大山ダム – Wikipedia

{{ダム
| 画像=
| 所在地=左岸:大分県日田市大山町西大山地先
| 座標=北緯33度14分36秒 東経130度57分24秒 / 北緯33.24333度 東経130.95667度 / 33.24333; 130.95667
| 河川=筑後川水系赤石川
| ダム湖=烏宿湖
| ダム形式=重力式コンクリートダム
| 堤高=99.0
| 堤頂長=370.0
| 堤体積=800,000
| 総貯水容量=19,600,000
| 有効貯水容量=18,000,000
| 流域面積=33.6
| 湛水面積=60.0
| 利用目的=洪水調節・不特定利水・
上水道
| 事業主体=独立行政法人水資源機構
| 電気事業者=
| 発電所名(認可出力)=
| 施工業者=熊谷組
| 本体着工年=2007年
| 完成年年=2013年
| 管理者水資源機構

大山ダム(おおやまダム)は、大分県日田市の筑後川水系赤石川に建設されたダムである。

赤石川が大山川(筑後川の上流部分の別名)に合流する合流点の上流約2kmに位置する。

当初、ダムが建設される赤石川に因んで赤石川ダムと名付けられていたが、赤石は本ダムの建設地よりも上流にある前津江村[注 1]の地区名であり、本ダム建設による水没地とは無関係であったため、大山町[注 1]の要望により大山ダムに改められた[1]

2010年(平成22年)12月20日に本体のコンクリート打設が完了。2011年(平成23年)5月10日に試験湛水が開始され、同6月17日に平常時最高貯水位、2012年(平成24年)3月24日に最高水位(洪水時最高水位)、同11月20日に最低水位にそれぞれ到達。2013年(平成25年)4月に管理開始が予定されている。

2013年(平成25年)1月には、公募により、ダム湖の名称が烏宿湖(うしゅくこ)に決定した。この名称は、大山ダムが烏宿山(うしゅくやま、からとまりやま)の山麓にあることに因んでいる[1]

なお、筑後川の松原ダム下流に設けられている大山川堰(別名:大山川ダム)は、このダムとは別のものである。

本ダムは、筑後大堰において福岡導水を介した福岡地方の9市9町村[注 2]への各種用水供給、筑後導水を介した筑後地方の6市8町村[注 3]への上水道・工業用水・農業用水の供給のための水源の一つとしての役割を果たしている。福岡導水・筑後導水の供給割当量(次表)上、重要なダムである[2]

外部認証[編集]

大山ダムの一角に設置された「ホタルビオトープ」は、第三者認証としてJHEP認証を受けている[3]

ダムの所在地である大分県日田市では、漫画「進撃の巨人」の作者の諫山創の出身地であることから、この作品に因んだまちおこしを進めている。2020年11月には、同作の主要登場人物であるエレン、ミカサ、アルミンの少年期の等身大の銅像が、大山ダムの下流広場に設置された。この像は、作中に登場する巨大な壁に見立てた大山ダムを3人が見上げるもので、ARアプリをかざすとダム上に巨人が現れる。11月8日には諫山も出席して除幕式が行われた[4][5]

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

  • 日田駅 – 『進撃の巨人』に関連する別の銅像がおかれている。

外部リンク[編集]