ケーレブ・ドレッセル – Wikipedia
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ケーレブ・リメル・ドレッセル(Caeleb Remel Dressel, 英語発音: /ˈkeɪləb ˌriˈmɛl ˈdrɛsəl/[1]; 1996年8月16日 – )は、アメリカ合衆国フロリダ州グリーン・コーヴ・スプリングス出身のアメリカ人男子競泳選手。専門はバタフライと自由形。100mバタフライの世界記録保持者。オリンピックで7個、世界水泳選手権で13個の金メダルを獲得している。
スタート・ドルフィンキックが非常に上手くアメリカのトップスプリンターであるネイサン・エイドリアンやアンソニー・アービンと比べても15mの通過タイムが非常に速いのが特徴である。[2]
2016年リオデジャネイロオリンピック[編集]
初めてのオリンピックでドレッセルは100m自由形で6位、400mリレーと400mメドレーリレーで二冠を達成した。メドレーリレーは予選メンバーとして泳いだ。
2017年ブダペスト世界水泳選手権[編集]
50m自由形と100m自由形でナショナルレコードを更新して金メダルを獲得し、100mバタフライでも歴代2位となる49.86秒で優勝し、個人三冠を達成。リレーでは400mリレー・400mメドレーリレー・400m混合フリーリレー・400m混合メドレーリレーで四冠に輝き、個人種目と合わせて2007年のマイケル・フェルプスに次いで史上2人目の七冠を達成した。2つの混合リレーでは世界新記録を樹立した。
2019年光州世界水泳選手権[編集]
50mバタフライと50m自由形を大会新記録で優勝し、100mバタフライでは準決勝で世界記録を0秒32更新する49秒50を記録し、決勝でも2位以下に1秒以上の差をつけて優勝、100m自由形でも高速水着が廃止以降初の46秒台となる46秒96を記録し金メダルを獲得、個人4冠を達成した。リレーでは400mリレーを男子、混合共に制したがメドレーリレーでは男子・混合のどちらも2位で今大会は6冠に終わり、史上初の2大会連続7冠とはならなかった。
2020年東京オリンピック[編集]
50m自由形・100m自由形・100mバタフライ・400mフリーリレー・400mメドレーリレーで5冠を達成した。100mバタフライと400mメドレーリレーでは世界新記録を樹立した。オリンピック競泳競技で5冠を達成したのはマーク・スピッツ、クリスティン・オットー、マット・ビオンディ、マイケル・フェルプスに次いで5人目[3]。ちなみに、400mメドレーリレーでは第三泳者となり得意のバタフライを泳いだのだが、自身が同大会の100mバタフライで更新した世界新記録「49:45」を0.42秒超える「49:03」を記録した。
自己ベスト[編集]
長水路
種目 | 記録 | 樹立年 | 備考 |
---|---|---|---|
50m自由形 | 21秒04 | 2019年 | |
100m自由形 | 46秒96 | 2019年 | |
50mバタフライ | 22秒35 | 2019年 | |
100mバタフライ | 49秒45 | 2021年 | 世界記録 |
短水路
種目 | 記録 | 樹立年 | 備考 |
---|---|---|---|
50m自由形 | 20秒16 | 2020年 | 世界記録 |
100m自由形 | 45秒08 | 2020年 | |
100mバタフライ | 47秒78 | 2020年 | 世界記録 |
100m個人メドレー | 49秒28 | 2020年 | 世界記録 |
外部リンク[編集]
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