Month: April 2022

井上信行 – Wikipedia

この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。信頼できる情報源の提供に協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料、特に潜在的に中傷・誹謗・名誉毀損あるいは有害となるものはすぐに除去する必要があります。出典検索?: “井上信行” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2018年10月) 井上 信行(いのうえ のぶゆき、1965年11月16日[1] – )はゲームクリエイター、シナリオライター。福岡県久留米市出身。九州デザイナー学院出身卒[2]。さよならおやすみ株式会社代表取締役。 目次 1 略歴 2 作品 3

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執政官 – Wikipedia

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。出典検索?: “執政官” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2016年3月) 執政官(しっせいかん、ラテン語: consul、コンスル)は、古代ローマでの政務官のひとつ。都市ローマの長であり、共和政ローマの形式上の元首に当たる。訳語として執政官のほかに統領を用いることもある。古代ローマでは、以下に例示するように、正規執政官の名を書くことで、その年を表した。 執政官は共和政ローマにおける最高職である。定員は2名。モムゼンは、コンスルという名はこの同僚制から来ているとしている[注釈 1]。平時は内政の最高責任者として政務を執り、戦時は軍団を組織するとともに軍団の最高指揮官として軍務を掌握し、また戦場においては直接指揮を執った(つまり、軍政と軍令の責任者と同時に現場指揮官でもある)。これらの権限をインペリウム (指揮権)と言った。 他に、民会や元老院の召集権や法案提出権も保持し、加えてもう一人の執政官や下位政務官の決定に対し拒否権を行使する権限が与えられていた。また、非常時と認めた場合は、最長六ヶ月任期の最高官職である独裁官(ディクタトル)を指名する権限もあったが、実際には元老院の協賛を得て指名されたとされている。 2人の執政官はその権限を例えば一人は行政を、一人は軍務を、という風に分担するわけではなく(もちろんそうしたこともあったが)、基本的には2人が全く同じ権限を有していた。軍務に関してはその担当をくじ引き等で決めることはあったが、拘束力があるわけではなかった。 執政官は就任すると、その補佐役としてクァエストルを指名することが出来、裁判と財務の補佐を担当させた。 執政官は、元老院が候補者を選び(候補者資格を決定し)、ケントゥリア民会での選挙により選任される。定員が2名とされたのは独裁を防ぐためであり、それ以前の王政が復活するのを防ぐ意味もあった。任期は1年で、原則として再選は許されなかったが[注釈 2]、再選されることもあった。 新任の執政官は3月1日に就任していたが、紀元前153年(ノビリオルとルスクスの年)から毎年1月1日に就任する(共和政前期には定まっていなかった)。任期は就任したその日から一年間であり、正規執政官(consul

