函館空港 – Wikipedia

上空からの函館空港

函館空港(はこだてくうこう、英: Hakodate Airport)は、北海道函館市にある空港。空港法に基づく国管理空港で、国土交通大臣が設置・管理する。

道南の政治・経済・文化の中心地であり観光資源にも恵まれた函館市の中心部から約9km(バスで約20分)東方の海岸沿いの丘陵に位置している。函館の奥座敷である湯の川温泉からはわずかに4.5kmの利便性の高い空港である。また函館空港は北海道最南端の空港でもある。海上保安庁函館航空基地を併設する。

滑走路は12/30方向に3000mであり、冬季の大型ジェット機の着陸にも十分な滑走路長を持っている。滑走路全体に渡り、平行誘導路を有する。計器着陸装置(ILS)は滑走路12にカテゴリIが設置されている。

利用者数[編集]

元のウィキデータクエリを参照してください.

空港施設や乗降客数・貨物取扱量とも新千歳空港に次いで北海道第2の規模を持つ。年間利用客数は、国内1,524,764人、国際161,983人(2014年度)[3]

空港ターミナルビルは、滑走路北側に国内線ターミナルビルと国際線ターミナルビルが隣接して配置されている。現在の国内線ターミナルビルは2005年6月に竣工、全館の供用開始[9]。函館空港ビルデング株式会社により運営されている。地上3階建て。ボーディングブリッジは国内線用に3基、国際線用に1基の計4基を備える。

  • 国内線ターミナル
    • 1階 – 航空会社カウンター、到着ロビー
    • 2階 – 出発ロビー、搭乗待合室、国内線ビジネスラウンジ(カードラウンジ)
    • 3階 – 送迎デッキ、展望レストラン、国内線レセプションルーム
  • 国際線ターミナル
    • 1階 – 航空会社カウンター、出発ロビー、到着ロビー
    • 2階 – 搭乗待合室、国際線レセプションルーム
  • 有料駐車場[11] – 約600台
    • 送迎等を行う場合の短時間駐車となる場合、入場から出場まで30分以内であれば無料で利用出来る。
    • 空港内施設のレストラン等飲食店・売店・コンビニエンスストア等の空港施設(各航空会社は対象外)を利用する場合、1店舗につき2,000円(税込)以上の利用で駐車券を提示し、駐車券1枚につき1枚の割引券を取得すると最大150円割引となる。
    • 各障がい者が平日9:00 – 17:00の間に出場時の有人料金所で身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳を提示した場合は駐車料金が半額となる。なお、職員が不在となる時間帯に無人料金所から出場して通常料金を支払った場合でも、後日に自動精算機で発行の領収証と共に前述の各種手帳を管理事務所へ持参・提示する事で半額分の返金を受ける事が出来る。
    • 14日以上の長期間駐車となる場合、あらかじめ管理事務所に届け出る必要がある。
  • 管制塔
  • 空港監視レーダー

2020年より民営化運営を担う北海道エアポートは道南・東北方面への広域送客を目的とした「広域ゲートウェイ」型空港として、国際線旅客施設の5倍拡張・「レトロモダン」をコンセプトとした改装・回遊型商業施設の配置・保安検査場の拡張や性能向上等を計画している[12]

就航路線[編集]

函館空港を離陸する、全日本空輸の函館発東京行きNH556便。機材はボーイング787-8(JA821A)。

国内線[編集]

航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)

(函館空港発)就航路線別旅客数/順位[15]
行き先 旅客数 国内線順位
東京国際空港 約101万人 上位29位

国際線[編集]

航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)

就航都市[編集]

同一都市圏に二つ以上の空港がある場合は「都市名/空港名」で記述する。

国内線
東京/羽田、名古屋/中部、大阪/伊丹、札幌/新千歳、札幌/丘珠、奥尻

国際線
台北/桃園

廃止された路線[編集]

アクセス[編集]

函館市中心部(函館駅)まで約9 km、五稜郭まで約8 km。

路面電車の延伸要望[編集]

函館市企業局交通部が運営する路面電車(函館市電)の延伸乗り入れ要望が函館市民からあるが、実現には至ってない[37]。函館市企業局交通部#路線見直しを参照。

事件事故[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]