神話 (マイケル・シェンカー・グループのアルバム) – Wikipedia
『神話』(しんわ、原題:MSG)は、マイケル・シェンカー・グループが1981年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
前作『神 (帰ってきたフライング・アロウ)』(1980年)に引き続きゲイリー・バーデンがボーカリストに起用され、更にポール・レイモンド(元UFO)、クリス・グレン(元センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド)、コージー・パウエル(元レインボー)が新メンバーとして迎えられた。本作リリースの前には日本ツアーを行っており、うち8月12日に行われた日本武道館公演は、ライブ・アルバム『飛翔伝説 MSG武道館ライヴ』に収録された[5]。
全英アルバムチャートでは8週トップ100入りし、最高14位を記録した[1]。日本のオリコンLPチャートでは11週トップ100入りし、最高15位を記録した[2]。アメリカのBillboard 200では前作『神 (帰ってきたフライング・アロウ)』に引き続きトップ100入りを果たし、最高81位を記録した[4]。
評価・影響[編集]
Andy Hindsはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「マイケル・シェンカー・グループのサウンドは、シェンカーが以前在籍していたUFOほどのヴァリエーションはないが、ギターはいつも通り驚異的なので、大した問題ではない」と評している[6]。ヨルン・ランデは「ヨルン」名義のカヴァー・アルバム『アンロッキング・ザ・パスト』(2007年)において、本作収録曲「オン・アンド・オン」を取り上げた[7]。
特記なき楽曲はマイケル・シェンカーとゲイリー・バーデンの共作。
- レディ・トゥ・ロック – “Ready to Rock” – 3:27
- アタック・オブ・ザ・マッド・アクスマン – “Attack of the Mad Axeman” – 4:20
- オン・アンド・オン – “On and On” – 4:43
- スリーピング・ドッグス – “Let Sleeping Dogs Lie” (Michael Schenker, Gary Barden, Paul Raymond, Chris Glen, Cozy Powell) – 5:24
- アイ・ウォント・モア – “But I Want More” – 7:00
- ネヴァー・トラスト・ア・ストレンジャー – “Never Trust a Stranger” (P. Raymond) – 4:28
- ルッキング・フォー・ラヴ – “Looking for Love” – 4:05
- セカンダリー・モーション – “Secondary Motion” – 3:45
2009年リマスターCDボーナス・トラック[編集]
10. – 15.は、1980年のマンチェスター公演におけるライブ録音である[8]。
- ネヴァー・トラスト・ア・ストレンジャー(ラフ・モニター・ミックス) – “Never Trust a Stranger (Rough Monitor Mix)” (P. Raymond) – 4:32
- ナチュラル・シング – “Natural Thing” (M. Schenker, Phil Mogg, Pete Way) – 4:07
- フィールズ・ライク・ア・グッド・シング – “Feels Like a Good Thing” – 4:03
- ルッキング・アウト・フロム・ノーホエア – “Looking Out from Nowhere” – 7:08
- シュート・シュート – “Shoot Shoot” (M. Schenker, P. Mogg, P. Way, Andy Parker) – 3:25
- ドクター・ドクター – “Doctor Doctor” (M. Schenker, P. Mogg) – 5:31
- ライツ・アウト – “Lights Out” (M. Schenker, P. Mogg, P. Way, A. Parker) – 5:09
参加ミュージシャン[編集]
アディショナル・ミュージシャン
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