山本公一 – Wikipedia
日本の政治家
山本 公一 やまもと こういち |
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環境大臣入閣に際し公表された肖像写真 |
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生年月日 | 1947年9月4日(74歳) |
出生地 | 日本 愛媛県宇和島市 |
出身校 | 慶應義塾大学経済学部 |
前職 | 盛運汽船社長 |
所属政党 | 自由民主党(谷垣グループ) |
称号 | 経済学士 |
親族 | 父・山本友一(宇和島市長・衆議院議員・盛運汽船社長) |
第23代 環境大臣
内閣府特命担当大臣(原子力防災) |
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内閣 | 第3次安倍第2次改造内閣 |
在任期間 | 2016年8月3日 – 2017年8月3日 |
衆議院議員
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選挙区 |
(旧愛媛3区→) 愛媛4区 |
当選回数 | 9回 |
在任期間 | 1993年7月18日 – 2021年10月14日 |
愛媛県議会議員
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当選回数 | 1回 |
在任期間 | 1991年 – 1993年 |
山本 公一(やまもと こういち、1947年9月4日 – )は、日本の政治家、実業家。
衆議院議員(9期)、環境大臣(第23代)、内閣府特命担当大臣(原子力防災)、総務副大臣(第2次小泉改造内閣・第3次小泉内閣)、衆議院内閣委員長・沖縄及び北方問題に関する特別委員長・国家基本政策委員長・政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員長、盛運汽船代表取締役社長等を歴任した。
父は宇和島市長、衆議院議員、盛運汽船社長を務めた山本友一。
愛媛県宇和島市生まれ。愛媛県立宇和島南高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業[1]。大学卒業後、1970年に関西汽船株式会社に入社[1]。1973年、父・山本友一が経営する盛運汽船株式会社に入社し、1981年から1992年まで同社代表取締役社長。また宇和島ケーブルテレビ株式会社取締役や愛媛経済同友会幹事を歴任した[1]。
1991年、愛媛県議会議員選挙に出馬し、初当選。1993年、1期目の任期途中で県議を辞職し、引退する今井勇の後継で第40回衆議院議員総選挙に旧愛媛3区(定数3)から出馬。同区トップで初当選。小選挙区比例代表並立制導入により、第41回衆議院議員総選挙以降は愛媛4区から出馬し、通算6期連続当選。1996年、第2次橋本改造内閣で環境政務次官に任命された[1]。
2000年、第2次森内閣不信任決議案をめぐる、加藤紘一による倒閣運動(いわゆる加藤の乱)では、加藤派の所属議員が野中広務幹事長らに切り崩される中、不信任案に賛成票を投じるため本会議場へ向かう加藤を最後まで慰留し、最終的に断念させる。この時、共に加藤を慰留したのが谷垣禎一だった[2]。2004年9月、第2次小泉改造内閣で総務副大臣(郵政・IT担当[1])に任命され、第3次小泉内閣まで務める[1]。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では、全国的に与党への猛烈な逆風が吹き荒れる中、愛媛4区で民主党の高橋英行、無所属の桜内文城らを破り、6選(高橋は比例復活)。同年、衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長に就任[1]。2012年12月の第46回衆議院議員総選挙では自民党公認で愛媛4区から出馬し、7期目の当選を果たしたが、日本維新の会から出馬した桜内文城に比例復活を許した(民主党前職の高橋英行は落選)。選挙後、衆議院国家基本政策委員長に就任[1]。
2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では、次世代の党から出馬した桜内を比例復活すら許さない大差で破り、8選。2016年8月3日、第3次安倍第2次改造内閣で環境大臣ならびに内閣府特命担当大臣(原子力防災)に任命され、初入閣した[3]。2017年8月3日の第3次内閣改造で大臣を退任。同年10月の第48回衆議院議員総選挙で希望の党から出馬した桜内らを破り9選。
2019年9月、病気療養などに伴い次期衆議院議員総選挙に出馬しない意向を示した[4]。体調不良のため入院しており、2020年に続いて2021年の自由民主党総裁選挙の投票を棄権した[5]。
