東大阪市花園ラグビー場 – Wikipedia

東大阪市花園ラグビー場(ひがしおおさかしはなぞのラグビーじょう)は、大阪府東大阪市の花園中央公園隣接地に1929年に開場した日本初のラグビー専用スタジアム。開場以降、近畿日本鉄道(近鉄)[注 1] が長年にわたり所有し、1982年以降「近鉄花園ラグビー場」と称していたが、2015年からは東大阪市が所有しており、2020年10月1日からは公募設置管理制度(Park-PFI)に基づいてFC大阪・HOS・天正グループで構成する「東大阪花園活性化マネジメント共同体」が当スタジアムを含む花園中央公園全体の管理運営を行っている。

国内有数のラグビー専用球技場であり、全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場としても知られ、同大会は「花園」との通称で呼ばれている。また、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEに所属する近鉄のラグビーチーム(花園近鉄ライナーズ)のホームグラウンドとしても使用される。

2019年に開催されたラグビーワールドカップの会場となっている。

施設概要[編集]

ラグビー専用の第1・2グラウンドと、陸上競技場を併設した第3グラウンドの3面で構成されている。

第1グラウンドでの試合はトップリーグなどほとんどが有料の試合であるが、第2・3は地域のグラウンドとして小・中学生や高校の府大会準決勝以下の試合、大学の下部リーグなど無料での試合に多く利用されている。全国高等学校ラグビーフットボール大会では3スタジアムすべてをフェンスで囲み、一度入場すればどのグラウンドに見に行っても良いかたちになっている。また第1・2グラウンドは、貸グラウンドとして利用することもできる(芝生の養生期間などメンテナンス時を除く)。

第1グラウンド[編集]

第1グラウンド(ラグビーワールドカップ2019)

メインスタジアム。一般的に「花園ラグビー場」と言えば第1グラウンドを指す。ラグビーの聖地とも言われるイギリスのトゥイッケナム・スタジアムを参考にして作られた[2]。現在のスタジアムは1991年(平成3年)に完成したもので、26,544人収容。

西側のメインスタンドは全面屋根架設で、正面に生駒山を臨む。元々はメインスタンドから南側ゴール裏(メインから向かって右側)を経てバックスタンドにかけてU字型に一層式のスタンド(コーナー部分は立ち見)が設けられていたのみであり、北側ゴール裏(メインから向かって左側)にはスタンドはなく、単なるコンクリート剥き出しと低い屋根・電光掲示板が設置されたのみとなっていた。これは、1991年(平成3年)5月まではラグビーで使用しないときにゴルフ練習場として使用していた名残である[2]。2018年の全面改修時に北側のゴルフ練習場跡を撤去してスタンドが新設され、その上部に電光掲示板が設置された[1]。新設された北側スタンドはコーナー部に座席はなく、スタンドの形状は南北で非対称となっている。

スコアボードは1991年に改修される以前は得点表示のみ磁気反転、選手名の表記は(両サイド)は手書きだったが、改修後はこの躯体をそのまま生かす形で全面磁気反転に改修され、得点表示の下に、「トライ」「ゴール」「ドロップゴール」「ペナルティーゴール」の各種類別の得点が表示される欄が設けられた。またメインレフリーの表示も、それまでのチーム名表記と前半のスコア部分の中間だったのを、総得点と種類別得点の表示の中間に移している(その後、撤去までは赤見電機製のLEDボードになっていた)。2018年の全面改修後は大型映像装置(パナソニック製・710インチ)となっている[1]

2000年のシーズンには、試験的にメインスタンド屋根の支柱とバックスタンドの広告看板に照明設備を取り入れ薄暮開催を実施したこともあったが、それ以後は行われていなかった。2018年の全面改修時に四隅に照明柱が設置され、LED照明381基により2000Lxを確保、W杯の基準を満たした[1]