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漁網 – Wikipedia

漁網(ぎょもう)は、魚介類を捕獲するために用いる網である[1]。漁業で用いられる漁具の一種。また、漁網を用いて行う漁撈活動を網漁と総称する。なお、広く漁業用の網と定義される場合には、養殖用の網も漁網に含める場合がある[1]。 様々な漁具のなかでも漁網は「一網打尽」の語のごとく、大量の水生生物を採捕できることから、高い漁獲収益を期待できる。漁網を用いる漁法は、捕獲対象となる水生生物の種類、操業環境、操業規模などによって多くの種類がみられ、また、漁獲量を高めるための技術的努力、研究も盛んである。 その一方で漁業資源の維持という点では、漁網の使用は乱獲・混獲といった問題を招きやすく、ほとんどの網漁は各種の法的規制の対象となっている。 漁網、特に合成樹脂製のものは腐敗しないため、適切な管理・処分を行わない場合に海洋ゴミとなり、海洋を漂流して環境破壊の要因となる。特に太平洋ゴミベルトの46%は漁網であるという[2]。このようなゴミとなって漂流する漁網は「ゴースト・ギア(Ghost Gear)」と呼ばれている[3]。海岸に漂着した漁網が野生生物(エゾシカなど)を絡めて衰弱死させる例も報告されている[4]。 使用されなくなった漁網の資源としての再利用も試みられている[5]。 漁網の構成[編集] 漁網は、網地、綱、浮子・沈子(網などを海中に保持するために用いられる。)、錨、浮き樽(目印となる。)などで構成されている。 網地の種類[編集] 漁網は、糸の結び目(結節)の有無により、大きく2つに分けられる[6][注釈 1]。 糸(索)を結んで(結節して)編み目を作る。 手作業による網つくりの図解 漁網の修理風景(大正初期) 糸を結ばず、よりあわせることによって網の形にする。 網の材料繊維には、天然繊維(植物繊維、動物繊維)と合成繊維があるが、今日ではほとんどの網糸に合成繊維が用いられている。 合成繊維網が登場する以前は、麻糸、木綿(綿糸)、絹糸、苧糸(おいと)、藁、葛糸、蚕糸などの天然繊維が伝統的に用いられてきた。しかし、天然繊維網の場合、網に付着する有機物や温湿度の変化、夏季には付着する腐蝕虫(プランクトンなど)によって、繊維が腐敗する速度が速い。そのため、これらの天然繊維網の場合、その使用や保存にあたっては細心の注意を払う必要があった。 合成繊維網の最大の利点は、水中で腐敗しないことである。その他にも利点として、過酷な操業環境に耐えうる網の強度や、人為的な操作を潤滑にするための様々な網の表面加工などが挙げられる。 この合成繊維網にもいろいろな種類があり、様々な網漁法の要請に従って、それに最適な繊維素材を選択する必要がある。たとえば、底曳き網などにはハイゼックスなどのポリエチレン系、刺網や定置網にはナイロンなどのポリアミド系、巾着網などにはテトロンなどのポリエステル系が使用される[7]。 1950年、日本漁業に、アミラン(ナイロン)漁網の使用普及が始まった[8]。

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人造人間ハカイダー – Wikipedia

この項目では、映画『人造人間ハカイダー』について説明しています。『人造人間キカイダー』シリーズに登場するハカイダーについては「ハカイダー」をご覧ください。 この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。出典検索?: “人造人間ハカイダー” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2014年3月) 『人造人間ハカイダー』(じんぞうにんげんハカイダー)は、東映スーパーヒーローフェアの一環として1995年4月15日に公開された特撮映画。英題はROBOMAN HAKAIDER。 キャッチコピーは「正義も悪もいらないぜ! オレの名はハカイダー!!」。東映特撮ヒーローの生みの親、原作者である石ノ森章太郎の生前最後となった東映特撮ヒーロー作品であり遺作である。[要出典] 1995年4月15日に公開された東映スーパーヒーローフェアの作品の一つ。タイトルにあるとおり、原典の『人造人間キカイダー』に登場する敵役のロボット、ハカイダーを主人公とした作品である。しかし原典とは設定が大きく異なり、名前とイメージだけを使用したスピンオフ作品である[1]。 プロデューサーは『キカイダー』でもプロデューサーだった吉川進、脚本はキカイダーで前期メインライターであった伊上勝の実子である井上敏樹がそれぞれ起用されている。 公開翌年の1996年に劇場未公開シーンと新規追加撮影シーンを加えた、ディレクターズカット版が公開された。 ストーリー[編集] 争いのない奇跡の街ジーザスタウンに、黒い破壊者ハカイダーが現れた。ゲートを破壊して侵入したハカイダーは、迎撃に現れた重武装兵を次々と倒していく。その姿を見た反政府ゲリラのカオルは、ハカイダーを救世主と考える。 重武装兵との戦いで傷ついたハカイダーはカオルに助けられ、ジーザスタウンが元老院の総督グルジェフに支配されていることを知る。しかし、カオル以外のゲリラはハカイダーに興味を示さず、自分たちの欲望のために戦っていた。そのような彼らに対しハカイダーは「お前たちも醜い」と言葉を投げかける。そこへ重武装兵を連れたミカエルが現れ、ハカイダーとゲリラたちを一掃する。

