ヴィクトリー級コルベット – Wikipedia
ヴィクトリー級コルベット(英語: Victory-class corvette)は、シンガポール海軍のコルベットの艦級[1]。 本級は、ドイツのリュールセン社(ドイツ語版、英語版)によって開発されたMGB-62型と称される設計を採用している。これは同社がバーレーン海軍向けに開発したアル・マナマ級(FPB-62型)の船体設計を流用して、ヘリコプターの運用能力を省いたものである。またイスラエル製の充実した電子戦装備を配置する必要から、同国海軍のヘッツ級に似た大型の塔型マストを備えているが、このために復原性の問題があり[2]、1992年にはARSA(adaptive rudder-roll stabilizing autopilot)舵減揺装置が装備された[1]。 主機関はアル・マナマ級(FPB-62型)のものが踏襲され、V型20気筒のMTU 20V538 TB93ディーゼルエンジン4基によってスクリュープロペラ4軸を駆動する方式としている。また電源は合計出力408キロワットを確保した[1]。 戦術情報処理装置はイスラエル製のNATACS、武器管制システムはサーブ社の9LV200であり、メインセンサーは同社のシージラフ150HCである。また航法レーダーは戦術状況表示盤と連動している[1]。 1996年には、「ヴァラー」での試験を経て、全艦の艦尾甲板両舷にバラク個艦防空ミサイルのVLSが8セルずつ搭載された。なおハープーン艦対艦ミサイルは、平時は2発のみが搭載されている[1]。 同型艦一覧[編集] # 艦名 進水 就役 P 88 ヴィクトリーRSS
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