ゾディアック (映画) – Wikipedia
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『ゾディアック』(Zodiac)は、2007年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はデヴィッド・フィンチャー、主演はジェイク・ジレンホール。パラマウント映画およびワーナー・ブラザース共同製作。日本ではPG12指定。アメリカ合衆国で実際に起きた連続殺人事件(ゾディアック事件)を追う男たちを描いている。実際の事件に基づいていることもあって、サスペンスよりも人間ドラマに重点が置かれている。原作はロバート・グレイスミスによるノンフィクション小説『ゾディアック』(Zodiac、1986年)および『Zodiac Unmasked』である。
第60回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
ストーリー[編集]
カリフォルニア州バレーホで若いアベックが拳銃で殺害される事件が発生。一ヶ月後、報道機関に「ゾディアック」と名乗る犯人から暗号付きの手紙が送りつけられた。警察は必死に犯人を追うが、“ゾディアック”はその後も殺人を重ねる。
キャスト[編集]
※日本語吹替版は劇場公開版DVDのみの収録
- ロバート・グレイスミス
- 演 – ジェイク・ジレンホール、日本語吹替 – 川島得愛
- サンフランシスコ・クロニクル紙の風刺漫画家。
- デイブ・トースキーSFPD捜査官
- 演 – マーク・ラファロ、日本語吹替 – 志村知幸
- サンフランシスコ市警殺人課の刑事。ゾディアック事件を担当する。
- ポール・エイヴリー
- 演 – ロバート・ダウニー・Jr、日本語吹替 – 郷田ほづみ
- サンフランシスコ・クロニクル紙の敏腕記者。
- ウィリアム・アームストロングSFPD捜査官
- 演 – アンソニー・エドワーズ、日本語吹替 – 加藤亮夫
- デイブの相棒刑事。
- メルヴィン・ベリー
- 演 – ブライアン・コックス、日本語吹替 – たてかべ和也
- 有名弁護士。
- アーサー・リー・アレン
- 演 – ジョン・キャロル・リンチ、日本語吹替 – 林一夫
- 容疑者。
- メラニー
- 演 – クロエ・セヴィニー、日本語吹替 – 松谷彼哉
- ロバートの2番目の妻となった女性。
- ジャック・マラナックス巡査部長
- 演 – イライアス・コティーズ、日本語吹替 – 諸角憲一
- カリフォルニア州バレーホ警察の警官。
- ケン・ナーロウ警部
- 演 – ドナル・ローグ
- カリフォルニア州ナパ警察の刑事。
- マーティ・リー警部
- 演 – ダーモット・マローニー
- デイヴィッドらの上司。
- シャーウッド
- 演 – フィリップ・ベイカー・ホール、日本語吹替 – 稲垣隆史
- ベテラン筆跡鑑定士。
- リンダ
- 演 – クレア・デュヴァル
- 最初の被害女性ダーリーンの姉。
- マイク・マジョー
- 演 – リー・ノリス
- ダーリーンと共に襲われた最初の被害男性。重傷を負ったものの生還する。
- マイク・マジョー(老年期)
- 演 – ジミ・シンプソン
- アレンを犯人と証言する。
- ボブ・ヴォーン
- 演 – チャールズ・フライシャー
- 映写技師。地下室のある家に暮らしている。
作品解説[編集]
カリフォルニア州サンフランシスコで、1960年代後半に実際に起きた連続殺人事件を題材にしている。
この映画のタイトルは、本件殺人犯が地元新聞社「サンフランシスコ・クロニクル」や警察に送りつけた犯行声明文に書いた「Zodiac(ゾディアック)」という名前(偽名)に由来する。なお本事件は2021年現在に至っても解決していない。
作品の評価[編集]
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「はらわたがちぎれるような不安なシーンを次々と見せてくる、静かな、会話主導のスリラー。 デヴィッド・フィンチャーはまた殺人の残酷さを詳細に描写するよりも登場人物のニュアンスを描くとともに70年代のムードを再現することに多くの時間を費やしている。」であり、253件の評論のうち高評価は89%にあたる225件で、平均点は10点満点中7.63点となっている[2]。Metacriticによれば、40件の評論のうち、高評価は35件、賛否混在は5件、低評価はなく、平均点は100点満点中78点となっている[3]。
ソフト化[編集]
日本ではワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。
- ゾディアック 特別版(DVD1枚組、2007年11月2日発売)
- 本編:劇場公開版本編を収録
- 映像特典
- ゾディアックの舞台裏
- HD DVD/Blu-ray Disc紹介
- ゾディアック ディレクターズカット(ブルーレイ1枚組、2008年7月9日発売)
- 本編:劇場公開版に未公開シーンを追加したディレクターズカット版本編を収録
- 映像特典
- ゾディアックに迫る
- 映画製作に至るまで
- ブルーロック・スプリングス
- サンフランシスコ・クロニクル紙
- デイブ・トースキー
- プレシディオ・ハイツ
- ベリエッサ湖
- ロバート・グレイスミス
- 視覚効果
- プレビジュアライゼーション
- ブルーロック・スプリングス
- ベリエッサ湖
- サンフランシスコ
- こちらゾディアック
- ハーマン湖
- ブルーロック・スプリングス
- ベリエッサ湖
- サンフランシスコ
- 第一容疑者:アーサー・リー・アレン
- オリジナル劇場予告編
- ゾディアックに迫る
- 音声特典
- オーディオコメンタリー1(監督:デヴィッド・フィンチャー)
- オーディオコメンタリー2(ジェイク・ギレンホール×ロバート・ダウニー・Jr×製作:ブラッドレイ・ジェイ・フィッシャー×脚本・製作:ジェームズ・ヴァンダービルト×小説家:ジェイムズ・エルロイ)
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