河口湖カントリークラブ – Wikipedia

河口湖カントリークラブ(かわぐちこカンリークラブ)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にあるゴルフ場である。

「河口湖カントリークラブ」は、山梨県東部の郡内地方、甲府市と接し全域の標高が高く、富士五湖の河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の4湖が属し、富士山の景勝地が多く富士山がある風景100選では、町内だけで22ヶ所も選定されているそうした他所にはない恵まれたロケーションの所にある[1]

1970年(昭和45年)代中期、新たなゴルフ場の建設に向けて、建設用地の南都留郡河口湖町地区に、コース設計をロバート・ボン・ヘギーとブルース・デブリンに依頼し、27ホール規模のゴルフ場の造成工事が着工され、 1977年(昭和52年)6月2日、「河口湖カントリークラブ」27ホールの造成工事が完了し、開場された[1]

ロバート・ボン・ヘギーは、1930年(昭和5年)、米国テキサス州生、パーデュ大学農芸土木工学部を卒業し、1957年(昭和32年)、ディック・ウイルソンに師事した[2]。1963年(昭和38年)、独立して米国で200コース以上のコース設計を行い、フロリダ州の「ドラールカントリークラブ」やフランスの「レ・ボルド」などを設計した[2]。光彩を取り入れた印象派の絵画を思わせる「光と影の魔術師」と呼ばれている[2]。日本では「有馬ロイヤルゴルフクラブ」(兵庫県、1972年(昭和47年)開場)、「ホウライカントリー倶楽部」(栃木県、1990年(平成2年)開場)、「西那須野カントリー倶楽部」(栃木県、1993年(平成5年)開場)など、13コースの実績がある[2]

河口湖カントリークラブは、富士山の山麓の標高約1,000メートルの樹林帯に広がる戦略性の高いレイアウトのコースで、殆どのコースから富士山を望みながらプレーが出来る最高のロケーションに恵まれている[1]。「鳴沢ゴルフ倶楽部」(1993年(平成5年)開場、設計・塩田勇昭、監修・ブライアン・ジョーンズ)と並ぶ山梨県を代表する林間コースである[1]

コースの特徴としては、赤松や唐松などで各ホールはセパレートされており、また、2グリーンはホールによって位置が離れており完全に分離されていて、1グリーンを攻めるようなレイアウトになっており、使用グリーンによって難易度ががらりと変わる[3]

河口湖カントリークラブは、1979年(昭和54年)第1回から1982年(昭和57年)第4回まで、JLPGAレディーボーデンカップの開催実績がある。

〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6236番地

コース情報[編集]

  • 開場日 – 1977年6月2日
  • 設計者 – R・ボン・ヘギー、B・デブリン
  • 面積 – 1,800,000m2(約54.4万坪)
  • コースタイプ – 丘陵コース
  • コース – 27ホールズ、パー108、9,956ヤード、コースレート、西・東コース71.4、東・南コース72.0、南・西コース71.9
  • フェアウェー – コウライ
  • ラフ – ノシバ
  • グリーン – 2グリーン、ベント(ペンクロス)
  • ハザード – バンカー195、池が絡むホール2
  • ラウンドスタイル – 全組キャディ付、乗用カートでのラウンド、希望すればツーサム可、乗用カート(5人乗り)リモコン式 
  • 練習場 – 23打席280ヤード
  • 休場日 – 3月中旬-12月中旬無休、12月中旬-3月中旬クローズ[4][5]

クラブ情報[編集]

ギャラリー[編集]

  • コース – [6]
  • ハウス – [7]

交通アクセス[編集]

関連文献[編集]

  • 『ゴルフ場ガイド 東版』、2006-2007、「河口湖カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月

関連項目[編集]

外部リンク[編集]