にぃにのことを忘れないで – Wikipedia

にぃにのことを忘れないで -脳腫瘍と闘った8年間- 』(にぃにのことをわすれないで のうしゅようとたたかったはちねんかん)とは川上ますみ著作の、15歳で発病し8年後に没した長男の闘病記をまとめた著作。

2009年の『24時間テレビ 愛は地球を救う32』(日本テレビ)中で、実写ドラマ化された。

あらすじ[編集]

川井家の長男・浩輔は開成高校合格後に、頭痛・手の痺れ・二重視などの自覚症状から脳腫瘍ができていることを知る。病気になったことでやりたくてもできないことに苛立ち、家族にきつく当たってしまうこともあった。のちに病気は治ったと思われたが、大学受験を控えた高校3年の時に病気が再発してしまう。もちろん大学を受けることもできず、途方に暮れる毎日。そんな中、彼は彼なりに自分の生きてきた理由を考えていた。そんな彼を父、次男、母が支えていく家族愛と、23歳で彼が没するまでを描いた物語。

2009年8月29日の21:29 – 23:29(テレビ宮崎は2009年9月13日13:00 – 14:55、沖縄テレビ放送は2009年9月5日12:00 – 14:00)に、日本テレビ系『24時間テレビ32「愛は地球を救う」』のドラマスペシャルとして放送された。視聴率は20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

キャスト[編集]

川井恵介:錦戸亮(NEWS、関ジャニ∞)
15歳で脳腫瘍を発症した主人公。「にぃに」と呼ばれていた。成績優秀で東京大学を目指していた。発症したことで苛立ちを覚え、家庭内暴力を起こすようになる。原作の川上浩輔氏にあたる。
天宮詩織:田中麗奈
がんセンターの看護師。恵介の憧れの存在。病床でも物理の参考書を手放さない恵介を“物理クン”と呼ぶ。
ちなみに浩輔氏は生前、田中の大ファンだったという。
川井優治:山田涼介(Hey! Say! JUMP)
恵介の4歳下の弟。兄のことがとても好きで「にぃに」(幼少の頃、口が回らなかったのをそのまま残す)と呼ぶ。
川井チヨ:白川由美
恵介の祖母。腰が痛くても、毎日神社へお参りに行くなどとても家族想い。
川井陽水:陣内孝則
恵介の父。駄洒落が好きで、常に前向きな姿勢を取る。恵介が一番尊敬している頼れる人物。
川井香澄:黒木瞳
恵介の母。息子の病気に悩みながらもその葛藤を糧に生きる。著者の川上ますみ氏にあたる。
土井浩文:山口馬木也
医師:山下容莉枝
その他
金井勇太、山崎雄介、木咲直人、石川裕司

スタッフ[編集]

外部リンク[編集]