放課後の世界征服 – Wikipedia
『放課後の世界征服』(ほうかごのせかいせいふく)は、わかつきひかるによる日本のライトノベル。イラストは歩鳥が担当。ホビージャパン・HJ文庫刊。 著者の一般向けライトノベル作品デビュー作『AKUMAで少女』(HJ文庫刊・全4巻)と同じ桜井坂高校を舞台とするシリーズ第2作。前作はTSF(入れ替わり)を主題とする内容であったのに対し、本作でも部分的に女体化や入れ替わりが演出として用いられているものの「お約束」的な演出になっている。 第1巻各章の章題はいずれも、他社より刊行されているライトノベル作品のパロディとなっている。 ストーリー[編集] 桜井坂高校2年生の能見伸也がある日の朝、寝癖を直すために机の引き出しを空けるとそこからカメのぬいぐるみが出現する。そのぬいぐるみは「カメエモン」と名乗り、伸也に100円玉を2枚に割ると分裂増殖する能力を授ける。 数日後、伸也は秋葉原で生徒会役員の佐々木梨梨子が不良に絡まれている所に遭遇し、リュックサックに隠れたカメエモンの助言に従って100円玉を不良の目の前で割って威嚇し、追い払う。この一件に端を発し、成り行きで双子の妹・有希と共に生徒会の一員となった伸也は会計帳簿を作成していた際に不自然な点を発見する。 登場人物[編集] 能見 伸也(のうみ しんや) 主人公・桜井坂高校2年生。机の引き出しから現れたカメエモンに100円玉を2枚に割ると分裂増殖する能力を授けられて以降、カメエモンの助言に従って行動することにより生徒会の一員となる。 能力には「100円玉を割るのは1日3回まで」「種銭(元の1枚)は割らない」と言う制約があり、これを守らなかった場合はとんでもないことが起きる、とされている。なお、日本で発行された硬貨を破損する行為は貨幣損傷等取締法により禁じられているが、作中では特にこの法律について言及されていない。 カメエモン 伸也の部屋にある机の引き出しから、まるでどこかのネコ型ロボットのように飛び出したカメのぬいぐるみ。初対面の伸也に「君は世界の王になる器だ」と言い、世界征服をそそのかして100円割りの能力を授ける。融通が利かない性格で、伸也に対して学校以外の場所では必ず自分を連れて行けと言ってリュックサックに隠れている。 その正体は悪魔であり、本作以前に『AKUMAで少女』4巻「悪魔の国のお姫様」にも登場している。 佐々木 梨梨子(ささき りりこ) 桜井坂高校生徒会役員の女子生徒。眼鏡に三つ編みで清楚なイメージのため、伸也はかねてから淡い憧れを抱いていたが実は重度の腐女子で、特にコスプレを愛好している。趣味の話を始めると周囲が見えなくなる性格を直したい一心で生徒会に入ったものの、会計帳簿の改竄疑惑を巡って生徒会内部で対立が起きていることに心を痛めている。 能美
Continue reading
Recent Comments