中条町 – Wikipedia

中条町(なかじょうまち)は、かつて新潟県北蒲原郡にあった町。新潟県北東部に位置し、日本海に面していた。

面積は84.58平方キロメートル。全長15kmにおよぶ海岸線を有する。胎内川河口に広がる典型的な扇状地。乙(きのと)地区では伏流水が自噴し、わずか標高8mの地点に高山植物のミズバショウが自生している。

隣接していた自治体[編集]

中世には周辺一帯に奥山荘といわれた荘園が存在し、鎌倉時代から戦国時代までは中条氏が支配した。近世には新発田・村上という2つの城下町の中間に位置することもあり宿場町として栄えた[2]。なお、宿場町のまち並みは合併後の2010年度に新潟県の景観づくりモデル地区に指定されている[3]

市町村合併[編集]

黒川村との1町1村による任意合併協議会が2003年12月25日に設立された。

2004年9月17日に(法定)合併協議会へ移行した。

2004年1月12日、黒川村長布川陽一は、中条町長丸岡隆二に「両町村の住民同士における信頼関係が損なわれた」として協議会の中断を通告。翌1月13日に予定されていた法定合併協議会は中止となった。

  • 町長:丸岡隆二(2004年から)

産業[編集]

農業は、コシヒカリの生産を中心に、葉たばこ、チューリップの球根の生産が盛んで、チューリップの球根の生産量は日本一。特産品は、やわ肌ネギ、幻のぶどう「タノレッド・タノブラック」など[5]
工業は、昭和30年代に天然ガスが発見されて以降大手化学工場が進出し、アクリルなどを生産。また一部は都市ガスとして供給されている。そのほかにも大手企業の工場が進出する。天然ガスは水溶性ガスが多く、副産物としてかん水を産出しヨードの生産や温泉に利用されている。
町中心部の北西には広大な工業団地がある。

姉妹都市・提携都市[編集]

大学[編集]

高等学校[編集]

県立高校の学区は2000年までは村上学区、2001年以降は第1学区(新発田・村上)[6]。2000年の町内中学生の進学先高校は中条、村上、村上桜ケ丘、中条工業、新発田農業、村上女子、新発田中央の順に多かった[6]。このほか、合併後に開志国際高等学校が開学している。

中学校[編集]

  • 中条町立中条中学校
  • 中条町立乙中学校
  • 中条町立築地中学校

小学校[編集]

  • 中条町立中条小学校
  • 中条町立柴橋小学校
  • 中条町立本条小学校
  • 中条町立きのと小学校
  • 中条町立築地小学校
  • 中条町図書館 – 中条町健康文化センター図書室から独立して2000年10月オープン[7]
  • 新潟県少年自然の家

鉄道[編集]

町域はJR羽越本線の沿線となっており、町内には2つの駅があった。

バス[編集]

道路[編集]

高速道路
一般国道
県道(主要地方道)

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

出身著名人[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]