2018年平昌オリンピックのアイスホッケー競技 – Wikipedia

2018年平昌オリンピックのアイスホッケー競技(2018ねんピョンチャンオリンピックのアイスホッケーきょうぎ)は、2018年2月9日から25日まで男女2種目が実施された。

2017年4月3日にNHLが平昌オリンピックに選手を派遣しない意思を表明した[1]

競技は男子12か国、女子8か国が参加して行う。

男子[編集]

2015年のIIHFランキングに基づく上位8カ国、および開催国の韓国は予選を免除される。
出場国とIIHFランキングは以下の通り。

女子[編集]

2016年のIIHFランキングに基づく上位5カ国、および開催国の韓国は予選を免除される。アイスホッケー女子韓国代表が開催国枠で出場する予定で準備していたが、開催直前の2018年1月に政治主導で北朝鮮との合同チーム結成が決定した。

前回大会と同じく、グループBの上位2カ国とグループAの4カ国で決勝トーナメントを行う。
このためグループAにIIHFランキング上位4カ国、グループBにランキング下位4カ国のグループ分けとなっている。

競技結果[編集]

男子[編集]

予選リーグの各組1位と、2位のチームのうち最も良い成績のチーム(勝点→得失点差→総得点→2017年世界ランキングの順で判断)が準々決勝へ進出、その他のチームはプレーオフ戦へ進出。

予選リーグA組[編集]

2月15日 (21:10 – ) チェコ チェコ 2-1(2-1), (0-0), (0-0) 韓国 韓国
2月15日 (21:10 – ) カナダ カナダ 5-1(2-0), (2-0), (1-1) スイス スイス
2月17日 (12:10 – ) チェコ チェコ 3-2(1-2), (1-0), (0-0)
延長 (0-0), GWS (1-0)
カナダ カナダ
2月17日 (16:40 – ) スイス スイス 8-0(1-0), (2-0), (5-0) 韓国 韓国
2月18日 (16:40 – ) チェコ チェコ 4-1(1-1), (0-0), (3-0) スイス スイス
2月18日 (21:10 – ) カナダ カナダ 4-0(1-0), (1-0), (2-0) 韓国 韓国
順位 国・地域 試合 延長勝 延長負 得点 失点 勝点
1 チェコ チェコ 3 2 1 0 0 9 4 +5 8
2 カナダ カナダ 3 2 0 1 0 11 4 +7 7
3 スイス スイス 3 1 0 0 2 10 9 +1 3
4 韓国 韓国 3 0 0 0 3 1 14 −13 0

予選リーグB組[編集]

2月14日 (21:10 – ) スロバキア スロバキア 3-2(2-2), (0-0), (1-0) ロシアからのオリンピック選手 ロシアからのオリンピック選手
2月14日 (21:10 – ) スロベニア スロベニア 3-2(0-1), (0-1), (2-0)
延長 (1-0)
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国
2月16日 (12:10 – ) アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 2-1(1-1), (0-0), (1-0) スロバキア スロバキア
2月16日 (16:40 – ) ロシアからのオリンピック選手 ロシアからのオリンピック選手 8-2(2-0), (4-1), (2-1) スロベニア スロベニア
2月17日 (21:10 – ) ロシアからのオリンピック選手 ロシアからのオリンピック選手 4-0(1-0), (2-0), (1-0) アメリカ合衆国 アメリカ合衆国
2月17日 (21:10 – ) スロベニア スロベニア 3-2(0-0), (2-1), (0-1)
延長 (0-0), GWS (1-0)
スロバキア スロバキア

予選リーグC組[編集]

2月15日 (12:10 – ) フィンランド フィンランド 5-2(2-1), (2-0), (1-1) ドイツ ドイツ
2月15日 (16:40 – ) スウェーデン スウェーデン 4-0(2-0), (0-0), (2-0) ノルウェー ノルウェー
2月16日 (21:10 – ) フィンランド フィンランド 5-1(1-1), (1-0), (3-0) ノルウェー ノルウェー
2月16日 (21:10 – ) スウェーデン スウェーデン 1-0(1-0), (0-0), (0-0) ドイツ ドイツ
2月18日 (12:10 – ) ドイツ ドイツ 2-1(0-0), (1-0), (0-1)
延長 (0-0), GWS (1-0)
ノルウェー ノルウェー
2月18日 (21:10 – ) スウェーデン スウェーデン 3-1(1-0), (0-1), (2-0) フィンランド フィンランド

