江尻宿 – Wikipedia

江尻宿(えじりしゅく、えじりじゅく)は、東海道五十三次の18番目の宿場である。現在の静岡県静岡市清水区(旧清水市)の中心部にあたる。

駿河湾に注ぐ巴川の河口付近に発達した宿場町である。江戸時代以前の戦国時代には、武田氏家臣馬場信春により江尻城が築かれ、城下町化して栄え始めたという[1]。清水港に近く、江戸時代には江戸への物流拠点となった。また、清水次郎長ゆかりの地であり、次郎長の生家や菩提寺(梅蔭禅寺)、次郎長の船宿「末廣」などが残る[1]

日本遺産[編集]

宿場町そのものとしては認定されなかったが、2020年(令和2年)6月19日、「江尻宿名物追分羊羹」が文化庁の文化財保護制度「日本遺産」のストーリー『日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)~』の構成文化財の1つに認定された[2]

最寄り駅[編集]

JR東海道本線 清水駅又は静岡鉄道静岡清水線 新清水駅

東海道
興津宿 – 江尻宿 – 府中宿

関連項目[編集]

座標:

北緯35度01分10.0秒 東経138度28分56.0秒 / 北緯35.019444度 東経138.482222度 / 35.019444; 138.482222