ビジランテ – Wikipedia
『ビジランテ』(VIGILANTE)は、1988年にアイレムから稼働されたアーケード用横スクロールアクションゲーム。北米ではデータイーストから稼働された。
タイトルの意味は英語で『自警団』を表しており、同社の『スパルタンX』(1984年)のゲーム性を継いだ格闘アクションゲームとなっている。
1989年にPCエンジンやセガ・マスターシステムに移植された他、韓国ではMSXに、欧州ではAmiga、Amstrad CPC、Atari ST、コモドール64、ZX Spectrumに移植された。
PCエンジン版は2007年にWii用ソフト、2015年にWii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。アーケード版は北米にてWindows用ソフト『IREM Arcade Hits』(2011年)に収録された。
PCエンジン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂入りを獲得している。
ゲーム内容[編集]
全5面からなり、各面ボスを倒して面クリアとなる。ボス敵は一定時間毎に体力が回復していくので、これがゲームの難易度を押し上げる要因になっている。
8方向レバーと2ボタン(パンチ、キック)を使用して、プレイヤーを操作する。ジャンプはレバーを上、もしくは斜め上に入れて行う。パンチとキックはレバーを入れた方向で違う技を出せる。
ストック制+体力制となっているが、面ごとに制限時間があり、時間内にクリアしないとその時点で1ミスとなる。
地面に落ちているヌンチャクを拾うことにより、スキが無くリーチの長いヌンチャク攻撃ができる。また敵の銃弾を弾き落とすことも可能。次の面への持ち越しもできるが、ダメージを受けると無くなってしまう。
また、しゃがんでいる間は制限時間が無くなってもミスとはならず、そのまま攻撃し続けることにより永久パターンとなる。
- PCエンジン版
- アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1987年)で、読者投票により年間ヒットゲーム50位を獲得している[9]。
- PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは7・8・8・7の合計30点でシルバー殿堂入りを獲得[7]、『マル勝PCエンジン』では5・5・7・4の合計21点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.32(満30点)点となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で374位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.64 | 3.43 | 3.23 | 3.45 | 2.71 | 2.86 | 19.32 |
関連項目[編集]
- スパルタンX(1984年)
- 本作の原点となる横スクロールアクションゲーム。ストーリー的に直接のつながりは無いが、主人公「トーマス」の攻撃動作とキャラクターデザイン性は本作の主人公と共通している。
外部リンク[編集]
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