プレーオフ[編集]

準々決勝[編集]

準決勝[編集]

3位決定戦[編集]

決勝[編集]

詳細
Vasily Koshechkin ゴールテンダー Danny aus den Birken 審判:
アメリカ合衆国の旗 Mark Lemelin
フィンランドの旗 Aleksi Rantala
ボイノフ (グセフ, カプリゾフ) – 19:59 / グセフ (カプリゾフ, Datsyuk) – 53:21 / グセフ (Zub, カプリゾフ) (SH, EA) – 59:04 / カプリゾフ (グセフ, ボイノフ) (PP) – 69:40 1–0 / 1–1 / 2–1 / 2–2 / 2–3 / 3–3 / 4–3 29:32 – Schütz (Macek, Hager) / 53:31 – Kahun (Mauer, Ehliz) / 56:44 – J. Müller (Ehliz, Hördler)
4分 ペナルティ 6分
30 ショット数 25

最終順位[編集]

女子[編集]

予選リーグA組[編集]

2月11日 (16:40 – ) アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 3-1(0-1), (2-0), (1-0) フィンランド フィンランド
2月11日 (21:10 – ) カナダ カナダ 5-0(0-0), (3-0), (2-0) ロシアからのオリンピック選手 ロシアからのオリンピック選手
2月13日 (16:40 – ) カナダ カナダ 4-1(2-0), (2-0), (0-1) フィンランド フィンランド
2月13日 (21:10 – ) アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 5-0(1-0), (3-0), (1-0) ロシアからのオリンピック選手 ロシアからのオリンピック選手
2月15日 (12:10 – ) カナダ カナダ 2-1(0-0), (2-0), (0-1) アメリカ合衆国 アメリカ合衆国
2月15日 (16:40 – ) フィンランド フィンランド 5-1(1-0), (2-0), (2-1) ロシアからのオリンピック選手 ロシアからのオリンピック選手
  • カナダとアメリカ合衆国が準決勝へ進出。ロシアとフィンランドは準々決勝へ。

予選リーグB組[編集]

2月10日 (16:40 – ) スウェーデン スウェーデン 2-1(1-0), (0-1), (1-0) 日本 日本
2月10日 (21:10 – ) スイス スイス 8-0(3-0), (3-0), (2-0) 南北合同チーム 南北合同チーム
2月12日 (16:40 – ) スイス スイス 3-1(0-0), (2-0), (1-1) 日本 日本
2月12日 (21:10 – ) スウェーデン スウェーデン 8-0(4-0), (1-0), (3-0) 南北合同チーム 南北合同チーム
2月14日 (12:10 – ) スイス スイス 2-1(0-0), (1-0), (1-1) スウェーデン スウェーデン
2月14日 (16:40 – ) 日本 日本 4-1(2-0), (0-1), (2-0) 南北合同チーム 南北合同チーム
  • スイスとスウェーデンが準々決勝へ進出。日本と南北合同チームは5-8位決定戦へ。

準々決勝[編集]

  • 勝利チームが準決勝へ、敗戦チームが5-8位決定戦へ。

5-8位決定戦[編集]

  • 勝利チームが5位決定戦へ、敗戦チームが7位決定戦へ。

7位決定戦[編集]

5位決定戦[編集]

準決勝[編集]

3位決定戦[編集]

決勝[編集]

最終順位[編集]

男子[編集]

2015年世界選手権終了時のIIHFランキングに基づき、予選の組み合わせが決定された[2]

予備予選[編集]

ブルガリア(39位)とジョージア(45位)の試合(2015年10月10日にブルガリア・ソフィアで開催)の勝者が1次予選に進出する。

1次予選進出:  ブルガリア
[3]