スタジアム1階にはラグビーグッズを販売する売店や、ラグビーの歴史を展示する資料室がある。メインスタンド2階にはレストランもあり、一般客も利用できる。

またメインスタジアム内部にはロッカールーム(大)が4室、同(小)が16室もある。これは年末年始に行われる全国高校ラグビー大会にて第1~第3グラウンド全てを同時に使用するためである。

第2グラウンド[編集]

メインスタジアムの北側(スコアボード後方)にあるサブグラウンドで、以前は近鉄所有であった。近鉄ライナーズの練習グラウンドでもあるため、練習用にナイター照明設備が用意されている。収容人員約1300人の簡易型観客席が設置されているが高さが4段と低いのでフィールド全体は見づらい。しかしフィールドに近いため選手のボディコンタクトが間近にみられ迫力がある。

戦前(戦中)にはこの第2グランドに400メートル陸上トラックおよび2000人収容の木製観客席が作られた。しかし戦後は取り壊され、ゴルフ場経営の際にこの場所はハーフコースとなり、メインスタジアム東隣のグラウンドが第2グラウンドとされた(旧第2グラウンド)。そして正月の高校ラグビー大会開催時のみ第3グラウンドとしてフィールドが作られた。ゴルフ場経営を停止してからは常設の第3グラウンドとなった。

その後、花園中央公園多目的球技広場が完成し、旧第2グラウンド(メインスタジアム東隣)がなくなり、戦前同様に「第2グラウンド」に返り咲いた。

なお、旧第2グラウンドのスペース(メインスタジアム東隣)は、現在、北側半分がウォームアップ用の練習場であるが、ゴールポストも設置され、若干インゴールが短いながら、一応フルコートのフィールドになっている。南側半分は永らく「松原南調節池」(水害対策用地下貯水池)の工事中で立入禁止であったが、2009年度より整地され駐車場となった。

2019年11月26日、前年に東大阪市をホームタウンに定めた日本フットボールリーグ (JFL) 所属のFC大阪[3] が、資金を拠出して第2グラウンドをJ3リーグ加盟に必須とされる5,000人収容規模に改修し、市に寄付する方針であることが市から明らかにされた[4]。第2グラウンドは1,372席収容のスタンドがあるが、老朽化が著しいことから再整備が課題となっており、今回のFC大阪からのオファーを受け入れる形となった。東大阪市ではラグビー以外のスポーツでの利用による稼働率向上を目指す一方、改修後もラグビーでの活用を前提に維持するものとしており、FC大阪による使用については今後の協議になるという[5]

2020年シーズンのJFLでは、FC大阪ホームゲーム7試合のうち、夏期を中心に3試合を第2グラウンドで開催された[6]

第3グラウンド[編集]

第3グラウンド。ゴールの先に流入口が見える。

メインスタジアムの南東に位置する陸上競技場兼球技場。「トライスタジアム」の愛称を持つ。第1、第2グラウンドが近鉄所有だった当時から東大阪市所有の施設であり、正式名は「花園中央公園多目的球技広場」。旧第2グラウンドと並存していた時期があったこともあり、「東大阪グラウンド」の呼び名もある。

以前は第1、2グラウンドと同じくラグビー専用であったが、1990年代後半から移転し、多目的競技場としてリニューアル、その後2004年に陸上競技場を併設し、2007年に日本陸上競技連盟第3種公認を取得した[7]。2016年の改修時に大阪府下では初となる青色のトラックが採用されている。

恩智川の遊水地である花園多目的遊水地・Cゾーンの側面を持つため[8]、フィールドは土盛りの堤で囲われている。その傾斜を利用してメインスタンド・バックスタンド部分の一部にだけ観客席が設けられ2880人収容となっている。北側スタンド部分中央は水の流入口となっているためコンクリートの斜面となっている。全国高等学校ラグビーフットボール大会の対戦校によっては観客席だけでは収容できず、トラックや土盛りの傾斜面も観客に開放される。

