Month: April 2020

長老派教会 – Wikipedia

長老派教会(ちょうろうはきょうかい、英語: Presbyterianism, Presbyterian Church)は、キリスト教のプロテスタント、カルヴァン派の教派。長老教会、長老派、プレスビテリアンとも訳される。 歴史の長いプロテスタントの一派である。16世紀のスイスの宗教改革において、チューリヒのツヴィングリ派はブリンガーに引き継がれ、ジュネーヴのカルヴァン派との、チューリッヒ協定による改革派教会の合同が成立した際、教会制度はカルヴァンの長老制が採用された。カルヴァンは聖書の権威にしたがって、教会を治める「監督、長老、牧師」を区別しなかったと述べた。改革派の中心地は1520年から1560年にかけてチューリッヒからジュネーヴに移っていったと言われる[3] 。聖書によって改革され続けるという改革派の信仰は、ドイツ、フランス、オランダなどで広まったが、ジョン・ノックスによってスコットランドに伝えられ、この地で発展し、教会制度によって「長老派」(プレスビテリアン[Presbyterian])を名乗るようになる。ノックスは『戒規の書(訓練、規律書)』で、長老制がジュネーヴからではなく、聖書から直接来たものであると明言している[4]。 1567年にスコットランドの国教となり、その後にフリー・チャーチが分離した。大陸の改革派とイギリスの長老派はそれぞれ信仰告白を整備し、準拠する信仰告白によって呼び分けられるようになる。ピューリタン(清教徒)のうちトマス・カートライトはイングランド国教会の監督制を否定し、長老制を主張した。長老派のウェストミンスター信仰告白は1647年にスコットランド議会で採択され、1648年、イングランド議会でも採択された[5]。ニュージーランドにおいては主流的存在である。 ウェストミンスター基準に準拠せず、大会、中会、小会を持たなくても、「長老派」「長老教会」を標榜する例は、日本、韓国、台湾などに散見される。現時点での日本においてスコットランドにおけるがごとくの規模の長老会を持つ教会は存在しない[6]。 長老派は、聖書の「使徒行伝」(使徒の働き)14章23節、20章17節、「テトスへの手紙」1章5節に由来する。新約聖書が書かれたギリシア語の πρεσβύτερος(presbyteros プレスビュテロス)は、長老と言う意味である。 教父たちの間では、長老職(カトリック教会で言う司祭)と司教(主教)職は同一視されており、時代が下るまで区別されなかった。長老たちが複数いるということは、教会政治の基準であるからである。[7] 教父ヒエロニムス(347年 – 420年)は、「テトスへの手紙」4章で、以下のように述べている。「長老というのは、主教と同一である。悪魔の影響によって党派が増える以前、教会は長老会によって、治められていた。」 教父ヨハネス・クリュソストモス(349年 – 407年)の “Homilia i,

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モンスターファーム (アニメ) – Wikipedia

『モンスターファーム』は、テクモのコンピュータゲームである『モンスターファーム』および『モンスターファーム2』を原作とするテレビアニメである。 本項では第1期『モンスターファーム 〜円盤石の秘密〜』(モンスターファーム えんばんせきのひみつ)と第2期『モンスターファーム 〜伝説への道〜』(モンスターファーム レジェンドへのみち)を合わせて解説する。 中部日本放送(現・CBCテレビ)制作・TBS系列で放送された。アニメーション制作は東京ムービー(キョクイチ東京ムービー→トムス・エンタテインメント、以下TMS)名義。それまで旅番組枠だった土曜7時30分から8時00分 (JST) の枠は、この番組からアニメ枠に転換された。 TMSのテレビアニメで最初にデジタル彩色を導入した作品であり、3DCGが随所に採り入れられている。 第1期(円盤石の秘密)[編集] 1999年4月3日 – 2000年3月25日(全48話) 前週の特番を経て放送された『モンスターファーム』初のテレビアニメである。原作は育成ゲームであるが、ファームでのモンスター育成の要素は全く取り入れておらず、冒険主体のストーリーとなっている。朝の放送枠ではあるが、モンスターの死を描いたストーリーが多く、人の業を多く描いたのも本作品の特徴である。ダチョウ倶楽部やつボイノリオなどのタレントも声優として出演していた(特につボイは続編でも同じ役柄を演じている)。 主題歌は同じ制作会社による『名探偵コナン』で前例のあるビーイング(GIZA studio)アーティストを起用している。 同時期に並行して『月刊少年ガンガン』にて幸宮チノによる漫画が連載された。幸宮側には前田実によるデザイン設定が主要キャラクターのもの以外は届かなかったため、アニメ版とは一部キャラクターのデザインが異なっている。 2018年1月2日よりテレビ埼玉で再放送されている[1]。 第2期(伝説への道)[編集]

