マルセロ・ブロゾヴィッチ – Wikipedia
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
クロアチア代表でのブロゾヴィッチ (2018年)
|
||||||
名前 | ||||||
ラテン文字 | Marcelo Brozović | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
|
|||||
生年月日 | (1992-11-16) 1992年11月16日(29歳) | |||||
出身地 | ザグレブ | |||||
身長 | 181cm | |||||
体重 | 68kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
|
|||||
ポジション | MF | |||||
背番号 | 77 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2002-2010 |
|
|||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2010-2011 |
|
30 | (1) | |||
2011-2012 |
|
33 | (5) | |||
2012-2015 |
|
64 | (9) | |||
2015- |
|
198 | (20) | |||
代表歴2 | ||||||
2009-2010 |
|
4 | (0) | |||
2010-2011 |
|
1 | (0) | |||
2011-2012 |
|
5 | (3) | |||
2011-2013 |
|
12 | (7) | |||
2014- |
|
61 | (6) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2021年6月13日現在。 2. 2021年6月11日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
マルセロ・ブロゾヴィッチ(Marcelo Brozović, クロアチア語発音: [martsělo brǒːzoʋitɕ], 1992年11月16日 – )は、クロアチア・ザグレブ出身のサッカー選手。セリエA・インテルナツィオナーレ・ミラノ所属。クロアチア代表。ポジションはMF。クロアチア語に近い発音はマルツェロ・ブロゾヴィッチ。
クラブ経歴[編集]
クロアチア時代[編集]
NKフルヴァツキ・ドラゴヴォリャツのユースチームでキャリアをスタートさせ、2009年にトップチームデビュー。このシーズンでチームがプルヴァHNLへ昇格し、2010年7月24日、ディナモ・ザグレブ戦でトップリーグデビューを果たした。2011年3月18日のカルロヴァツ戦で初ゴールを記録。2011年7月、ロコモティヴァ・ザグレブに移籍した[1]。
2012年8月、ハンブルガーSVに移籍したミラン・バデリの代替として、ディナモ・ザグレブに7年契約で移籍[2]。
インテル[編集]
2014年夏にインテル・ミラノからのオファーがあったものの、断ったことをディナモ・ザグレブ会長のズドラフコ・マミッチが明かした[3]。その後、ACミランやボルシア・ドルトムントからの興味が報じられたが[4]、2015年1月24日にインテル・ミラノへ1年半契約での買取義務付きレンタル移籍が発表された[5]。移籍金800万ユーロ、レンタル期間を含めて2019年6月までの4年半の契約を交わした[6][7]。2015年2月1日のUSサッスオーロ・カルチョ戦でセリエAデビューを果たし、5月31日のエンポリFC戦で初得点を記録した。
2015-16シーズンはフェリペ・メロやジョフレイ・コンドグビアと中盤でコンビを組み32試合に出場したものの、翌2016-17シーズンは不安定なスタートを切ったチームに影響され不調に陥り、また2016年9月にはユヴェントスFC戦で招集メンバー外になるなどフランク・デ・ブール監督との不和も伝えられた[8]。11月にはデ・ブールが解任されステファノ・ピオリが新監督になると状況が変わるかと思われたが、冬に加入したロベルト・ガリアルディーニの存在やフォーメーション変更の余波を受けサブメンバーのままシーズンを終えた。
2017-18シーズンは新監督に就任したルチアーノ・スパレッティが新加入のボルハ・バレロを重用したため引き続き不安定な立場となり冬にはセビージャFCへの移籍も噂されたが残留。シーズン終盤に向かうにつれてバレロが失速するとレギュラーに定着し、クラブのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した[9]。
2014年5月31日、代表初招集ながら2014 FIFAワールドカップ出場メンバーに選出され、6月7日のオーストラリアとの親善試合にフル出場し代表デビュー[10]。本大会ではブラジルとの開幕戦に途中出場した[5][11]。2014年10月13日、UEFA EURO 2016予選のアゼルバイジャン戦で代表初得点を挙げた。
プレースタイル[編集]
目標とする選手としてフランク・ランパードを挙げている[12]。