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YTN – Wikipedia

YTNは大韓民国のニュース専門テレビ局であり、ケーブルテレビ・衛星向けにニュースチャンネルを終日配信している。1995年3月1日設立。ソウル特別市中区に本社を置く。 当初、YTNの出発は「聯合通信(現:聯合ニュース)」所属のテレビ局だったので、その名を「Yonhap Television News」から取ったものだったのでは間違いないのであるが、1998年の分社により聯合通信と縁を切ってからは、「Your True Network」、「Yesterday Tomorrow Now」、現在は「Yes! Top News」の略のように、ニュース番組以外の時間、ちょっとした映像でアピールしてある。 1993年9月、聯合通信の子会社として「聯合テレビジョンニュース」が設立され、1995年3月に国内初の24時間ニュース放送を開始した。YTNは当初の英文社名「Yonhap Television News」の略から取られたものである。 開局1年足らずの1995年6月29日17時57分に発生した三豊百貨店崩落事故ではどのテレビ局よりも早く現場に駆け付け、事故発生から僅か10分足らずで現場からの生中継を開始した。この速報力の高さから同局への加入者が倍増したという。 1997年12月、韓電KDN(韓国電力公社の子会社)が、聯合通信保有のYTN株式を取得して筆頭株主になった。韓国タバコ人参公社(現在のKT&G)も出資比率2位になった。 1998年、聯合通信との資本関係を解消して独立、1999年2月には社名も「YTN」に変更し、現在に至る。なお、聯合通信から改称した聯合ニュースは、2011年にニュース専門放送の「ニュースY(現:聯合ニュースTV)」を開局しているが、YTNとの直接の関係はない。 2000年4月からは観光名所として知られるNソウルタワー(ソウル特別市龍山区)も所有。子会社による芸能・娯楽番組チャンネルの運営、自社主導コンソーシアムによる地上波デジタルマルチメディア放送 (DMB) への参入も果たし、総合情報企業への発展を目指している。 2008年4月から、報道専門FMラジオ局であるYTN

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ヒステリシス – Wikipedia

ヒステリシス(Hysteresis)とは、ある系の状態が、現在加えられている力だけでなく、過去に加わった力に依存して変化すること。履歴現象、履歴効果とも呼ぶ。 ヒステリシスとは、「加える力を最初の状態のときと同じに戻しても、状態が完全には戻らないこと」とも言える。例えば、「弾性変形の限界を超えて伸縮したために塑性変形が加わったばね」のような事例である。 ヒステリシスを持つ系では、系の状態を見ることにより過去に加えられた力をある程度推定することができる。このため、ヒステリシスは「記憶」と考えることができる。実際、下記の磁力によるヒステリシスを利用した記憶装置は、テープレコーダーをはじめとして極めて多い。 Hysteresis の語は古典ギリシア語で 「不足・不備」を意味する ὑστέρησις hysterēsis から生まれた。この現象はジェームズ・ユーイングによって、1890年に定義・命名された。本来は Hysteresis の語のみで「ヒステリシスという現象」を意味するが、日本語では「ヒステリシス現象」と表記することも多い。また、「履歴現象」と表記する場合もある。 電磁石に交流電流を流したときの磁気ヒステリシス、誘電体に交流電圧を加えたときの誘導ヒステリシスなどが知られている。ヒステリシスによる損失をヒステリシス損と呼び、電気エネルギーが熱として失われる。その他に弾性ヒステリシスなどもある。 磁力のヒステリシス[編集] ヒステリシス曲線:外部磁場(横)と磁化(縦)のグラフ。(1) 原点(磁場0、磁化0)から、(2) 磁場をかけると磁化が飽和する。(3) 磁場を 0 にしても磁化が残留する。(4) ある程度の逆向き磁場をかけると磁化0になり、(5)

