渋澤健 – Wikipedia

渋澤 健(しぶさわ けん、1961年3月18日 – )は、日本の実業家。コモンズ投信株式会社創業会長、シブサワ・アンド・カンパニー株式会社創業CEO[1]

渋沢栄一の子孫(玄孫)。

略歴[編集]

1961年、渋沢栄一の5代目子孫(渋沢智雄の長男・芳昭の子)として生まれる。幼少期は父親の転勤によりアメリカで育つ。テキサス大学工学部を卒業したのち、1984年に財団法人日本国際交流センター入社。1987年にUCLAのMBA経営大学院を卒業後、ファースト・ボストン証券会社(NY)入社。外国債券担当。 1988年、JPモルガン銀行(東京支店)入社。 1992年、JPモルガン証券会社(東京支店)入社。国債担当。1994年、ゴールドマン・サックス証券会社(東京支店)入社。国内株式・デリバティブ担当。 1996年、米国のヘッジファンド、ムーア・キャピタル・マネジメント(NY)入社。アジア時間帯トレーディング担当。 2001年、シブサワ・アンド・カンパニー株式会社創業。 2007年、コモンズ株式会社創業。2008年にコモンズ投信会長となる。公益財団法人渋沢栄一記念財団非常勤理事[2]、日本医療政策機構理事[3]、認定NPO法人健康医療評価研究機構理事[4]、日本ファンドレイジング協会理事[5]、日印協会評議員[6]

草食投資隊[編集]

2010年に、セゾン投信の中野晴啓、レオス・キャピタルワークスCIO(最高運用責任者)の藤野英人と、「草食投資隊」を結成する。直販投信ビジネスという共通点からもともと親交があったが、2009年に日経マネーでの鼎談(ていだん)が結成のきっかけとなる。
「「長期投資が根付いていないよね、根付かせたいよね」という3人共通の思い。長期投資に対する熱い思いを改めて確認し合い、これをなんとかカタチにしたいと思ったのです。「草食投資隊」として最初のアクションは、本を書くことでした。ちょうどその頃、巷で、肉食系、草食系という言葉が流行っていた頃です。投資は、肉食系のイメージだけど、本当は違うのではないかな、提案していきたいのは、毎月コンスタントに積立てをして、ドキドキしない投資だよね、それって草食系? という流れで「草食投資隊」となりました。」と語っている[7]
長期投資の普及を目指し、日本全国でセミナー活動を展開[8]

  • 渋沢栄一とヘッジファンドから学ぶリスクマネジメント(2001年、日経BP社) ISBN 978-4822242541
  • シブサワ・レター 日本再生への提言(2004年、実業之日本社) ISBN 978-4408105833
  • これがオルタナティブ投資だ!(2006年、実業之日本社) ISBN 978-4408106564
  • 巨人・渋沢栄一の富を築く100の教え(2007年、講談社BIZ) ISBN 978-4062820523
  • 渋澤流 30年長期投資のすすめ(2009年、角川SSC新書) ISBN 978-4047315037
  • 運用のプロが教える草食系投資(中野晴啓、藤野英人との共著、2010年、日本経済新聞出版社) ISBN 978-4532354213
  • 渋沢栄一 100の訓言(2010年、日本経済新聞出版社) ISBN 978-4532195533
  • 日本再起動(2011年、東洋経済新報社) ISBN 978-4492395547
  • 30歳からはじめる お金の育て方入門 -貯めながら殖やす新しい習慣-(藤野英人との共著、2013年、同文館出版) ISBN 978-4495521714
  • 渋沢栄一 愛と勇気と資本主義(2014年、日本経済新聞出版社) ISBN 978-4532197469

外部リンク[編集]