クラギ – Wikipedia

クラギ株式会社(くらぎ、KURAGI Co.,Ltd. )は、三重県を中心に「農業屋」などの店舗を展開する会社である。本社は三重県松阪市。

日本初の農業用品専門店として、1603年に創業。現在でも農業分野に特化した企業は、全国的に珍しい。

  • 本社:〒515-0818三重県松阪市川井町花田539(物流センターを兼ねる)
  • 売上高:42億円(2009年実績)
  • 社章:双葉を円で囲み、中央にKURAGIの文字を置いたものである。
  • 1603年(慶長8年)9月 – 松坂新町にて「倉田儀八商店」として創業。
  • 1911年(明治44年) – 倉儀種苗店に屋号を変更。
  • 1934年(昭和9年) – クラギ種苗店に変更。
  • 1948年(昭和23年) – 資本金200万円でクラギ種苗株式会社設立。
  • 1961年(昭和36年)12月 – 現在のクラギ株式会社に社名変更。資本金を1000万円に増資。
  • 1964年(昭和39年) – 松阪市新町にガーデンショップクラギを開店。
  • 1970年(昭和45年) – 本社を松阪市殿町に移転。
  • 1982年(昭和57年)4月 – 初の農業屋名義の店舗「農業屋三雲店」を一志郡三雲村(現在、松阪市)に開店。
  • 1989年(平成元年) – 初の三重県外店舗、「農業屋渥美店」を愛知県渥美郡渥美町(現在の田原市)に設立。
  • 1992年(平成4年)4月 – 一志郡嬉野町(現、松阪市)に「嬉野研究農場」設立。
    • 12月 – 本社を松阪市川井町に移転。
  • 2005年(平成17年) – インターネットによる通信販売を開始。
  • 2006年(平成18年) – 農家の産直市場みのり事業を開始
  • 2008年(平成20年) – 農業生産法人農業屋ファーム株式会社の設立
  • 2010年(平成22年) – 農業屋37店目農業屋芸濃店を三重県に開店。
  • 2013年(平成25年)5月1日 – 松阪市民文化会館および松阪コミュニティ文化センターの命名権(ネーミングライツ)を取得、それぞれ「クラギ文化ホール」、「農業屋コミュニティ文化センター」と名付ける[2]

主な事業[編集]

  • 「農業屋」 – 種苗・農業・家庭菜園・園芸用品を取り扱う。ひよこのマークが特徴。
  • 「農家の産直市場みのり」 – 野菜の直売店。
  • 農業コンサルティング – 農家各戸を回り、直接助言・指導・提案を行う。
  • 農業機械の修理、メンテナンス、買い取り、中古リサイクル販売。
  • 三重嬉野農場 – 苗の生産。
  • 農業屋ドットコム – インターネットでの通信販売。

農業屋[編集]

店舗の例(志摩店)

三重県[編集]

愛知県[編集]

滋賀県[編集]

岐阜県[編集]

奈良県[編集]

和歌山県[編集]

兵庫県[編集]

農家の産直市場みのり[編集]

単なる農業関連商品の販売にとどまらず、「お客様と名前で呼び合う関係」を構築している。経営面では若手社員を積極的に店長や幹部に抜擢している。またすべての部署に女性がおり、管理職に就く女性も多く、店舗では女性のパートタイマーが活躍するなど、女性の雇用・登用に熱心である[3]

地域貢献活動として、松阪市社会福祉協議会へ夏に渥美メロン、秋にさわ餅、冬に田舎あられを贈っている[4]

参考資料・外部リンク[編集]

公式ウェブサイト