豊崎 (豊見城市) – Wikipedia
豊崎(とよさき)は、沖縄県豊見城市の字。地番は1、3、5の3つで、2番地と4番地はない。郵便番号は901-0225。
那覇市のベッドタウンとして発展している豊見城市の中でも、特に著しく発展している地区である。
豊見城市南西部に位置する埋め立て地である。豊崎干潟を挟んで北側に与根、東側に翁長、南側に糸満市西崎と接し、豊見城市の新しい中心地で、観光拠点でもある。
豊見城市地先に総面積160haの壮大なスケールで誕生した”21世紀型の街”豊崎タウンは、恵まれた自然環境の中に、観光・リゾート施設、観光関連の商業施設など各種事業所が調和した新しい街づくりが進められている。
また、近年、沖縄県の空の玄関口那覇空港及び中北部への交通アクセスが向上し、海岸部には県内最大級の人工ビーチ「美らSUNビーチ」がオープンするなど、日々発展を続ける立地特性に優れた街。
豊崎タウンは、「住み、働き、そして遊び集う街」をコンセプトに、住むエリア、働くエリア、遊ぶエリアにゾーンプランニングがなされており、街づくりが進められている。
住むエリアは、一戸建て住宅用地と集合住宅用地に区分けされており、公園も整備されている。
働くエリアは、都市開発関連用地(事業所用地、製造・物流用地)、臨空港産業用地(観光関連用地)、商業施設用地に区分けされ、企業誘致の取り組みで、多種多様な企業の立地が進んでいる。
遊ぶエリアに整備されているビーチからは、晴れた日には慶良間諸島を一望することができ、水平線に沈む夕日を楽しむことが出来る。また、護岸沿いを緑地として整備され、散歩やジョギングが楽しめる場所もある。
字 豊崎の世帯数推移[編集]
字 豊崎の人口推移[編集]
※各年1月の集計。外国人を含んでいます。[1]
- 1989年(平成元年)8月 沖縄県豊見城村は「豊見城村地先開発基本計画」を策定する
- 1997年(平成9年)7月 沖縄県知事は沖縄県土地開発公社理事長へ埋立免許を交付する
- 1997年(平成9年)8月 埋立第Ⅰ区域・第Ⅱ区域の工事に着手する
- 2000年(平成12年)2月 豊見城地先の名称が公募により「豊崎」に決定
- 2000年(平成12年)8月 埋立第Ⅲ区域の工事に着手する
- 2001年(平成13年)3月 第Ⅰ区域分譲開始
- 2002年(平成14年)4月 豊見城村が豊見城市へ昇格する
- 2002年(平成14年)12月 沖縄県初となるアウトレットモール、沖縄アウトレットモール・あしびなーが開業
- 2005年(平成17年)1月 第Ⅱ区域分譲開始
- 2007年(平成19年)3月 一般国道331号豊見城道路2車線暫定開通
- 2008年(平成20年)8月 琉球バス交通本社が那覇市牧志より移転し、豊崎営業所(本社[2])の営業を開始
- 2008年(平成20年)12月 道の駅 豊崎が開業
- 2010年(平成22年)5月 県内最大級の人工ビーチ、豊崎美らSUNビーチがオープン
- 2011年(平成23年)1月 沖縄県警察運転免許センターが那覇市西3丁目より移転し、業務開始
- 2012年(平成24年)4月 豊崎幼稚園(現豊崎こども園)・小学校開校
- 2015年(平成27年)2月 豊見城市民体育館が完成[3]
- 2016年(平成28年)3月 一般国道331号豊見城道路4車線供用開始[4]
- 2018年(平成30年)2月 豊崎タウン分譲地が完売
- 2020年(令和2年)5月 県内初となる商業施設併設型水族館、DMMかりゆし水族館が開業[5]
- 2020年(令和2年)6月 iias沖縄豊崎が開業[6]
- 2023年(令和5年) インターコンチネンタル沖縄美らSUNリゾートが開業予定[7]
1番地[編集]
マンションやアパート、戸建て住宅のある地区。住宅街の中に小さな沖縄そば屋や生パスタの店、カフェなどが散在している。
3番地[編集]
5番地[編集]
- 豊崎海浜公園
- オリオンECO美らSUNビーチ
- 豊見城市民体育館
- 豊崎海浜公園テニスコート
バス[編集]
以下のバス停留所が存在する。
- 豊崎入口
- アウトレットモールあしびなー前
- 道の駅豊崎
- 豊崎美らSUNビーチ前
- あしびなー前
- イーアス沖縄豊崎
上記バス停に停車する全ての路線を掲載する。路線詳細については沖縄本島のバス路線を参照のこと。
系統 | 路線名 | 運行区間 | 運行本数 | バリアフリー | 事業者 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バス停留所名 | バス停留所名 | 平日 | 土曜 | 日曜 | |||||