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葛飾区役所 – Wikipedia

葛飾区役所(かつしかくやくしょ)は、特別地方公共団体(特別区)である葛飾区の組織が入る施設(役所)である。 京成立石駅から徒歩10分程度の場所にあり、1962年(昭和37年)に完成した本館と1978年(昭和53年)に完成した新館及び議会棟からなる総合庁舎である。 総合庁舎の建替について[編集] 2008年(平成20年)度に総合庁舎の建築・設備劣化調査診断を行った結果、10年程度で大規模な更新が必要と判断された。また、耐震診断の結果では、構造耐震指標(Is値)は本館・議会棟0.72、新館0.77でとなり、一般公共建築物として必要とされる0.60は超えているものの、災害応急活動に求められる施設としての0.9は満たしていなかった。これら結果を踏まえて、総合庁舎の整備の必要性が高まり、検討委員会での検討を経て、2011年(平成23年)11月に「葛飾区総合庁舎整備のあり方検討委員会とりまとめ」をまとめた。 1932年の葛飾区発足時は、現・立石図書館付近の旧・本田町役場を区役所としていたが、1937年に現・かつしかシンフォニーヒルズの場所へ移転し、1962年に現在地へ移転した。 1932年(昭和7年) – 葛飾区が発足する。区役所は旧本田町役場(立石一丁目)を利用する[6]。 1937年(昭和12年)1月 – 立石六丁目(葛飾区文化会館(かつしかシンフォニーヒルズ)所在地)に移転する[6]。 1945年(昭和20年)2月 – 空襲により焼失する[6]。本田小学校等を仮庁舎とする。 1948年(昭和23年)3月 – 立石六丁目に庁舎が完成する。 1962年(昭和37年) – 現在地に本館が完成し、移転する。

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藤原宏 – Wikipedia

藤原 宏(ふじわら ひろし、1921年8月1日 – 2008年10月2日)は、国語教育学者。国語・書写を担当した。 東京出身。東京大学文学部支那文学哲学科卒。1956年同大学院修了。1965年文部省初等中等教育局教科書審査官、1975年兵庫教育大学教授、早稲田大学教育学部教授、92年定年退任[1]。 『新しい国語表記』ぎょうせい1976 『小学校教育課程講座 国語』ぎょうせい 1977 『国語科の新展開』明治図書出版 1978 『注解常用漢字表 新しい国語表記』ぎょうせい 1981 『関係把握による読み方指導』明治図書出版 1984 『新旧学習指導要領の対比と考察 小学校国語科』明治図書出版 1989