政策・主張[編集]
- 日本国憲法の改正に賛成[6]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに賛成[6]。
- 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」としている[6]。
- 原子力規制委員会の新基準を満たした原子力発電所の再稼働に賛成[6]。
- 日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に反対[6]。
- 選択的夫婦別姓制度導入について、「どちらとも言えない」としている[7]。一方で、選択的夫婦別姓制度の導入に反対する請願を提出している[8]。
盛運汽船への補助金返還訴訟[編集]
2012年、山本の妻や長男ら、親族が所有・経営する盛運汽船株式会社に対して宇和島市が支払った離島航路補助金について、2005年10月から2010年9月に宇和島市から支払われた約3億円弱の補助金を盛運汽船から市に返還させるよう、石橋寛久市長に求める住民訴訟が松山地方裁判所に起こされた[9]が、松山地裁は原告住民側の訴えを全て退けた。
政治資金で真珠を購入[編集]
山本の資金管理団体「地域政経研究会」が、真珠を購入するために2012年から2013年にかけて2度、計31万5千円を政治資金から支出していた[10]。山本は真珠の購入について、愛媛4区の有権者以外に真珠産業振興の目的で贈答するためであり「まったくもって適法」と、8月5日の閣議後の記者会見で説明した[11]。
所属団体・議員連盟[編集]
- 自民党たばこ議員連盟[12]
- TPP交渉における国益を守り抜く会
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
- 日韓議員連盟
- 日本会議国会議員懇談会
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- 正しいことを考え実行する会
- ^ a b c d e f g h 山本公一・プロフィール – 衆議院議員 山本公一 オフィシャルサイト
- ^ “第3次安倍再改造内閣 閣僚・自民党執行部の横顔” (2016年8月4日). 2016年8月6日閲覧。
- ^ “環境相に山本公一氏 第3次安倍再改造内閣” (2016年8月3日). 2016年8月6日閲覧。
- ^ “次期衆院選 山本氏、不出馬の意向”. 愛媛新聞 2019年9月18日閲覧。
- ^ “山本元環境相、総裁選棄権へ”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2021年9月17日) 2021年9月21日閲覧。
- ^ a b c d e “2012衆院選 愛媛4区 山本公一”. 毎日jp (毎日新聞社) 2014年8月20日閲覧。
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ 第154回国会請願2137号
- ^ “山本代議士親族会社への補助金返還求め宇和島市長提訴” (2012年10月2日). 2016年8月6日閲覧。
- ^ “山本環境相の管理団体、政治資金で真珠購入 31万円” (2016年8月5日). 2016年8月6日閲覧。
- ^ “政治資金で真珠製品購入、山本環境相「適切」” (2016年8月5日). 2016年8月6日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
関連項目[編集]
- 西松建設事件
外部リンク[編集]
- 山本公一オフィシャルサイト – ウェイバックマシン(2021年1月26日アーカイブ分)
公職 | ||
---|---|---|
先代: 丸川珠代 |
環境大臣 第23代:2016年 – 2017年 |
次代: 中川雅治 |
先代: 丸川珠代 |
特命担当大臣(原子力防災) 第7代:2016年 – 2017年 |
次代: 中川雅治 |
先代: 田端正広 山口俊一 |
総務副大臣 今井宏と共同 2004年 – 2005年 |
次代: 菅義偉 山崎力 |
議会 | ||
先代: 山本拓 |
衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員長 2016年 |
次代: 竹本直一 |
先代: 古賀一成 |
衆議院国家基本政策委員長 第15代:2012年 – 2014年 |
次代: 宮路和明 |
先代: 前原誠司 |
衆議院沖縄及び北方問題 に関する特別委員長 2009年 – 2010年 |
次代: 北村誠吾 |
先代: 佐々木秀典 |
衆議院内閣委員長 2003年 – 2004年 |
次代: 松下忠洋 |
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