オーバルスプリント – Wikipedia

テレ玉杯オーバルスプリント(テレたまはいオーバルスプリント)は、埼玉県浦和競馬組合が浦和競馬場ダート1400mで施行するダートグレード競走(JpnIII)である。

副賞は、埼玉県浦和競馬組合管理者賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、(一社)埼玉県馬主会会長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、テレ玉賞、また生産牧場賞ある(2021年)[2]

1991年にダート1900mの重賞・「テレビ埼玉杯」として創設、2005年施行距離が1400mに変更された。創設当初は年度末開催、その後1997年から5月に施行時期を移し、2005年に距離が短縮された当初は6月、翌年から年末12月開催に施行されていた。

2008年度からは一新して埼玉新聞杯とともに競走名が変更され、浦和競馬所属で中央競馬移籍後に中央競馬のGI競走を制したトロットサンダーの功績を記念して、2008年3月に「トロットサンダー記念 オーバルスプリント」と決定された。

2011年からは短距離競走の整備の元、9月に施行時期を移し、新たに中央所属馬を含めた指定交流重賞競走として施行。テレ玉杯(テレビ埼玉)の冠競走が復活する。

なお規定に伴い、施行2年間はダートグレード競走としての格付けを行わず、重賞として施行された。2013年からはJpnIII格付けで施行される[3]

条件・賞金(2021年)[編集]

出走資格
サラブレッド系3歳以上。出走枠は中央競馬所属馬4頭、南関東地区所属馬5頭、南関東地区以外の地方所属馬3頭と定められている。
負担重量[1]
別定。3歳52kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減(南半球産3歳2kg減)を基本に、更に以下のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績は対象外。
  1. 本年9月10日より過去のGI・JpnI競走1着馬は5kg増、GII・JpnII競走1着馬は3kg増、GIII・JpnIII競走1着馬は1kg増。
  2. 上記重量に加え、G・Jpn競走を通算3勝以上は1kg増とし、さらに2勝ごとに1kg増とする。
  3. 負担重量の上限は3歳58kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減(南半球産3歳56kg、同牝馬54kg)。
賞金額[1]
1着2100万円、2着735万円、3着420万円、4着210万円、5着105万円。
優先出走権付与[1]
優勝した南関東所属馬にはサンタアニタトロフィーの優先出走権が付与される。
  • 1991年 – 浦和競馬場・ダート1900mの南関東重賞競走・テレビ埼玉杯として創設。
  • 1996年 – 南関東グレード制施行にともない、南関東G3に格付。
  • 1997年
    • 施行時期を5月に移行したため年2回開催。
    • 施行時期の移行にともない、出走資格が第8回より「サラブレッド系5歳以上」から「サラブレッド系4歳以上(現・3歳以上)」に変更。
  • 2005年 – 施行距離をダート1400mに変更。
  • 2006年 – 施行時期を12月に移行。
  • 2007年 – 格付けを南関東SIIIに変更。
  • 2008年 – 競走名をオーバルスプリントに変更。
  • 2011年
    • 中央・地方全国指定交流の重賞競走(格付けなし[4])に指定[5]
    • 施行時期を9月に移行、競走格付けをSIIに格上げ[5]
  • 2012年
    • 南関東SIIの格付けを廃止し、中央・地方全国指定交流の重賞競走(格付けなし)として実施。
    • アースサウンドが牝馬として初めて優勝。
  • 2013年 – 当年度よりJpnIII格付けで実施[6]
  • 2014年 – 競走名をテレ玉杯オーバルスプリントに変更。
  • 2021年 – COVID-19の流行により「無観客競馬」として開催。

歴代優勝馬[編集]

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第1回から第18回まで「テレビ埼玉杯」、第19回から第24回まで「オーバルスプリント」、第25回以降は「テレ玉杯オーバルスプリント」。

  • Rはコースレコードを示す。

出典: オーバルスプリント競走優勝馬”. 南関東4競馬場公式Webサイト | nankankeiba.com. 2021年9月26日閲覧。