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松本幸男 – Wikipedia

松本 幸男(まつもと ゆきお、1926年3月28日[1][2] – 1983年1月28日[2][3])は、日本の政治家。日本社会党衆議院議員(1期)。社会保険労務士[3]。 埼玉県入間郡三ヶ島村(現・所沢市)出身[2]。1940年、三ヶ島村立三ヶ島尋常高等小学校卒[3]。陸軍特別幹部候補生を経て[3]、戦後、豊岡町(現・入間市)にあったジョンソン基地に入り、労働運動に参加[2]。全駐労埼玉地連書記長、同副委員長となる[2]。その後所沢市議会議員を経て[2]、日本社会党から埼玉県議会議員選挙に立候補し当選[2]。1979年4月の県議選で落選、同年10月の第35回衆議院議員総選挙に旧埼玉2区から日本社会党公認で立候補するも次点落選。翌年の第36回衆議院議員総選挙で初当選した。1983年1月、所沢市内の自宅で首吊り自殺の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。同じ選挙区の自由民主党議員の小宮山重四郎が追悼演説を行った。 このほか埼玉県地方労働委員会委員、埼玉労働金庫監事、社会党所沢総支部委員長、同埼玉県本部常任顧問、県住宅生活協同組合理事長なども務めた[2][3]。 ^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、1166頁。 ^ a b c d e f g

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大西洋平 (シンガーソングライター) – Wikipedia

アーティスト&番組名 etc 発売日 アルバム名 楽曲 タイアップやオリコン順位など 日本コロムビア110周年記念テーマソング #コロちゃんフェス 夏休みが来るまえに(作詞) 伊勢大貴 2014年9月10日 『BE A HERO』 Bad Trick(作詞) 内田彩 2014年11月12日 『アップルミント』 ドーナツ(作詞)

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ルドラークシャ – Wikipedia

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。出典検索?: “ルドラークシャ” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2019年11月) ルドラークシャ(またはルドラクシャ、Rudraksha; ヒンディー語: रुद्राक्ष、ラテン文字転写: rudrākṣa)とは、主にインドを中心に丁重に扱われる菩提樹の実およびその実が得られる木のことである。ホルトノキ科ホルトノキ属(英語版)で学名を Elaeocarpus ganitrus といい[2]、インドジュズノキという和名を持つ[1]。ネパール産とジャワ産があり、少ないながらもインドでも採れる。金剛子木(コンゴウシノキ)や数珠菩提樹(ジュズボダイジュ)とも称される[1]が、仏陀が悟りを開いたという菩提樹の木(インドボダイジュ)はクワ科であり、全く別の種類である。 元々ヒンドゥー教のシヴァ派の必須アイテムだが、最近では宗派・国を超えて、たくさんの人々がこれを買い求めているという。ネパール産・ジャワ産共に最も多く採取されるのは5つの筋が入った「5面ルドラークシャ」だが、レアな筋数になると高価になり、取引されている。この筋数によって、効果に違いがあるという。 現に、シヴァ神の肖像画には、彼がルドラークシャの数珠を何本も身に着けている姿で描かれている。 コーナー &