公園入り口付近にある「ラグビーの森」と名付けられた空間

改修前の花園ラグビー場
  • 1926年 – 大阪府中河内郡英田村(当時)の大阪電気軌道(大軌)社用地に花園競馬場が開場するも、数回の開催を行ったのみで閉鎖。
  • 1928年 – 競馬場跡地にラグビー場の建設を決定。ラグビー愛好家でもあった秩父宮雍仁親王が橿原神宮参拝のため大軌に乗車した際、大軌の関係者に「この辺に今台頭しつつあるラグビーの専用競技場を作ったらどうか」との言葉があったことがきっかけだと言われている[2]
  • 1929年11月22日 – 大軌花園ラグビー運動場が開場。開場式には秩父宮雍仁親王と勢津子妃が臨席している。
  • 1939年 – 第2グランドに400メートル陸上トラックおよび2000人収容の木製観客席が作られた。
  • 1939年 – 9月29日に10周年記念試合開催(同志社大対関西ラグビー倶、京都帝国大対大阪帝国大)。
  • 1943年 – 1月7日に行なわれた同志社大対慶應義塾大定期戦が戦前最後の花園での大学対抗ラグビーとなる。
  • 戦時中 – 花園練成場と名を変え、パイロットの初等訓練施設に転用された。またメインスタンド上屋は軍需物資として供出するため撤去された。また戦争末期には食料増産のため農場となった。
  • 1945年 – 10月4日より進駐軍(米軍第98師団)に接収され、アメリカンフットボールに使用される。またスタンド内部は倉庫にされた。翌1946年4月に近鉄ラグビー部の部員達が復員し活動を再開するがホームグラウンドである花園ラグビー場は使用できなかった。ただし1947年には米軍の許可を得て全国高専ラグビー大会が実施された(スタンド内部には入れず)。
  • 1949年 – 進駐軍の接収が解除される。
  • 1952年 – 10月にラグビー界50年来の夢が実現し、オックスフォード大学と全日本軍が対戦。このとき、オックスフォード大学の選手から「世界でトゥイッケナムに次ぐグラウンドだ」と花園ラグビー場が讃嘆された。
  • 1953年 – この年の5月より「花園ゴルフ場」開設。第2・第3グラウンドをゴルフ場にして、第1グラウンドは打ちっぱなしにした。当時のゴルフブームに乗り、大阪市内から十数分で行けるのでヒットした。
  • 1963年 – この年より全国高等学校ラグビーフットボール大会に使用されるようになり、以後定着。
  • 1969年 – 3月21日に40周年記念試合開催(近鉄対早稲田大)。
  • 1979年 – 開場50周年を記念して土盛りだったバックスタンドをコンクリート製に改造、スタンド内外の諸設備が改修された。総工費は約3億円(当時)。また9月11日に50周年記念試合開催(近鉄対ケンブリッジ大)。
  • 1981年 – ロックバンド「甲斐バンド」が初めてライヴ会場として花園ラグビー場を使用。
  • 1982年 – 名称が「花園ラグビー場」から「近鉄花園ラグビー場」となる。
  • 1989年 – 10月22日に60周年記念試合開催(近鉄対三洋電機)。
  • 1991年 – メインスタジアムが改修され、収容人数が1万2000人から3万人に拡張される。
  • 1999年 – 5月23日に70周年記念試合開催(近鉄対三洋電機)。
  • 2009年 – 3月4日に80周年記念試合開催(トップリーグオールスター戦=チャリティーマッチ)。6月にはラグビージュニア世界選手権の会場の1つとして使用された。
  • 2014年 – 施設所有者の近畿日本鉄道が近鉄花園ラグビー場を東大阪市に譲渡する方向であることが報道されている(次項参照)
  • 2015年 – 4月1日に東大阪市に第1グランド・第2グランドの所有権を譲り名称を「東大阪市花園ラグビー場」に変更。
  • 2017年 – 11月2日に「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」の試合日程が決まり、東大阪市花園ラグビー場での開幕戦は9月22日「イタリア代表vsアフリカ地区1(ナミビア代表)戦」に決定した。
  • 2019年 – ラグビーワールドカップ2019 日本大会開幕。
  • 2020年 – 11月26日に東大阪市はラグビーワールドカップ2019の東大阪市花園ラグビー場での開幕戦が行われた9月22日を毎年「花園ラグビーの日」にすると発表した[9]

