北愛国駅 – Wikipedia

1977年の北愛国駅と周囲約500m範囲。下が広尾方面。石組み土盛の単式ホームは東側(広尾に向かって左側)にあって、切妻が横へ向いた古い待合室が白く見える。待合室は後年、切妻が縦に向いた形の物に建て替えられている。駅裏の広場に見える赤い屋根の建物が北愛国会館で、裏からホームへ線路を横切る踏み跡が見える。周囲は依田駅同様、農家の点在する畑作地帯。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

北愛国駅(きたあいこくえき)は、北海道(十勝支庁)帯広市愛国町にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)広尾線の駅(廃駅)である。広尾線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)2月2日に廃駅となった。

駅名の由来[編集]

愛国駅の北に位置することから[2]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(広尾方面に向かって左手側)に存在した。また、転轍機を持たない棒線駅となっていた[3]

開業時からの無人駅で駅舎は無かったが、ホーム中央部分に待合所を有した[3]。簡易委託駅として、乗車券の販売が行われていた時期もあった(1981年(昭和56年)12月発行の乗車券が確認されている[4])。

利用状況[編集]

1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は10人[3]

バス路線[編集]

代替バスは道路事情の関係で帯広 – 依田 – 北愛国 – 愛国の別系統が設定されたが、路線統合を経て2006年(平成18年)9月をもって廃止された。現在はスクールバスに準じた愛国・大正方面行のみが運行される。

駅跡地には、現在、バスの待合所が建っている。1999年(平成11年)時点では北愛国会館の脇に「広尾線北愛国駅跡地」と記載された小さな標柱が設置されていた[6]が、2010年(平成22年)時点では撤去されていた[7]

日本国有鉄道
広尾線

依田駅 – 北愛国駅 – 愛国駅

関連項目[編集]