中盤の底でプレーする[12][13]。2017-18シーズンにおいてレジスタとして開花し、視野が広く、ビルドアップにおいての貢献度は計り知れない[11][13]。強烈なミドルシュートも持ち味である[14]。また特筆すべきはスタミナであり、2018年9月に発表された1試合の平均走行距離ではセリエA1位の12.289kmを記録[15]。2018年W杯準決勝のイングランド戦では延長戦となったこともあり、走行距離は大会最長となる16.399kmを記録した[16]。
人物・エピソード[編集]
- 2015年12月、母国クロアチアにて飲酒状態でBMW・X6を運転し、赤信号を無視して通過したところを警察に止められた。ブロゾヴィッチはこの2ヶ月前にも信号無視をして免許停止状態となっていたため、無免許運転にもなり、3つの交通違反を犯しており逮捕された[17]。所属していたインテルのロベルト・マンチーニ監督は「特別な事じゃない。クリスマスのパーティーは皆するものだろう。グラスワインを飲む事だってある。アルコール度数はそう高くなかったんだ」と語り、ブロゾヴィッチがチームに残留する事を強調した[18]。
個人成績[編集]
- 2018-19シーズン終了時点
クラブ | シーズン | リーグ | カップ | UEFA | その他 | 通算 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ディヴィジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
フルヴァツキ・ドラゴヴォリャツ | 2010-11 | プルヴァHNL | 22 | 1 | 1 | 0 | — | — | 23 | 1 | ||
ロコモティヴァ | 2011-2012 | プルヴァHNL | 27 | 4 | — | — | — | 27 | 4 | |||
2012–13 | 6 | 1 | 1 | 1 | — | — | 7 | 2 | ||||
通算 | 33 | 5 | 1 | 1 | — | — | 34 | 6 | ||||
ディナモ・ザグレブ | 2012-13 | プルヴァHNL | 23 | 2 | 1 | 0 | 6 | 0 | — | 30 | 2 | |
2013-014 | 27 | 6 | 6 | 1 | 8 | 1 | 1 | 0 | 42 | 8 | ||
2014-15 | 14 | 1 | 0 | 0 | 12 | 2 | 1 | 0 | 27 | 3 | ||
通算 | 64 | 9 | 7 | 1 | 26 | 3 | 2 | 0 | 99 | 13 | ||
インテル | 2014-15 | セリエA | 15 | 1 | 1 | 0 | — | — | 16 | 1 | ||
2015-16 | 32 | 4 | 3 | 3 | — | — | 35 | 7 | ||||
2016-17 | 23 | 4 | 2 | 0 | 3 | 1 | — | 28 | 5 | |||
2017-18 | 31 | 4 | 2 | 0 | — | — | 33 | 4 | ||||
2018-19 | 32 | 2 | 2 | 0 | 8 | 0 | — | 42 | 2 | |||
2019-20 | 32 | 3 | 3 | 0 | 11 | 0 | – | 46 | 3 | |||
2020-21 | 33 | 2 | 4 | 0 | 5 | 0 | – | 42 | 2 | |||
通算 | 198 | 20 | 17 | 3 | 27 | 1 | — | 242 | 24 | |||
キャリア通算 | 317 | 35 | 26 | 5 | 53 | 3 | 2 | 0 | 398 | 44 |
出場大会[編集]
- クロアチア代表
- 2014年 – 2014 FIFAワールドカップ
- 2016年 – UEFA EURO 2016 (ベスト16)
- 2018年 – 2018 FIFAワールドカップ (準優勝)
- 2019年 – UEFAネーションズリーグ
- 2021年 – UEFA EURO 2020
試合数[編集]
国際Aマッチ 59試合 6得点 (2014年 – )
クロアチア代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2014 | 7 | 1 |
2015 | 7 | 2 |
2016 | 11 | 3 |
2017 | 7 | 0 |
2018 | 12 | 0 |
2019 | 7 | 0 |
2020 | 4 | 0 |
2021 | 4 | 0 |
通算 | 59 | 6 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- NKディナモ・ザグレブ
- プルヴァHNL (2): 2012–13, 2013–14
- フルヴァツキ・ノゴメトニ・スーペルクプ (1): 2013
- インテル
- セリエA : 1回(2020-21)
- ^ “Lokomotiva cilja na ostanak” [Lokomotiva aims to stay] (Croatian) (2011年7月13日). 2014年6月29日閲覧。