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ちゃっきり茶太郎 – Wikipedia

「ちゃっきり茶太郎」(ちゃっきりちゃたろう)は、2016年7月20日にビクターより発売された橋幸夫の180枚目のシングルである[1]。CD(VICL-37185)とカセットテープ(VISL-37185)の2形式で発売された。 2016年は、1960年7月に「潮来笠」でデビューした橋にとっで57年目にあたる。デビュー初期には多くの股旅ものをリリースしてきた橋だが、恩師にあたる作詞家の佐伯孝夫没後は、股旅ものは阿久悠作詞でシングルやアルバムを発表しているもの、急減した。 リバスター時代には、オリジナルアルバム「日本列島三度笠」はあるが、シングルでの股旅ものは発表されないままに終わった。 ビクター復帰後は、初共演となる荒木とよひさの詞に恩師吉田正が曲をつけ、「面影渡り鳥」を1996年5月にリリースしたが、吉田はその翌年病没している。「面影渡り鳥」はビクターヒットを受賞し、国民栄誉賞を受賞した吉田の最後のヒット賞受賞作品となった[2]が、これが橋への遺作となった。 その後は股旅ものが発表されることはなく、本作は20年振りの股旅ものとなった。 従来は、地名+人名(潮来の伊太郎、沓掛時次郎、成田の花太郎、佐久の鯉太郎)の組合せが主であったが、本楽曲では地名の代わりに、広く知られている「ちゃっきり節」の「ちゃっきり」で、駿河と遠江を表現している。「ちゃっきり節」は静岡電鉄経営の遊園地用コマーシャルソングとして、北原白秋が作詞したもので、1931年にビクターの市丸がレコードに吹き込み、大ヒットして広く知られるようになり[3]、新民謡として定着した。本楽曲はこれと静岡特産のお茶をモチーフにしている。歌詞には「小夜の中山」「牧ノ原」「遠州」「駿河湾」などの地名も盛り込まれている。 橋は、20年ぶりの股旅ものとなる本曲について、「認知症を長く患った母が、病床でも『潮来笠』だけは歌詞を忘れずに最後まで歌えた」、その「母に、この歌が届けばいいなと思います」と述べている[4]。 発売から半年後の2016年12月19日には、茶太郎のゆかりの牧之原台地周辺5市(牧之原市、御前崎市、掛川市、菊川市、島田市)から、牧之原台地のお茶をPRする「お茶親善大使」に任命されている[5]。 作詞は鈴木紀代で、これまでも「男ざかり」(VIDL-3050)などで共演している。作曲の影山時則、編曲の新田高史とは初共演となる。 c/wの「2020音頭(来たれ!希望の新時代)」は、作詞椎名透明、作曲橋幸夫、編曲矢田部正で、2020年の東京オリンピックに向けた楽曲の一つとして、橋がパーソナリティを務める「橋幸夫の地球楽団」で、2015年末に発表された楽曲である。 ちゃっきり茶太郎 作詞:鈴木紀代、作曲:影山時則、編曲:新田高史 2020音頭(来たれ!希望の新時代) 作詞:椎名透明、作曲:橋幸夫、編曲:矢田部正 収録アルバム[編集] 「ちゃっきり節」関連[編集]

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リンダー仮説 – Wikipedia

リンダー仮説(りんだーかせつ、英: The Linder hypothesis)とは、需要構造や消費者の選好が似通った国同士で多くの国際貿易が行われるはずであるという仮説のこと[1]。転じて、国家間で生産技術や要素賦存量が同一であっても、財の差別化があれば国際貿易が生じるであろうという仮説のこと。ステファン・リンダー(英語版)が1961年に提示した[1]。 ステファン・リンダーがレオンチェフの逆説の説明としてリンダ―仮説を提示した。ヘクシャー=オリーン・モデルは、国がその国に豊富に存在する生産要素を使用して生産される財を輸出することを予測する。しかし、ワシリー・レオンチェフが1947年のアメリカのデータを観察すると、アメリカは資本豊富国であると考えられるにもかかわらず、アメリカの輸入財の方が輸出財よりも資本集約的であることを発見する。 ステファン・リンダーはこのレオンチェフの逆説を解決する理論を提示しようと試みた[1]。リンダーは国際貿易の発生源として供給サイドの要因(要素賦存量)を考えるからパラドックスが発生すると考え、国際貿易の発生源を需要サイド(消費者の選好)に求めた[1]。そして、需要構造が似通った国は同様の産業を発展させて差別化財を貿易するようになるため、貿易額が増えると予想した[1]。 実証的検証[編集] リンダー仮説と整合的な需要構造の国際貿易への影響(リンダ―効果)が実証的にも観察されている。計量経済学的な検証では、一人当たり所得を国の需要構造の代理変数として用いる。つまり、エンゲルの法則から示唆されるように、所得水準が似通った国では消費者は同様の選好を持つと仮定する[2]。しかし、所得水準が似通った国は地理的に近く立地する傾向にあることから貿易額が大きく、選好それ自体の貿易への影響を取り出すことを難しくしている。リンダー効果は非製造業よりも製造業の財の貿易を説明する際により当てはまり具合が良いこと、さらに、製造業内では消費財よりも資本財の貿易、同質財よりも差別化財の貿易を説明するのに当てはまり具合が良いことが示されている[3]。 ^ a b c d e An Essay on Trade and Transformation,

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