ローソンストア100(ローソンストアひゃく、LAWSON STORE 100)は、ローソングループの株式会社ローソンストア100(英語: Lawson Store100, Inc.)が展開するコンビニエンスストアである。コンセプトは「献立応援コンビニへ。」。 生活用品や各種サービスを行っている従来型のコンビニとは別に、生鮮食品(食肉、野菜など)を扱うミニ・スーパーの機能と、身近な生活用品をそろえた100円ショップの機能を融合させ、学生・単身者などが気軽に利用できる複合型の店舗を目指すことを念頭に店舗展開する。その為、公式ではコンビニの利便性、スーパーマーケットの品揃え、100円ショップの均一価格の3つの業態特性を併せ持つ「くらし支えるストア」と表している。 基本的に100円(税抜)の商品が中心だが、弁当や一部の惣菜・菓子・一般食品・雑誌は、価格が100円でないものもある。また、多くの店が24時間営業であるが、中には24時間営業ではない店舗もある。多くの店舗では酒類・煙草を取り扱っている。なお、2013年(平成25年)5月20日から福岡県内の店舗でゆうパックの取扱いを開始し、6月1日より全国で取扱いを開始(冷蔵・冷凍などは取扱なし)。切手・収入印紙の販売、公共料金の収納代行も行っている。また、2014年6月2日からクレジットカードが利用可能となった。その後、同年内には全店舗でローソンと同様に電子マネーが利用できるようになった(ただしクオカードやビール券などの金券類は現状利用不可)。その他2011年(平成23年)のクリスマスケーキ予約時には300円分のクーポン券がレシートへの印刷により発行されたり、2012年(平成24年)3月からは月刊Pontaに掲載されたクーポンの使用やPontaポイントの加算(税別200円毎1ポイント)、使用(1ポイント1円)も可能となった。なお現状チケット発券などのサービスは行っていない。コピーは一部店舗のみの設置である。過去にはATMは設置されている店舗も存在した。店舗網は直営・フランチャイズ合わせて約1100店舗(2015年1月時点)。 低価格商品を販売し出店攻勢を強める小型スーパーの躍進などで当業態店舗の収益が悪化していることから、2015年度末までに低採算店など全体の2割以上の店舗(2015年1月時点で展開している約1100店舗のうち約260店舗)を閉店し、うち約60店舗は通常のコンビニや医薬品を強化したドラッグストア型店舗へ業態転換、約200店舗については完全閉鎖することが発表されている[3]。 歴史・沿革[編集] 2009年(平成21年)5月1日にローソンストア100を営業していた株式会社バリューローソンが株式会社九九プラス(きゅうじゅうきゅうプラス)に吸収合併(この時点で共にローソングループ)され、ローソンストア100は九九プラスの下で暫く営業されてきたが、2014年(平成26年)2月1日には同社のオペレーション(直営店舗運営・商品開発)機能が当社(2013年11月設立、当時は株式会社ローソンマート)に承継されることとなった。なお、九九プラスは同日付けで株式会社ローソンに吸収合併され解散している[4]。 新業態「ローソンマート」の誕生と1年余りでの撤退 ローソンマート西横浜店(一号店)(2014年3月9日撮影、現在ではローソンストア100に業態転換している) 同年2月20日には新業態となるローソンマートの一号店が神奈川県横浜市にオープン[5][6][7]。ローソンマートはローソンストア100の進化型店舗で、コンビニとスーパーマーケットの中間の品揃えを目指し、野菜に加えて精肉や水産加工品などを扱い生鮮食品の充実を図るほか[5][6]、ATMやロッピーの設置、電子マネーや公共料金の支払いにも対応するなど本家のローソンと同様にサービスの充実も図るとしており[7]、売り場面積は従来のローソンストア100の平均的な店舗と比較して約1.5〜2倍に拡大する方針を掲げていた。また、2016年度末までに関東・東海・近畿地方を中心として500店舗の新規出店を目指していた[8]。 しかし、安価な商品を販売し首都圏への出店を加速するイオンの「まいばすけっと」やマルエツの「マルエツプチ」、ユニーの「Miniピアゴ」などと比して価格が割高なことから苦戦しており、集客力にも限界があることから2015年1月には同年度中に全店舗(1月時点で39店舗を展開していた[9])を閉店し、通常のコンビニ(ローソンストア100・ローソン・またはローソンプラス)や医薬品を強化したドラッグストア型店舗へ業態転換することが発表されている[3]。全店舗の業態転換が同年10月時点で既に完了しており、これにより同業態からは1年余りで完全撤退することとなった。 一方、ローソンストア100も同時期までに低採算店など全体の2割以上の店舗(2015年1月時点で約1100店舗を展開、そのうちの約260店舗にあたる)を閉店し、うち約60店舗は通常のコンビニやドラッグストア型店舗へ業態転換、約200店舗については完全閉鎖することとなった[10]。これらの整理が一段落し当社の事業がローソンストア100専業となったことから、2016年(平成28年)3月1日付けで企業名も株式会社ローソンストア100に変更している。 1996年(平成8年)4月 – スーパーマーケットを運営していた株式会社ベスト(家電量販店のベスト電器とは無関係、テスコグループを経て後のイオンエブリ株式会社。現在はマックスバリュエクスプレスやアコレ、まいばすけっとなどグループ内で業態転換により消滅)内に事業部を発足。東京都立川市若葉町に「99エンオンリーストア」の店名で1号店を開店。 2000年(平成12年)10月
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