カルロス・リベロ – Wikipedia

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はリベロ、第二姓(母方の姓)はミランです。(Template:スペイン語圏の姓名)
カルロス・リベロ
Carlos Rivero
ラグナ・ユニオン・コットンファーマーズ #24
東京ヤクルトスワローズでのリベロ
(2017年、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて)
基本情報
国籍 ベネズエラ
出身地 ララ州バルキシメト
生年月日 (1988-05-20) 1988年5月20日(33歳)
身長
体重
6′ 3″ =約190.5 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手、三塁手
プロ入り 2005年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2014年8月29日
NPB / 2017年7月22日
最終出場 NPB / 2017年10月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
  • ボストン・レッドソックス (2014)
  • 東京ヤクルトスワローズ (2017)
  • ティファナ・ブルズ (2018)
  • レオン・ブラボーズ (2019)
  • ラグナ・ユニオン・コットンファーマーズ (2020 – )
国際大会
代表チーム ベネズエラ
プレミア12 2019年

カルロス・ルイス・リベロ・ミランCarlos Luis Rivero Milan、1988年5月20日 – )は、ベネズエラ・ララ州出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。メキシカンリーグのラグナ・ユニオン・コットンファーマーズに所属。

2005年、クリーブランド・インディアンスと初めて契約を結ぶ。2010年まで傘下のマイナーリーグでプレーをする。

2011年はフィラデルフィア・フィリーズ傘下で、2012年及び2013年はワシントン・ナショナルズ傘下でプレーをする。三塁手となる前は強肩の遊撃手であり、左翼を守ることもあった。2013年の12月にボストン・レッドソックスと契約を結ぶ。

ボストン・レッドソックス時代
(2014年9月10日)

2014年はレッドソックス傘下のAA級ポートランド・シードッグスでシーズン開幕を迎え、その後AAA級ポータケット・レッドソックスに昇格する。5月は打率.179と不振であったが、6月は打率.319、出塁率.375を記録し、7月には打率が.429を記録し、ここまで74試合に出場した。

2014年8月25日に7日間故障者リスト入りしたザンダー・ボガーツに代わり、メジャー昇格を果たした。8月29日ウィル・ミドルブルックスの代打で初出場し、四球だった。

2014年11月3日、シアトル・マリナーズへ移籍するが、12月にFAとなる。

2015年11月18日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約し、AAA級リノ・エーシズでプレーする。2017年6月に解雇されたが、59試合に出場し、打率.296であった[1]

2017年7月6日、東京ヤクルトスワローズへの入団が決定した。7月25日の中日ドラゴンズ戦でNPB初本塁打を記録[2]。8月22日の阪神タイガース戦ではサヨナラ適時打を放つ活躍を見せた[3]が、シーズン全体を通しての成績は打率.215、6本塁打、21打点にとどまり、同シーズン限りで退団した[4]

2018年3月20日、メキシカンリーグのティファナ・ブルズに入団。その後のウィンター・リーグでリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルのカルデナレス・デ・ララに所属した。
12月6日、遠征先から帰宅途中自身が運転していた自動車が強盗により意図的に設置された路上の岩に衝突。同乗していたホセ・カスティーヨ内野手とルイス・バルブエナ内野手が死亡し、自身は重傷を負った[5][6]。怪我に併せて精神的ショックを負い入院したが[7]、同月15日のティブロネス・デ・ラ・グアイラ戦で試合復帰。18日のカリベス・デ・アンソアテギ戦では復帰後初安打を放った[8]

2019年4月3日にレオン・ブラボーズと契約を結んだ。

2020年2月17日にラグナ・ユニオン・コットンファーマーズへトレードで移籍した。しかし、COVID-19の影響でシーズン中止となったため、公式戦での出場は無かった。

選手としての特徴[編集]

長打力が武器の強打者[9][10]。強肩を生かした高い守備力も魅力であり、2016年には3Aで三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞している[10]。また、一塁手もこなせる[9]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]















O
P
S
2014 BOS 4 8 7 1 4 2 0 1 9 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 .571 .625 1.286 1.911
2017 ヤクルト 54 208 200 12 43 10 0 6 71 21 0 0 0 1 7 0 0 52 5 .215 .240 .355 .595
MLB:1年 4 8 7 1 4 2 0 1 9 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 .571 .625 1.286 1.911
NPB:1年 54 208 200 12 43 10 0 6 71 21 0 0 0 1 7 0 0 52 5 .215 .240 .355 .595
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



一塁 三塁(3B)





2014 BOS 3 1 4 1 0 .833
2017 ヤクルト 40 277 23 4 26 .987 25 10 22 2 1 .941
MLB 3 1 4 1 0 .833
NPB 40 277 23 4 26 .987 25 10 22 2 1 .941
  • 2019年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB初記録
  • 初出場・初先発出場:2017年7月22日、対阪神タイガース14回戦(明治神宮野球場)5番・三塁手で先発出場
  • 初打席:同上、1回裏に能見篤史から空振り三振
  • 初安打:2017年7月23日、対阪神タイガース15回戦(明治神宮野球場)9回裏にラファエル・ドリスから右二塁打
  • 初打点・初本塁打:2017年7月25日、対中日ドラゴンズ14回戦(明治神宮野球場)3回裏に吉見一起から左越ソロ

背番号[編集]

  • 39 (2017年)
  • 24 (2019年)
  • 13 (2020年 – )
  1. ^ ヤクルトの新外国人カルロス・リベロは長打力に期待 2017年7月9日 日刊スポーツ(2017年9月30日閲覧)
  2. ^ ヤクルトの新外国人リベロ 来日1号本塁打「少し自信がつきました」”. デイリースポーツ (2017年7月25日). 2018年10月11日閲覧。
  3. ^ ヤクルト・リベロ「真中監督には本当に良くしてもらいました」”. サンケイスポーツ (2017年8月22日). 2018年10月11日閲覧。
  4. ^ 【ヤクルト】ルーキ、リベロら外国人4選手の退団が決定”. 報知新聞社 (2017年12月4日). 2018年10月11日閲覧。
  5. ^ Former Astros players Luis Valbuena, Jose Castillo die in car accident” (英語). Houston Chronicle. Hearst (2018年12月7日). 2018年12月7日閲覧。
  6. ^ “大谷元同僚のバルブエナ内野手 交通事故で死去か?元横浜のカスティーヨ元内野手も死亡と報道”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2018年12月7日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/12/07/kiji/20181207s00001007246000c.html 2018年12月7日閲覧。 
  7. ^ “バルブエナ死亡事故に同乗の元燕リベロ容態安定 医師「精神的ダメージはある」”. フルカウント. (2018年12月8日). https://full-count.jp/2018/12/08/post262767/ 2019年10月2日閲覧。 
  8. ^ 悲劇の事故から生還した元燕のリベロ 大谷元同僚らへ誓う「彼らの分も」”. フルカウント (2018年12月19日). 2019年10月2日閲覧。
  9. ^ a b ヤクルトの新外国人カルロス・リベロは長打力に期待 – 野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2022年3月23日閲覧。
  10. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2017年6月24日). “ヤクルト、105発大砲獲り!カルロス・リベロ内野手獲得へ” (日本語). サンスポ. 2022年3月23日閲覧。

関連項目[編集]

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 R
  • ベネズエラ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧

外部リンク[編集]