ラグビーワールドカップに向けた大規模改修と市営化[編集]

東大阪市は、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ2019の開催スタジアムに東大阪市花園ラグビー場を加えることを求めて署名活動を行うなどの働きかけを行っていた[10]

それに合わせる形で、近鉄が保有していた同ラグビー場(第1・2グランド)を東大阪市に売却するという計画が水面下で進められていた[11]。スタジアムは老朽化が進んでおり、芝生の管理やスタンドの改修費用、さらには国際試合を誘致するに必要な大型映像システムや照明塔[注 2] などの設置費用が数億円程度かかり、近鉄の経営を圧迫する恐れがあることから[注 3]、近鉄側から東大阪市に対し敷地の無償貸出しを検討、一方東大阪市側は近鉄から敷地を買い取る方向で調整が進められた。

その後2014年7月、花園ラグビー場の施設を近鉄から東大阪市に無償譲渡することで両者合意した。またラグビー場の敷地については、土地価格の査定鑑定を行ったうえで2015年度をめどに東大阪市が買い取る方向で準備している[12]

これにより2015年4月1日より名称は「東大阪市花園ラグビー場」となり名実ともに市営球技場となった。当初は近鉄側が東大阪市から命名権を購入する案も予定されていたが、東大阪市が「東大阪の名前を残すことにこだわりたい」と強く要望したためこのような形となった[13]

また市営化が実現したとしても、東大阪市単体では十分な改修費用を賄いきれない恐れがあるため、国土交通省と大阪府に対して、改修に向けた財政支援を求める意見書を提出した[14]

2014年10月、東大阪市が当スタジアムを開催候補地として日本大会組織委員会に立候補を表明[15]。同30日、大阪府知事・松井一郎は、東大阪市長・野田義和との会談で、正式に開催地として決定した場合、施設改修費などの一部を除く開催費用を大阪府が半額負担する考えを表明した[16]

2014年11月、正式に日本国内の開催地14都市の一つとして立候補され、2015年3月、正式に開催地に認定された。これに先駆け、東大阪市が上述の土地購入を総額45億円で2015年度から5年間の分割払いすることで合意したと発表した。2015年度当初予算案には、その初年度の支払い分として約10億1400万円を計上、そのうちの3分の1に当たる3億3780万円相当は日本国政府からの助成を受ける[17]。また前所有者であり、実業団ラグビーチーム「近鉄ライナーズ」を引き続き保有する近鉄も、東大阪市のラグビー振興や支援などを目的に5億円を寄付する[18]

この大規模改修の予算として、東大阪市は2016年3月、照明塔や北側ゴール裏の座席の新設など、国際大会誘致のために必要な改修費用約41億円を計上したが、W杯ラグビーを主催する団体である「ワールドラグビー (WR)」から照明の照度を高くすることや、ドーピングルームの設置など、追加工事が必要だと指摘された。このため、更に30億円程度の増額、合計71億円程度の予算が必要とされ、東大阪市議会では財政が圧迫するという理由で反対意見もあったが、日本政府からの助成による交付金を申請し、国土交通省から社会資本整備総合交付金(約17億4000万円)と、日本スポーツ振興センター主催のスポーツ振興くじ (toto/BIG)の助成11億8000万円の交付が認められ、これに東大阪市の当初の工事費用の計上分41億円と市民からの寄付2億4000万円と合わせて約72億6000円を確保することができた[1]

工事業者の選定を2016年12月までに行い、2017年年初ごろから増築・改修を開始[19][20]。なおこの改修の関係で2017-18年度シーズンのトップリーグ(社会人プロリーグ)、関西大学ラグビーフットボールリーグなどの主要大会は開催されなかったが、全国高校ラグビー大会の本大会開催期間中は工事を中断し通常通り開催された[21]

2018年9月に改修が完了し、同年9月20日にマスコミ向け内覧会が開催された[1]

