川口朋広 – Wikipedia
川口 朋広(かわぐち ともひろ、1981年9月24日 – )は、TBSテレビで放送されている番組『SASUKE』の有力選手。SASUKE新世代の1人にも数えられる。かつては食品配送やコンクリートミキサー車のドライバーをしていた。東京都世田谷区出身、神奈川県川崎市在住。身長178cm、体重68kg。現在は知人らとクライミングシューズメーカーの「株式会社PER-ADRA」を起業し、同社取締役となっている。 第21回の予選を2位で通過し初出場。以降何回かの予選敗退を経験しつつ、計12回出場している(2019年現在)。 出場資格が得られなかった時期に、彼の実力をよく知る漆原裕治が総合演出の乾へ「シミュレーターでいいので見てやってください」と推薦した事がきっかけとなり、再びSASUKE出場が叶った経緯がある。それ故に、漆原には感謝してもしきれないと語っている。[1] 同時期に逗子の海水浴場でクライミングの壁を建設していた人物と出会い、当時食品運送ドライバーを退職していた事もあり休養も兼ねて仕事の手伝いをし、クライミングに傾倒する事となり、その経験がSASUKEでの好成績にも繋がったと語っている。更にはクライミングシューズが全て欧米のメーカーで日本人の足に合っていない事に目をつけ、「日本人による、日本人のためのクライミングシューズ」というコンセプトの基、知人と共に「PER-ADRA」を起業するに至った。[1] SASUKEでの戦歴[編集] 大会ごとの戦歴[編集] 第20回大会〜第24回大会[編集] 第20回大会の予選に参加したが、3回戦で敗退したので本大会には出場できなかった。第21回大会に予選会、SASUKEトライアル2008を2位通過し、初出場。同大会では1stハーフパイプアタックで着地後、バランスを崩し横にコースアウトする形で転落しリタイア(ゼッケン47)。第22回大会は予選会を再び突破し出場。1stスライダージャンプでネットに飛び移る際にネットを掴み切れずリタイア(ゼッケン78、ダイジェスト)。第23回は欠場。第24回は1stを16.10秒残しで自身初のクリア。同大会で最初の1stクリア者となる。2ndでは難関サーモンラダーを軽々と突破したが、アンステーブルブリッジの着地の際に上半身に重心が残った状態で進もうとしてしまったため後方にバランスを崩し落下(ゼッケン47)。 第25回大会〜第29回大会[編集] 第25回は1stサークルスライダーでリタイア(ゼッケン67、全カット)。第26回は欠場。第27回は1stローリングエスカルゴでリタイア(ゼッケン25、全カット)。第28回は欠場。会場には来ていた。第29回は予選会に出場するも予選落ちし、本大会には出場できなかった。 第30回大会[編集] 前述の漆原の推奨もあって、念願がかなって約3年振りの出場。1stを約4年6ヵ月ぶりにクリアして、続く2ndも勢いに乗り、自身初のクリアを果たす。3rdでは、ドラムホッパーでバランスを崩す場面が見られたが立て直し、クレイジークリフハンガー2人目の成功者となる。さらに前回、森本裕介が屈したパイプスライダーをも制し、勢いそのままに2012年のリニューアル後初かつ3rd初挑戦でのクリアとなる。本人も行けるとは思っていなかったようで、思わずゴールに着いた直後に「行けたよ!」と叫び、後に続く新世代組の仲間達に「行けるってこと証明したから」と涙を見せながら激励の言葉を掛けた。FINALではスパイダークライムで足が滑り大幅にタイムロス。綱登りまではたどり着いたものの、残り8mほど残した状態でタイムアップとなった(ゼッケン2967)。また、本人はこの大会のFINALステージをボーナスステージとして捉えてしまったことが、完全制覇を逃した原因であると翌大会のVTRで振り返っていた。 第31回大会〜第33回大会[編集] 第31回は前回の活躍もあってゼッケンは97と大躍進。1stそり立つ壁を1度失敗する場面も見られたが他は磐石のパフォーマンスを見せる。川口の後に1stに挑んだ挑戦者3人が全員そり立つ壁でリタイアしてしまったため、2ndの時点で既に最後の挑戦者となったが、ここでも一切無駄の無い攻略を見せ3rdへと駒を進めた。3rdでは前回クリアしたクレイジークリフハンガーの飛び移りで、右手の位置が合わずまさかのリタイア。競技後のインタビューでは「重かったです、最終競技者は。まだまだそのような器ではなかったということだと思います」と振り返った。第32回は前回同様、ゼッケン97番で出場。川口の番まで回ってきた時点で、長崎峻侑を除く大半の新世代組が1stステージリタイアという絶望的状況の中、ターザンロープで少し危ない場面があったものの、2位のタイムの20.65秒残し(1位はラギヴァル・アナスターズの25.87秒残し)という好成績で1stステージをクリア。クリア後のインタビューでは、「散っていった仲間達の分まで頑張りたいです、本当はみんなで一緒に次のステージに行きたかったです」と言葉を詰まらせながら語った。続く2ndステージも突破するものの、その際に最終エリアのウォールリフティングの3枚目を足に落とした事によって足の甲を負傷。さらに運の悪いことに、3rdステージで川口の前の挑戦者・ラギヴァルのスタート前に雨が降り始め、3rdステージは悪天候という最悪なコンディションでの挑戦となった。第2エリアのフライングバーでは、バーを乗せる皿にタオルがかけられ、雨の影響から配慮された環境で挑むも、濡れたバーが体を振った反動で動いてしまい、飛距離が出ず、1回目の飛び移りに失敗、バーごと落水した。放送後、自身のInstagramにて、雨の中での挑戦となった事について「何も不満はありません」と語っている。第33回は自身初となるゼッケン99番で出場。1stステージ第4エリアのフィッシュボーンまで好調なテンポで突破し、最速タイムの期待が高まるも、それに拘りすぎたためか、続く第5エリア・ダプルペンダラムであまり反動をつけずに一度の勢いで飛び移ろうとした結果サンドバッグからずり落ちてしまい、5年半ぶりの1stリタイアとなった。本人も「過信をしていました、前の大会で一回で行けていたので。距離感は合っているように見えました」と語り、本人も想定外のリタイアであったことを明かした。時間の余裕があったのにも関わらず先を急ぎすぎたことについて、解説の長野誠からは「そんなに慌てなくても時間はあるので、もう一回くらいは振った方がよかったんですけどね。あんなバカなことするなって言いたいんですけどね」と苦言を呈されていた。 第34回大会〜第38回大会[編集] 第34回では自身初のゼッケン98番で出場。1stでは前回失敗したダブルペンダラムも問題なく突破しクリア。2ndも警告音を鳴らしながらも突破。第32回以来となる3rd進出となる。しかし、川口のスタート前に小雨が降りはじめ、一時中断。雨は止んだが、念のためセットに屋根をかけてのスタートとなる。自身初のウルトラクレイジークリフハンガーまでたどり着き、1本目から2本目の飛び移りには成功したものの、3本目への飛び移りで突起を掴み切れず落下となった。第35回では自身2度目のゼッケン99番で出場。また、この回から転職した自身のクライミングシューズメーカーのTシャツを来て競技を行うようになり、1stクリアの際にはそのTシャツを指を指してアピールするジェスチャーを行うようになった。1stは好調でクリアしたものの、2ndのバックストリームで水を飲んで流されてしまい、一時は前に進むのを止め諦めかけるも、前回の悔しさや他の新世代組の励まし、そして日置の「諦めんなよ!
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