向日町運転所)がある。

府道207号が駅前から伸びており、市の中心である東向日駅周辺と結んでいる。

駅改札は西側にしか無い為、駅東側へは200m北にある地下道か250m南にある地下道・踏切を経由する。

バス路線[編集]

JR向日町停留所

  • ヤサカバス
  • 阪急バス(向日出張所担当)
    • 63系統:(大原野線 東山・右京の里・灰方経由)南春日町・洛西バスターミナル行
    • 64系統:(大原野線 阪急東向日経由)右京の里行循環 ※午前・東山先回り、午後・勝山町先回り
    • 66系統:(大原野線 勝山町・右京の里・灰方経由)小塩(十輪寺前)・善峯寺(しあわせ地蔵)行(1月6日 – 2月末日は、小塩止め)
  • 向日市コミュニティバス「ぐるっとむこうバス」
    • 北ルート(都タクシー運行):洛西口駅・物集女方面
    • 南ルート(阪急バス運行):向日市役所・植野・鶏冠井方面
西日本旅客鉄道
A JR京都線(東海道本線)
新快速・快速(京都駅 – 西明石駅間で快速。朝のみ運転)
通過
普通(高槻駅 – 西明石駅間は快速となる列車を含む)
桂川駅 (JR-A33) – 向日町駅 (JR-A34) – 長岡京駅 (JR-A35)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]