東京ディズニーシー・シーズン・オブ・ハート – Wikipedia

東京ディズニーシー・シーズン・オブ・ハート』(とうきょう- , Tokyo DisneySea Season of the Heart)は2007年1月11日から2007年3月14日と2008年1月17日から2008年3月14日に東京ディズニーシーで毎年開催されたスペシャルイベントである。

このイベントは、カップルや夫婦を対象としたイベントであり、期間中に開催されたエンターテイメントも”愛”をテーマにしたものが公演されている。

エンターテイメント[編集]

スウィートハート・ロマンス[編集]

スウィートハート・ロマンス』(Sweetheart Romance)はイベントの前期(2007年1月11日~2月13日)にかけて開催されたショー。メディテレーニアンハーバーのリドアイルで実施された。

『東京ディズニーシー5thアニバーサリー』のバージ船にミッキーマウスやミニーマウスらが乗り、ハーバーを一周したあとリドアイルに停泊し、ショーを行う。ショーの途中では鑑賞しているゲストの中から3組のカップルが選ばれ、リドアイルに設置された”愛の鐘”を鳴らすといったゲストが参加するシーンもあった。基本は博士と助手のアドリブによるMC。

登場キャラクター

ブラヴィッシーモ! 〜スペチアーレ〜[編集]

ブラヴィッシーモ! 〜スペチアーレ〜』(BraviSEAmo! – Speciale)はイベントの後期(2007年2月14日~3月14日)にかけて開催されたショー。東京ディズニーシーで行われている夜の水上ショー『ブラヴィッシーモ!』をイベント向けにアレンジしたスペシャルバージョンである。

火の精「プロメテオ」と水の精「ベリッシー」が恋をして一緒になるという一連の展開は変わらず、ショーも終盤までは通常バージョンと同じだが、通常バージョンで『ブラヴィッシーモ!』のテーマソングである「Swept Away」が流れるところから変更されており、5周年のバージ船とそのほかの船にミッキーマウスとミニーマウスをはじめ、ディズニーのカップルたちが乗船しており、ハーバーを一周する。その間は通常の『Swept Away』に替わり、『Swept Away 日本語版』とシーズン・オブ・ハートのテーマ曲のインストゥルメンタルバージョンが流れる。

『Swept Away 日本語版』は、このイベントのために作られたものでイベント終了とともに『ブラヴィッシーモ!』でも使用されなくなった。

登場キャラクター
  • ミッキーマウス、ミニーマウス
  • アラジン、ジャスミン
  • アリエル、エリック

ケープコッド・ステップアウト[編集]

イベントのテーマ曲『シーズン・オブ・ザ・ハート』を歌うシーンが追加された。

プレシャストレジャー・オブ・アグラバー[編集]

途中から「アグラバー・ベリーダンスコンテストで優勝した」ジーニーが参加。

ゲストを交えたダンスシーンが追加された。

デコレーション[編集]

このイベントの期間中はメディテレーニアンハーバーに様々なデコレーションやフォトロケーションが設置された。

キューピットの門[編集]

東京ディズニーシー・メインエントランス(ディズニーシー・プラザ)からメディテレーニアンハーバーへ向かう通路に設置された。3人のキューピットはドナルドの甥っ子であるヒューイ、デューイ、ルーイが扮している。その両端にある柱の部分にはディズニーのカップルが描かれたモニュメントが設置された。

描かれたカップル
  • メガラ、ヘラクレス(ディズニー映画『ヘラクレス』)
  • ミニーマウス、ミッキーマウス
  • ジャスミン、アラジン(ディズニー映画『アラジン』)
  • アリエル、エリック(ディズニー映画『リトル・マーメイド』)
  • デイジーダック、ドナルドダック
  • エスメラルダ、フィーバス(ディズニー映画『ノートルダムの鐘』)

スウィートハート・ファウンテン[編集]

メディテレーニアンハーバーにあるレストラン「カフェ・ポルトフィーノ」前にある噴水に『シーズン・オブ・ハート』のデコレーションを施したもの。こちらもディズニーのカップルが描かれていた。

描かれたカップル

ゼウスの口[編集]

ディズニー映画『ヘラクレス』に出てきたゼウスがモチーフになっているモニュメント。イタリアのローマにある真実の口がモデル。手を入れると何らかの反応が返ってくる。

告白の橋[編集]

パラッツォ・カナルに架かっている橋「ポンテ・デッラルスチタ」上に設置されたモニュメント。筒のようなものがあり、中心部は透明な板でできている。カップルが筒の中で手をつなげるようになっている。

求愛のバルコニー[編集]

ドナルドダックとデイジーダックが「ロミオとジュリエット」の有名なバルコニーのシーンを演じている。ドナルドダックがロミオでデイジーダックがジュリエットになっている。

このモニュメントと同様のバルコニーのシーンをモチーフと絵画が、ヴァレンティーナズ・スウィート店外に飾られているが、意味合いは大きく異なっている。

ロマンスの泉[編集]

ルーベンスの代表作「ルーベンスとその妻」をモチーフにしたフォトロケーションで、ミッキーマウスとミニーマウスのモニュメントが飾られていた。

このモニュメントと同様の絵画が、ヴァレンティーナズ・スウィート店内に飾られている。

ハートのテラス[編集]

メディテレーニアンハーバーにあるレストラン「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」のテラス席に設置されたモニュメント。カップルがキャストからメッセージカードを貰い、2人の想いを書いてハートのテラスに飾る。また、「エンポーリオ」で販売していた「ハートのカード」でも同様に想いを書いて飾ることが可能だった。

その他[編集]

  • このイベント期間中にはイベントの詳細が載った「東京ディズニーシー・シーズン・オブ・ハート・ガイド」を配布していた。配布場所は以下の通り。
    • メインエントランス チケットブース
    • メインエントランス ゲストリレーション
    • 「エンポーリオ」
    • 「ガッレリーア・ディズニー」
    • 「リストランテ・ディ・カナレット」
    • 「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」
    • 「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」
    • 「マクダックス・デパートメントストア」
    • 「レストラン櫻」
  • 当初はこのイベントの楽曲を収録したCDも発売する予定であったが、結局発売中止になってしまった。だが、『ブラヴィッシーモ! 〜スペチアーレ〜』で使用された「Swept Away 日本語版」は2007年2月21日(一般発売は2月28日)に発売された「東京ディズニーシー ブラヴィッシーモ!コンプリート」に収録されている。

チップとデールをモチーフとした「友愛」、ピノキオとゼペットをモチーフとした「親子愛」がテーマに加えられた。