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産業用ロボット – Wikipedia

自動車製造ラインに配備されたKUKA製産業用ロボット。 産業用ロボット(さんぎょうようロボット、Industrial robot)とは、人間の代わりに、工場での組み立てなどの作業を行う機械装置(ロボット)である。産業ロボットとも言う。 厳密にはティーチングプレイバックという方法で動作する産業用の機械を指す。しかし、最近では人間の代わりに作業をする機械としての役割が重視されることから、ある程度自律的に動作する人間の腕に似た部分を有する機械として解釈されるのが一般的である。また、国際標準化機構(ISO)は「3軸以上の自由度を持つ、自動制御、プログラム可能なマニピュレーター」と定義している。 主に自動車や電子部品を生産する工場の現場で使用されている。例えば自動車の生産工場で使われるロボットの場合、スポット溶接を行うロボット、ボディ塗装を行うロボット、部品取り付けを行うロボットが多く見られる。人間が作業を行う場合、決められた動作を繰り返したり、重量物の運搬を必要としたり、霧散している塗料を吸い込んだりする危険性など、肉体的・精神的負担の大きい労働環境である場合が多い。このような環境での作業時、労働者への大きな負荷から作業ミスを誘発する恐れもあり、品質安定の面からもロボットが用いられる。 また、労働者の賃金が高い国で工場を維持するために、工場全体をロボット化して、最低限の要員のみで運営している事例も存在する。このような工場の自動化をファクトリーオートメーション(FA)と呼ぶ。 同じロボットでも、歩行ロボットとは大きく異なるものである。設計思想が異なり、使われているテクノロジーも少々違う。歩行ロボットが産業用に使われた例は今のところ無いが、将来的な可能性はある。また後述のように、ロボットの用途が接客や愛玩、清掃など第三次産業という「産業」であっても、非工業向けは産業用ロボットでなくサービスロボットなどと呼ばれることが多い。 主な用途[編集] 知られている初期の産業用ロボット(ISOの基準を満たす)はオーストラリア/カナダ人の”Bill” Griffith P. Taylorによって作成され、『メカノマガジン』1938年3月号に掲載された。[1][2]クランクのような素子はメカノの部品を使用して作られ、1台の電動機を動力にした。掴みと掴んで回転を含む5軸の動きが可能だった。自動化はパンチテープによって電磁石の作動を制御する事により起重機の制御レバーの動きを制御した。このロボットは積木を予めプログラムされた類型に積み重ねる事が出来た。それぞれの動作のために複数の電動機の革命が必要で、最初はグラフ用紙に記録された。情報は同様にロボットの8台の電動機で駆動された紙テープに移された。Chris Shuteは1997年にロボットの完全な複製を製作した。 ジョージ・デボル,1982年撮影 ジョージ・デボルは1954年にロボットの最初の特許を出願し、1961年に登録された。ロボットを最初に生産した最初の会社は1956年にデボルの基本特許を基にデボルとジョセフ・F・エンゲルバーガーによって設立されたユニメーション社だった。 ユニメーション社のロボットは同様にプログラム可能なトランスファーマシーンと呼ばれ、移動せず、ベルトコンベアーの横に設置される形態が定まった。それらは油圧式アクチュエータを使用し、プログラムされた関節座標を備える事で多様な関節は入力工程で保存された動作を運転中に再現する。それらは正確に繰り返される。ユニメーション社は後に川崎重工とイギリスのGKN社に日本とイギリスのユニメートの製造権を与えた。ユニメーション社の競争相手は一時期、オハイオ州のCincinnati Milacronのみだった。1970年代末に複数の日本の大企業が類似の産業用ロボットの生産を開始した事により状況は一変した。 1969年に米国スタンフォード大学のVictor Scheinmanはアーム・ソリューションに基づく全電動式6軸関節式ロボット「スタンフォード アーム」を開発した。これは空間内を正確に移動する事を企図しており、組み立てや溶接など、より高度な用途にロボットを使用できる可能性を秘めていた。Scheinmanは米国マサチューセッツ工科大学の人工知能研究所で”MIT

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シャーロック・ホームズの思い出 – Wikipedia

『シャーロック・ホームズの思い出』(シャーロック・ホームズのおもいで、The Memoirs of Sherlock Holmes)は、イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルによる短編集。シャーロック・ホームズシリーズの一つで、五つの短編集のうち2番目に発行された作品である。1893年の発行で、イギリスの『ストランド・マガジン』1892年12月号から1893年12月号にかけて発表された11あるいは12の短編を収録している[1]。 『ストランド・マガジン』連載時にはシドニー・パジェットが挿絵を担当した。 イギリスでの初版はジョージ・ニューンズ社から1893年12月13日に、アメリカでの初版はハーパー・アンド・ブラザーズ社から1894年2月2日に出版された。アメリカでの初版本には、短編「ボール箱」を含む12編が収録されていた。イギリス版およびアメリカの第二版以降では、ドイルの意向により「ボール箱」は削除され、11編の収録となっている[2]。削除された「ボール箱」は、後に第4短編集『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』に収録された。 日本語版での「ボール箱」は、翻訳の底本に使用した版により、『シャーロック・ホームズの思い出』と『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』のどちらに収録されるかが異なっている。短編集のタイトルは、訳者により『シャーロック・ホームズの回想』『回想のシャーロック・ホームズ』などの訳題も使用される。また、本短編集のタイトル(原語)の、Memoirs(メモワール/複数形)は、文字通り「回想録」という意味であるが、「思い出」・「回想」等の訳に影響されてか、ホームズ・ファンの間でもMemories(メモリー/複数形)と誤解されがちである。 収録作品[編集] タイトルは『ストランド・マガジン』に掲載されたもの。日本語版では訳者により様々な訳題が使用されている。括弧内は掲載号。 ^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、151頁 ^ コナン・ドイル著、クリストファー・ローデン注・解説『シャーロック・ホームズ全集 第4巻 シャーロック・ホームズの思い出』小林司・東山あかね、高田寛訳、河出書房新社、1999年、437頁