- ^ Dubravac, Ante (2012年8月31日). “Marcelo Brozović potpisao sedmogodišnji ugovor s Dinamom [Marcelo Brozovic signed a seven-year contract with Dinamo]” (Croatian). Sportnet.hr. http://www.hrsport.net/vijesti/446038/nogomet-1-hnl/marcelo-brozovic-potpisao-sedmogodisnji-ugovor-s-dinamom/ 2012年8月31日閲覧。
- ^ “ディナモがインテルのオファーを断る 「ブロゾビッチは売らない」”. Gazetta.it. (2014年6月30日). http://news.livedoor.com/article/detail/8991857/ 2015年1月25日閲覧。
- ^ “ドルトがクロアチア代表ブロゾヴィッチ獲得に本腰…ミランと争奪戦へ”. サッカーキング. (2014年11月25日). http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20141125/253285.html 2015年1月25日閲覧。
- ^ a b “積極補強続けるインテル、クロアチア代表MFブロゾヴィッチを獲得”. サッカーキング. (2015年1月25日). http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20150125/274946.html 2015年1月25日閲覧。
- ^ “インテル クロアチアの新鋭ブロゾビッチを射止める & 夏の本命はラベッシ”. サッカーダイジェスト. (2015年1月26日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=7271 2015年1月27日閲覧。
- ^ “積極補強のインテル、ブロゾビッチ加入を正式発表”. GOAL. (2015年1月27日). http://www.goal.com/jp/news/1867/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2/2015/01/27/8331872/%E7%A9%8D%E6%A5%B5%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%BE%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%81%E5%8A%A0%E5%85%A5%E3%82%92%E6%AD%A3%E5%BC%8F%E7%99%BA%E8%A1%A8 2015年1月27日閲覧。
- ^ インテルMFブロゾビッチがクラブに反発「理由もないのに外された!」 – フットボールチャンネル 2016年9月18日
- ^ 放出候補から主力選手へ インテルで這い上がったブロゾビッチ、「最高のシーズン」を振り返る – theWorld 2018年6月4日
- ^ “MAustralia’s 1-0 loss to Croatia was a step in the right direction ahead of the World Cup kick-off”. Herald Sun. (2014年6月7日). http://www.heraldsun.com.au/sport/football/australias-10-loss-to-croatia-was-a-step-in-the-right-direction-ahead-of-the-world-cup-kickoff/story-fnkjbhv0-1226946640529?nk=3d134797e589424cea6622cab13ddba3 2015年1月25日閲覧。
- ^ a b “【発掘!ニュースター ブラジルで見つけた光る原石】マルセロ・ブロゾビッチ|クロアチア代表”. サッカーダイジェストweb. (2014年6月16日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=3996 2015年1月25日閲覧。
- ^ a b “インテル加入を喜ぶブロゾビッチ 「アイドルはランパード」”. GOAL (2015年1月30日). 2015年1月31日閲覧。
- ^ a b “マルセロ・ブロゾヴィッチ”. Qoly. 2015年1月25日閲覧。
- ^ ミランが獲得を狙っていたブロゾビッチ。インテルと合意か フットボールチャンネル
- ^ “走れば勝てるわけじゃない? セリエAで「走行距離」の上位2チームが降格圏に。首位ユベントスは…”. サッカーダイジェスト (2018年9月14日). 2018年11月13日閲覧。
- ^ “クロアチア初決勝、小国の22人が見せた不屈の心”. 日刊スポーツ (2018年7月13日). 2018年11月13日閲覧。
- ^ Marcelo Brozović na Božić vozio pod zabranom i pijan prošao na dva crvena semafora Večernji list 2016年1月4日
- ^ マンチーニ、ブロゾビッチ放出を否定 飲酒運転には「誰だってクリパはするもの」 Goal.com 2016年1月6日
外部リンク[編集]
クロアチア代表 – 出場大会 |
---|
Recent Comments