がしんたれ – Wikipedia

がしんたれ』は、菊田一夫による小説、及びそれを原作とした舞台化・ドラマ化作品である。

幼少時に養子にされて台湾で育ち、大阪・神戸で丁稚奉公をした菊田一夫の自伝的小説で、1958年から週刊朝日に連載され、1959年に光文社から単行本が刊行。「がしんたれ」とは大阪弁で意気地なしの意味。

1960年に芸術座で舞台化された他多数公演。芸術座では、菊田の少年時代を中山千夏が演じた[1]

1963年にフジテレビでドラマ化され、1979年にも東海テレビでドラマ化された。

出版書誌[編集]

初出は、週刊朝日に1958年5月から1959年3月に連載。単行本は、光文社から1959年4月に発刊された。文庫本化は、角川文庫から1961年に発刊されたが、1990年代には絶版になっている。このため、古書市場では比較的高価に取引されている。

また、舞台化脚本「がしんたれ 青春篇」が『菊田一夫戯曲選集』全3巻(演劇出版社、1965.5~1967.5発刊)の第2巻に収録されている。

TVドラマ[編集]

1963年版[編集]

1963年7月3日 – 12月25日にフジテレビにて放送された[2]。放送時間は水曜22:15 – 22:45。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

1979年版[編集]

1979年10月1日 – 12月28日に東海テレビの昼ドラマ枠(13:30 – 14:00)にて放送された[3]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

舞台化作品[編集]

1960年に芸術座で舞台化された。大阪の梅田コマ劇場で1961年8月に公演されている。1994年にも芸術座で舞台化されている。

作者の菊田は「がめつい奴」「がしんたれ」で、1961年の第11回芸術選奨文部科学大臣賞(演劇部門)を受賞した。

舞台劇「がしんたれ 青春篇」1960年[編集]

舞台劇「がしんたれ」1994年[編集]

外部リンク[編集]