山村紅葉 – Wikipedia

山村 紅葉(やまむら もみじ、1960年10月27日[1] – )は、日本の女優、タレント、元国家公務員。本名、吉川 紅葉[1]。旧姓、山村

京都府[1]京都市[2] 出身。山村美紗オフィス、東宝芸能所属。愛称は「もみちゃん[3]

母は山村美紗[4]。夫は元財務省官僚[5]。叔父は木村汎。

京都教育大学附属幼稚園、京都教育大学附属桃山小学校、京都教育大学附属桃山中学校、京都教育大学附属高等学校を経て[2]1985年に早稲田大学政治経済学部経済学科卒業[1]

学生時代に母・山村美紗の本が原作のテレビドラマ『燃えた花嫁〜殺しのドレスは京都行き〜』(テレビ朝日)で女優デビューし[1]、「卒業するまでの記念に」とその後もドラマ作品に20本ほど出演する[1][6]。1984年に国税庁国税専門官試験に合格[1]。卒業後、女優業は引退して大阪国税局に勤務し、国税調査官として働く[1][7]。1987年[8]、26歳の時に結婚[5] 後、退職[1]。結婚後は専業主婦になるつもりだったが出演依頼が殺到し[5]、本格的に女優としての活動を再開した[1]。その後夫がニューヨークへ転勤になった時も、本来同行しなければならないところだったが、自身の初舞台が1年前に決まっていたため、離婚を覚悟のうえで舞台のために日本に残る[8]。夫は最初はしぶしぶだったものの、舞台も一時帰国して観劇し、女優業についても「そんなに好きなことがあるんだったら応援しようと思う」と言ってくれたという[8]

母の作品が原作のドラマ[1] 、および母と親交の深かった西村京太郎原作のドラマに多く出演している[6]。2016年時点で500本以上出演し、2時間ドラマの裏女王と言われる[6]。晩年の山村美紗は「あたしが死んだら紅葉がドラマに出られなくなるから」と、体調不良をおして作品を書いていたという[6]。その他、舞台やバラエティ番組にも多数出演しており[6]、出演本数は事務所でも1,2位を争う[9]。このこともあり、2017年版の東宝カレンダーには芸歴33年で初登場を果たした[10][11]

  • 趣味はスケート[12]。特技は英語、ドイツ語、ピアノ、京ことば[1][12]
  • 日本喜劇人協会の理事にも名を連ねている[1]。2010年3月22日発行の『婦人公論』で「我が心の師」(喜劇と舞台に導いてくれた人)は大村崑であると紹介されている。
  • 幼少期は母親によってポケットにワイヤレスマイクを入れられていたため、公園でブランコから落ちてもすぐに飛んでくる母をスーパーマンでなんでも知っていると思っていたという[13]
  • サンリオのキャラクターであるハローキティが大好きで、キティラーとして有名[6]。自宅や楽屋にグッズを多数有している[6]。キティラーになったきっかけは幼少期に白い猫を飼っていたため。しかし最近、キティちゃんが猫ではないとサンリオから正式発表があり、驚いたという[14]
  • デビュー当時は服のサイズが5号と非常に痩せており、衣装が合わなかった[15]。ビール好きで、かけつけで2リットル飲んでいたこともあり[16]、太ってしまったという。2014年には禁酒し、8キロのダイエットに成功した[17]
  • 自転車には乗れず、自転車に乗るロケの時は大変だったという[17]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

紀行番組[編集]

テレビアニメ[編集]

ゲーム[編集]

吹き替え[編集]

CM[編集]

舞台[編集]

  • 京都都大路謎の花くらべ(2006年9月、京都南座)[40]
    • 京都 都大路謎の花くらべ(2019年8月、新橋演舞場)[41]
  • 山村美紗サスペンス「京都 花灯路 恋の耀き」(2010年10月、京都南座)[42] – 内田良恵/本人 役
  • 滝口炎上(2015年5月29日・30日、明治座) – 春日局 [43]

ラジオ[編集]

  • おきばりやす 京女は今日も一生懸命(双葉社 2001年)
  • ほんまもんの京都みやげ100 山村紅葉が厳選!(学習研究社 2005年)
  • 京都ミステリーの現場にご一緒しましょ = Let’s Visit Kyoto’s Mystery Sites Together(PHP研究所 2015年(京都しあわせ倶楽部))

外部リンク[編集]