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ミクロの決死圏 – Wikipedia

『ミクロの決死圏』(ミクロのけっしけん、原題: Fantastic Voyage)は、1966年のアメリカ合衆国のSF映画。 冒険映画的な邦題に対し、原題の「幻想的航海」に則って人体の内部表現は写実的というよりは、ファンタジータッチである。斬新な発想とSFプロット、スパイアクション仕立ての導入部、潜航艇内で何者かによる妨害工作が続きチーム内に敵のスパイがいるのではないかと互いに疑心暗鬼になる密室劇的要素、次々と起こる不測の事態の克服といったサスペンス要素から、肉体派女優として一世を風靡したラクエル・ウェルチの体にぴったりと貼り付くウェットスーツを着せるといった演出まで、幅広い要素を散りばめた作品である。 一方で、映画の最後に字幕で記されているとおり、将来の医療・科学の進歩を予想して当時研究されていた技術やアイデアを作品内に取り入れており、例えばレーザーによる縫合など、映画に登場したものとは方向性が大きく違うにせよ、後年に実現、発展した例も見受けられる。また、言うまでも無い事だが、「軍事作戦」としての「Operation(作戦)」と、「外科手術」としての「Operation(手術)」を掛けてあり、階段教室ならぬ、オペレーション・ルームから、軍医たちによるモニターのもと、この「作戦(手術)」は進行される。この技術が確立されると、「数個師団をポケットに入れて持ち運べる」とか、「微細手術」を行なうプローブとなる潜航艇の、「縮小手続き」の丁寧な描写に、西洋近代科学技術のもつ「スケール感(観)」が、象徴的に言及されており、この映画の「科学教育効果」にも大変高いものがある。 本作は人体内部の造形や、その中を潜航艇で航行する特撮で、アカデミー美術賞および視覚効果賞を受賞した。その他、撮影賞・音響賞・編集賞にもノミネートされている。特殊潜航艇プロテウス号のデザインは、ハーパー・ゴフが担当している。 あらすじ[編集] 物質をミクロ化する技術が研究されていたが、ミクロ化は1時間が限界でそれを越えると元に戻ってしまう。アメリカは、この限界を克服する技術を開発した東側の科学者ベネシュを亡命させる。情報員グラントの手引きにより、ベネシュを乗せた飛行機は無事にアメリカに到着したが、飛行場からの移送途中に敵側の襲撃を受け、自動車事故に巻き込まれたベネシュは脳内出血を起こし意識不明となる。このままではベネシュは死亡し、ミクロ化の時間延長の技術は失われてしまう。ベネシュの命を救うには、医療チームを乗せた潜航艇をミクロ化して体内に送り込み、脳の内部から治療するしかない。 潜航艇「プロテウス号」は原子炉を動力源にしている。これに医療チームを乗せてミクロサイズに縮小し、血管を通って脳に達する方法がとられることになった。一行は、手術を担当するデュヴァル博士、その助手のコーラ、指揮をとるマイケルズ博士、通信担当のグラント、潜航艇の設計者で操縦士のオーウェンス大佐の5人である。ベネシュの脳にある血腫は、レーザーで焼き切る。プロテウス号は第一段階で1インチ程度まで縮小された。第二段階では巨大な注射器に入れられ、注射器ごと縮小された。標準サイズになった注射器が手術室に横たわるベネシュの頸動脈に刺され、プロテウス号は血管に注入された。プロテウス号の位置は、原子炉から出る放射線を検知して追跡される。1時間のカウントダウンも開始された。一行は、血管内を流れる血球の神秘さに目を見張った。脳までは楽な航行と思えたが、その途中には検査で発見できなかった動脈と静脈の癒着部分が待っていた。交通事故のときにできたようだ。プロテウス号は静脈側に押し流され心臓に向かった。