北川桜 – Wikipedia

北川 桜(きたがわ さくら)は、日本のヨーデル歌手。二期会オペラ会員。2009年4月にはスイスでスイスヨーデルのアルバムCD『Es Fascht fur mis Harz』を発売した[1]。スイスで日本人ヨーデルのCDとしては初めてとなる[1]。日本人女性アルプスヨーデルの第一人者[2][3]

児童文学作家の北川幸比古を父に持つ[4]

6歳から7歳の頃に父に連れられて初めてのヨーロッパ旅行に行くが、その時にスイスの印象を強く持つ[4]。日本に帰国した後も、スイスで買ってもらった民族衣装をよく着ていた[4]

中学、高校は和光学園に通った。なお、中学の同じクラスに岩代太郎がいる[2]。国立音楽大学声楽科(ソプラノ)へ進学する[5]。国立音楽大学在学中は合唱団「くにたちカンマーコール」に参加し、国内各地のコンサートツアー公演のみならず海外公演も体験する[5]

大学卒業後は、小学校公演や新宿のビアレストラン・ホフブロイハウス東京(1999年閉店、ミュンヘンのホフブロイハウスの東京店というのを標榜し提携しており、シェフのハルトムート・カイテル(ドイツ国防軍のヴィルヘルム・カイテルの一族、1939-2016)監修のドイツ料理を出していた)や、秋葉原のフェスト(バンマスとなる、1994.6開店、2000.6閉店)、恵比寿のフェストブロイ(エーデルワイス・ムジカンテンとして週三回ショーを行う、2001.12閉店)などで歌いながら合間合間にヨーロッパ留学を行う[6]。当時の様子は、金子修介監督の就職戦線異状なしのホフブロイハウス東京店内のシーンで見ることができる。

1992年にスイスヨーデルのマリーテレーズ・フォン・グンテンドイツ語版と出会い、1993年より師事[6]。併せてドイツヨーデルをインゲ・フォッファー(Inge Hofer)、マリア・ヘルビックドイツ語版、オットー・ピアサック(Otto Biersack)に師事する[6]

1994年には日本でヨーデル北川桜とエーデルワイスムジカンテンを結成し公演や各種イベントに出演すると共に、『ポンキッキーズ』などの子供番組にも出演して人気を博する[6]。エーデルワイスムジカンテンの活躍は、『ルックルックこんにちは』、NHK海外放送(ドイツ語版)といった日本のテレビ番組だけでなく、第2ドイツテレビといったドイツのテレビ番組にも繰り返し取り上げられることになる[6]

2008年にはルツェルンで開催されたスイス連邦ヨーデルフェストドイツ語版に参加し、最高ランクである「1級」を取得する[3][6]。これがきっかけとなり、ゴイエンゼー・ヨーデルコーラスの定期演奏会招待されゲスト出演し、スイスの新聞で絶賛される[6]。2009年にはスイスでも最大級の民族祭典となるインターフォルク・ユングフラウ(Interfolk Jungfrau)第1回に日本人として唯一招聘されヨーデルの歌声を披露する。この模様はベルンの日刊紙ベルナー・ツァイトゥング英語版でも取り上げられている[7]
2017年本場ドイツ・ミュンヘンのオクトーバーフェストのSpatenのステージに上がり、その模様はYoutube、https://www.youtube.com/watch?v=pvTIastrW7E、で見ることができる。

2021年

出典・脚注[編集]

外部リンク[編集]