粟生駅(あおえき)は、兵庫県小野市粟生町[注釈 1]にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・北条鉄道・神戸電鉄の駅である[1][2]。 神戸電鉄では最西端の駅である。 JR西日本の加古川線・北条鉄道の北条線・神戸電鉄の粟生線が乗り入れている。このうち、北条線は当駅が起点、粟生線は当駅が終点である。3社の共同使用駅であり、加古川駅が管理し、JR西日本交通サービスに駅業務が委託された業務委託駅である[1][2]。 神戸電鉄の駅にはKB59の駅番号が設定されている[4]。 PiTaPa・ICOCA等の全国相互利用対応交通系ICカードはJR西日本加古川線・神戸電鉄粟生線で使用できる。有人時間帯にJR列車で降車する場合、他路線に乗り換えずに改札を出る場合は改札口で運賃を支払う形になるが、乗り換えの場合は車内で運賃を支払ってから降車することになる。 ホーム全景(2007年2月26日撮影)西脇市方を望む。跨線橋の奥左側に3番線(北条鉄道)、左側ホームの右に面して1番線(JR加古川線西脇市方面)、中央ホームの左に面して2番線(JR加古川線加古川方面)、右側単式ホームが4番線(神戸電鉄) JRホーム加古川方を望む。左側が2番線、右側が1番線 北条鉄道ホーム(2006年7月8日撮影)JRホームが加古川線電化で嵩上げされたため段差が生じ、新たに柵と階段が設けられている。 神戸電鉄ホーム現在は左側の4番ホームから乗降扱いを行っており、右側は使用していない。 旧駅舎(1986年12月31日撮影) 駅舎は東側にあり、2009年(平成21年)に改築された[1][14]。改築直後から飲食店「シルキーウェイあわの里」を併設していたが、2013年に閉店している。 頭端式・単式・島式3面4線のホームを有する地上駅になっている[1][2]。頭端式ホーム(4番線)が神戸電鉄粟生線、駅舎のある単式ホーム(2番線)と島式ホーム駅舎側(1番線)がJR加古川線、その反対側(3番線)が北条鉄道北条線となっている[1][2]。ホーム間の連絡は跨線橋で行う。 神戸電鉄のホームには、JRの駅舎から入り、中間改札を通ることになる[16]。実際には本来の駅舎内ではなくここに神戸電鉄用の出札口がある。元は2番線と同じホームの向かい側から乗降していたが、1999年(平成11年)10月1日からスルッとKANSAIが導入されるのに伴い改札を分離する必要が生じた事から、反対側に単式ホームを設けてこの形になったものである。また、磁気式の普通乗車券は自動改札機でそのまま回収されてしまうため、「精算済票」を取ってから自動改札機に通すよう注意書きがなされている。神戸電鉄の駅舎には、沿線光ネットワークに接続された駅務遠隔システムが導入されており、志染駅のセンター駅から自動券売機・自動改札機・自動精算機・TVカメラ・インターホン・シャッターが遠隔操作され、駅員巡回駅となっている。なお、2番線と同じホームの向かい側から乗降していた時代は電車とホームの間に段差があったが、現在のホームになってからは段差がなくなった。 北条鉄道のホームには中間改札はなく、乗車券は駅で発売されていないため、降車時に車内で運賃を支払う[1]。北条線の線路は国鉄時代には加古川線とつながり、直通列車も運行されていたが、第三セクター化により線路も分断されて加古川側に車止めが置かれている。 のりば[編集] 駅本屋側から近い順に表記する。 備考 当駅始発の加古川方面行きの列車は原則として2番のりばから発車する。ただし、6時台の当駅始発は到着時に反対列車との行き違いを伴うため、1番のりばからの発車である。 かつては、駅舎側のホームが1番線(JR加古川線上り、加古川方面)で、島式ホームが2番線(JR加古川線下り、西脇市方面)であったが、電化工事に伴って現在の形に番線変更がなされた。
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