心臓に入れば、その拍動でプロテウス号は破壊されてしまう。 心臓を一時的に止め、そのあいだに通過する計画が立てられた。プロテウス号の乗員には大砲を撃つような音が近づいてくるなか、電気ショックで拍動が止められた。全速力で通過するプロテウス号。そして拍動が再び聞こえだした。プロテウス号は無事に肺動脈に入り、肺に向かった。途中でタンクが破損し酸素が漏れたので、補給しなければならない。オーウェンス大佐以外の4名がプロテウス号の外に出ることになったが、船外活動用の機材を取り出していたグラントが、コーラがベルトで固定していたはずのレーザー銃がなぜか外れていることに気づく。グラントはレーザー銃がしっかりと固定していたのかコーラに詰問するが、喫緊の問題である空気不足を解消すべく、艇外で作業を開始する。ゆっくりとしたベネシュの呼吸も、ミクロサイズの人間には大暴風に思えるなか、肺胞の外にホースを出して空気を補充することができた。船内に戻った一行がレーザー銃をチェックすると、内部の針金が切れていてトランジスターも壊れていたことが判る。部品があれば修理できるというデュヴァル博士に、グラントは無線機から取り外した部品を手渡した。これでプロテウス号は、外部と通信できなくなった。 プロテウス号が内耳に入ったとき、原子炉の冷却水取り入れ口や排水口に何かが詰まり、それを取り除かねばならなかった。乗員たちが艇外に出て作業を始める。手術室内では決して音をたてないように指示が出された。しかし看護師が誤ってメスを落としてしまい、内耳には金属の轟音が響きわたり、プロテウス号はリンパ液の流れに翻弄された。艇外で作業していたコーラは、これに流されて内耳組織にぶつかり傷つけてしまう。傷を修復するため集まってきた血小板に攻撃されて、身体を締め付けられ窒息寸前だ。艇内に運び込まれたコーラに付いている血小板を、みんなで剥がして彼女は助かった。 脳の患部に到着した一行は、デュヴァル博士と助手コーラ、手伝いのグラントが艇外に出て手術を行った。レーザーが当たった血腫は次々に溶けてゆき、神経細胞の活動レベルが上がっていく。手術は成功だ。その頃、プロテウス号の内部ではマイケルズ博士が、ハッチに水漏れがあると言ってオーウェンス大佐を操縦席からおびき寄せ、降りてきたオーウェンス大佐の頭を殴り気絶させた。 無事作業を終えたデュヴァル博士たち。そこにマイケルズ博士に乗っ取られたプロテウス号が、全速でデュヴァル博士たちの方へ向かってきた。それに気づいたグラントは、レーザー銃をデュヴァル博士からもぎ取り、プロテウス号めがけて発射した。プロテウス号は方向を変えて、体内組織にぶつかった。すぐに白血球が集まり、プロテウス号に取り付いていく。グラントたちはオーウェンス大佐は救出できたが、マイケルズ博士は操縦席に挟まれていて動かすことができない。すでに白血球たちはプロテウス号の半分を溶かしていた。残り時間もあと少しだ。白血球に捕まってしまったマイケルズ博士を除いた一行は、最短の脱出口である眼球を目指して泳いだ。艇の動きをモニターしていたチームも、脳内から動かないプロテウス号を不思議がっていた。そしてその像は、放射性物質の残りカスで、人間たちは別の場所にいるのではとカーター将軍は考えた。リード大佐が拡大鏡を持ってベネシュに近づき、瞼をめくってのぞいた。そこには涙の海に翻弄される人間たちの姿があった。スライドガラスに涙が載せられ、実験設備の中央に置かれた。少しずつ大きくなる4人の姿。時間切れ8秒前でミッションは完了した。 登場人物[編集] グラント Charles Grant 演 – スティーヴン・ボイド

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