ラグビーワールドカップ2019では予選プール戦が開催され、プールBのイタリア – ナミビア(9月22日)、プールCのアルゼンチン – トンガ(9月28日)、プールDのジョージア – フィジー(10月3日)、プールCのアメリカ合衆国 – トンガ(10月13日)の4試合が開催された。

公募設置管理制度の導入[編集]

東大阪市では、ラグビーワールドカップ後の利活用に関して、花園ラグビー場を含む花園中央公園エリアについて都市公園法に基づく公募設置管理制度 (Park-PFI)を導入。公募を行ったところ、ヒト・コミュニケーションズ・日本ラグビーフットボール協会ら7団体で構成する「ワンチーム花園」と、東大阪スタジアム・FC大阪・天正の3社で構成する「東大阪花園活性化マネジメント共同体」の2グループが応募し、選定委員会の審議の結果「東大阪花園活性化マネジメント共同体」を優先交渉権者に選んだ。指定期間は2020年(令和2年)10月1日から2040年(令和22年)3月31日までの19年6カ月(予定)[22][23]

運営グループの一員で、Jリーグ加盟を念頭に第2グラウンドのJ3基準への改修(後述)を主導しているサッカークラブ・FC大阪社長の疋田晴巳は、全国高校ラグビー大会の開催について「何も変わりません。ラグビーの環境を良くしていくのも目標の一つ。改修によって高校生にも良い環境でプレーしてもらいたい」としており、第1グラウンドについても「そこを(将来的にホームスタジアムとして)使う前提ではない。ラグビーとともに聖地の価値を上げていきたい」としている[24]

ラグビー以外での利用[編集]

本競技場はラグビー専用スタジアムであるが、ラグビー以外の球技(サッカー・アメリカンフットボールなど)の試合も行われることがある。

  • 古くは1935年(昭和10年)4月27日から3日間、大阪毎日新聞社(大毎)主催の全国中等学校招待蹴球大会(全国中等学校蹴球大会とは別のサッカー大会)が行われた記録がある[25] ほか、関西学生サッカーリーグ春季大会、関西大学高専連盟戦春季大会などが戦前に行われた実績がある。また紀元二千六百年奉祝東亜競技大会・関西大会ではラグビーとホッケーの会場として使用された。[26]。戦後直後の進駐軍(米軍)による接収時代はアメリカンフットボール場とされ[27]、接収解除後の1952年(昭和27年)にサッカーの全香港対全大阪の試合が行われている[28]。現在でも東大阪市長杯や東大阪東ロータリークラブ会長盃などの少年サッカー大会が毎年行われている。
  • 1999年5月8日にはJリーグ J1・1stステージ第12節・セレッソ大阪vs名古屋グランパスエイト戦が第1グラウンドで開催された(観衆 9,865 人[29])。これは国際グランプリ陸上・大阪大会開催によってセレッソのホームスタジアムである長居スタジアム及び長居第2陸上競技場(当時、長居球技場は人工芝グラウンドだったため対象外)が使用できなかったためで、現時点でJリーグの試合が行われたのはこの試合のみである。当時はゴール裏スタンドが片側にしかないスタジアム構造のため、通常のサッカーの試合と違って「アウェー(名古屋側)ゴール裏」が存在しなかった。
  • 2020年には日本フットボールリーグ (JFL) のFC大阪が第2グラウンドを一部の試合のホームスタジアムとして使用している(前述)。

球技以外では、2016年に大相撲平成28年3月場所で武蔵川部屋の稽古場として使用された他、中田ヤスタカ主宰の音楽イベント『TAKENOKO!!!@東大阪市花園ラグビー場』が開催された。

  • 東花園駅から東大阪市花園ラグビー場までの道のりは、ラグビー用品専門店が並ぶなど、ラグビータウンの様相を呈している。中でも正面入り口付近にある和菓子屋「絹屋」の「花ラグ饅頭」はお土産として有名である。2010年8月には東大阪市の公募により、駅からラグビー場までの道筋に、「スクラムロード花園」と名付けられた。

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]