1次予選[編集]

2015年11月5日-8日に1次予選が行われた。

  • グループK(エストニア・タリン): エストニア(29位)、メキシコ(32位)、イスラエル(33位)、ブルガリア(予備予選通過・39位)
  • グループL(スペイン・バルデモーロ): セルビア(30位)、スペイン(31位)、アイスランド(35位)、中国(38位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、各グループ1位が2次予選に進出する。

2次予選進出:
 エストニア
[4]

 セルビア
[5]

2次予選[編集]

2016年2月11日-14日に2次予選が行われた。

  • グループG(イタリア・コルティーナ): イタリア(18位)、イギリス(24位)、オランダ(25位)、セルビア(1次予選通過・30位)
  • グループH(ハンガリー・ブダペスト): ハンガリー(19位)、ポーランド(22位)、リトアニア(26位)、エストニア(1次予選通過・29位)
  • グループJ(日本・札幌): 日本(20位)、ウクライナ(21位)、クロアチア(27位)、ルーマニア(28位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、各グループ1位が最終予選に進出する。

最終予選進出:  イタリア
[6]

 ポーランド
[7]

 日本
[8]

最終予選[編集]

2016年9月1日-4日に最終予選が行われた。
2次予選通過国は、ランキングが高い順にグループF→E→Dへと割り当てられる。

  • グループD(ベラルーシ・ミンスク): ベラルーシ(9位)、スロベニア(14位)、デンマーク(15位)、ポーランド(2次予選通過・22位)
  • グループE(ラトビア・リガ): ラトビア(10位)、ドイツ(13位)、オーストリア(16位)、日本(2次予選通過・20位)
  • グループF(ノルウェー): ノルウェー(11位)、フランス(12位)、カザフスタン(17位)、イタリア(2次予選通過・18位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、各グループ1位がオリンピックに出場する。

グループD[9]
グループE[10]
グループF[11]

オリンピック出場権獲得:  スロベニア、 ドイツ、 ノルウェー

女子[編集]

2016年女子世界選手権終了時のIIHFランキングに基づき、予選の組み合わせが決定された。

1次予選[編集]

2016年10月7日-9日に1次予選が行われた。

  • グループJ(メキシコ・メキシコシティ): トルコ(31位)、メキシコ(32位)、香港(35位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、各グループ1位が2次予選に進出する。

2次予選進出:
 メキシコ
[12]

2次予選[編集]

2016年11月3日-6日に2次予選が行われた。

  • グループG(カザフスタン・アスタナ): カザフスタン(18位)、イギリス(21位)、ポーランド(22位)、メキシコ(1次予選通過・32位)
  • グループH(スペイン・サン・セバスティアン): オランダ(19位)、イタリア(20位)、スロベニア(24位)、スペイン(27位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、各グループ1位が3次予選に進出する。

3次予選進出:
 カザフスタン
[13]
 イタリア
[14]

3次予選[編集]

2016年12月15日-18日に3次予選が行われた。

  • グループE(フランス・セルジー・ポントワーズ): フランス(12位)、ラトビア(15位)、中国(16位)、イタリア(2次予選通過・20位)
  • グループF(ノルウェー・スタヴァンゲル): ノルウェー(13位)、スロバキア(14位)、ハンガリー(17位)、カザフスタン(2次予選通過・18位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、グループ1位が最終予選に進出する。

最終予選進出:
 フランス
[15]
 ノルウェー
[16]

最終予選[編集]

2017年2月9日-12日に最終予選が行われた。

  • グループC(スイス・アローザ): スイス(6位)、チェコ(9位)、デンマーク(10位)、ノルウェー(3次予選通過・13位)
  • グループD(日本・苫小牧): 日本(7位)、ドイツ(8位)、オーストリア(11位)、フランス(3次予選通過・12位)

のグループ内で総当りリーグ戦を行い、各グループ1位がオリンピックに出場する。

グループC[17]
グループD[18]

オリンピック出場権獲得:  スイス、 日本

外部リンク[編集]