柏原駅 (兵庫県) – Wikipedia

柏原駅(かいばらえき[2])は、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅[1]

上空から見た柏原駅

篠山口駅を管理駅とする直営駅[1]。丹波市の玄関口であり、市内の駅で唯一特急「こうのとり」が全列車とも停車する[1]

当駅の駅舎は、1990年(平成2年)に開催された『国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎を、丹波の森構想に合致するものとして閉幕後に移築したものである[1]。木造2階建てで、1階に待合室・レストラン・旅行代理店・売店がある[1]。みどりの窓口は2020年に閉鎖され、みどりの券売機プラスで対応している。2階は通常開放されていない。

レストランで駅弁「豚めし」を販売しており、福知山線では現在唯一の駅弁販売駅である。

JR線上には、当駅と同じ表記で読みの異なる駅が2つ存在する(関西本線(大和路線)の柏原駅〈かしわらえき〉と東海道本線の柏原駅〈かしわばらえき〉)[2]。そのため、マルス発行の乗車券などでは当駅を「(福) 柏原」と表記されている[2]ほか、ICOCAの使用履歴については片仮名表記されている。

2面2線の相対式ホームを有する地上駅で[2]、列車交換が可能。かつて[いつ?]は2線の間に中線が敷設されていた。

自動改札機は導入されておらず、2021年3月13日にICOCAなどの交通系ICカードに対応した。2007年(平成19年)2月には改札内にLED式の発車標、改札外には液晶ディスプレイ式の発車標が設置された。
トイレは駅構内改札外に終日利用可能な男女別の物がある。2017年6月から同年10月にかけてリニューアル工事を行い改札外トイレはバリアフリー対応になった。

またかつて1番のりば上と駅前バス停付近にあったトイレは閉鎖・解体された。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 G 福知山線 上り 篠山口・三田方面
下り 福知山方面 原則としてこのホーム
2 行き違い列車のみ

1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線であるが、1番のりばが両方向からの入線・出発に対応している。

そのため行き違いがない場合は、乗降客が跨線橋を渡らずに済むように、原則として上下線とも1番のりばに停車する。行き違いがある場合は篠山口・大阪方面の上り列車は1番のりば、福知山方面下り列車は2番のりばに停車する。

日中は1時間あたり、篠山口発着の普通と特急『こうのとり』が1本ずつ停車する。朝晩には大阪駅発着の丹波路快速も設定されている。

利用状況[編集]

「兵庫県統計書[6]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は816人である。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1998年 1,320
1999年 1,236
2000年 1,195
2001年 1,166
2002年 1,127
2003年 1,073
2004年 1,035
2005年 986
2006年 948
2007年 900
2008年 900
2009年 886
2010年 884
2011年 892
2012年 905
2013年 929
2014年 840
2015年 825
2016年 816

北側は国道を挟んで住宅街が続く。一方、南側は田園地帯が中心である。

また駅のすぐ前には、田捨女と田艇吉の銅像が立つ。

バス路線[編集]

駅前に神姫グリーンバスの以下の路線が発着している(バス停の名称は「柏原」)。同バスでは、ICカードのNicoPa・PiTaPa・ICOCAが使用できる。

  • 佐治 行き(石生駅前、丹波市役所 経由) ※土日・祝日ダイヤ運行時の1本は、関西記念墓園も経由。
  • 青垣住民センター前 行き(同上) ※平日のみ運行、2本は関西記念墓園も経由
  • 関西記念墓園 行き(同上) ※墓園終着便は土日・祝日ダイヤの日時のみ運行
  • 野瀬 行き(黒井駅 経由) ※1日1本のみ運行

上記路線の一部は丹波医療センターを経由する。

この他、かつては神姫バスによる三宮駅前行きの路線、三田特急の前身とも言える路線や県立柏原病院行も発着していた。
西日本旅客鉄道
G 福知山線

丹波路快速・普通

谷川駅 – 柏原駅 – 石生駅

関連項目[編集]

外部リンク[編集]