55番 | 牧港線 | 豊崎美らSUNビーチ前/道の駅豊崎 | 宜野湾出張所 | 26 | 22 | 22 | 一部車いす対応 | 琉球バス交通 | 那覇BTに停車 |
56番 | 浦添線 | 豊崎美らSUNビーチ前/道の駅豊崎 | 西原4丁目/真栄原 | 32 | 21 | 21 | 一部車いす対応 | 那覇BTに停車 | |
88番 | 宜野湾線 | 豊崎美らSUNビーチ前/道の駅豊崎 | 宜野湾出張所 | 3 | ー | ー | 那覇BTに停車 | ||
95番 | 空港あしびなー線 | イーアス沖縄豊崎 | 那覇空港国内線ターミナル | 22 | 22 | 22 | 一部車いす対応 | 那覇バス | 那覇空港に停車 |
98番 | 琉大線(バイパス経由) | 豊崎美らSUNビーチ前/道の駅豊崎 | 琉大北口駐車場 | 35 | 22 | 22 | 一部車いす対応 | 琉球バス交通 | 那覇BTに停車 |
105番 | 豊見城市内一周線 | 豊崎美らSUNビーチ前/道の駅豊崎 発着 | 8 | 4 | 4 | ||||
256番 | 浦添てだこ線 | 豊崎美らSUNビーチ前/道の駅豊崎 | てだこ浦西駅 | 7 | 7 | 7 | 一部車いす対応 | 那覇BTに停車 | |
TK02 | ウミカジライナー | 糸満市役所 | 国際通り入口 | 25 | 25 | 25 | 全便車いす対応 | 東京バス | 那覇空港に停車 |
道路[編集]
土地利用[編集]
12.2haある「臨空港産業用地」の土地利用については、何度も計画が練られてきた。
2006年、チャーミング・リゾート沖縄(株)がショッピングセンター併設の観光リゾートホテル「ラグーンビレッジリゾートプロジェクト計画」を発表したが、2009年5月、親会社/ゼクスの経営不振に伴い開発断念。
同じく2006年、(株)ゼファーがMICE施設を核としたホテルリゾート「リゾートホテル&アネックス&チャペル&コミュニティーセンター&タイムシェアリゾート計画」を発表したが、2008年8月、ゼファーが民事再生したため、土地購入をキャンセルした。
2013年、県が構想する最大2万人規模の大型MICE(企業の報奨旅行や国際会議など)施設の候補地となり、2015年には、与那原町と西原町のマリンタウン地区とともに最終候補地となったが、東海岸地域の振興による県土の均衡ある発展や豊崎臨空港産業用地の民間による柔軟な開発発展の可能性などを理由にし、選定されなかった。[11]
2016年、同用地の分譲先の5事業者を内定。[8]以下の事業者である。
- 大和ハウス工業 大型商業施設
- 嘉新琉球開発合同会社 約400室規模のホテルや海に面したチャペル、夜間のエンターテインメント施設を兼ねたショッピングセンター
- ヨナーズホールディングス 温泉付きのシティーホテル、全国の特産品を集めた店舗や飲食店
- 上原ミート ブランド豚あぐーなどを使ったハムやソーセージの製造体験工場、イートインスペースを設ける
- 名護パイン園 県産パイナップルやマンゴーを使った見学型の加工工場
北中城村の「イオンモール沖縄ライカム」(敷地面積約17.5ヘクタール)に次ぐ規模になるとみられ、本島南部最大の複合施設の計画となった。
2017年、大和ハウス工業が開発予定の大型商業施設敷地内に、「DMMかりゆし水族館(仮称)」が2020年上半期に開業することが決定した。[5]
2019年2月、大和ハウス工業が2018年12月に着工した大型複合商業施設「(仮称)沖縄豊崎タウンプロジェクト」に本格着手したことが発表された。テナントは「DMMかりゆし水族館」の他、ミニチュアテーマパーク(予定)や大型スーパーマーケット、大型家電量販店等約170店舗となる。地上4階建て、敷地面積71,499㎡、建築面積35,809㎡、総延床面積135,000㎡で、2020年4月オープン予定であることも発表された。[12]
2019年9月、嘉新琉球開発合同会社が手がけるホテルが「インターコンチネンタル沖縄美らSUNリゾート」(全373室)となることが分かった。当ホテルにはレストランやバーのほか、宴会場、チャペル、プールなどの施設を併設し、2023年開業予定。[7]
2019年12月、沖縄豊崎タウンプロジェクトの名称が「iias(イーアス)沖縄豊崎」に決定し、沖縄初出店の「ロフト」やグローサラント型ショップ「AEON STYLE」など155店舗が出店することが決定した。[13]
2020年5月25日にDMMかりゆし水族館が、6月19日にiias沖縄豊崎が開業。いずれも新型コロナウイルスの影響により開業が延期となった。[6]
外部リンク[編集]
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