クリスタル・プラネット – Wikipedia

クリスタル・プラネット』(Crystal Planet)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが1998年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。

本作収録曲のうち3曲は、リリース当時は5歳半だったサトリアーニの息子Z.Z.が共作者としてクレジットされている[10]。また、「Z.Z.ソング」は妻がZ.Z.を身籠っていた頃に作られた曲で、サトリアーニが妻の腹にヘッドフォンを当て胎内のZ.Z.にこの曲を聴かせたところ、腹を蹴るのをやめておとなしくなったという[10]

母国アメリカのBillboard 200では50位に達し、自身7作目の全米トップ100アルバムとなった[7]。フランスでは1998年3月7日付のアルバム・チャートで初登場10位となり、6週連続でトップ100入りするヒットとなった[3]

収録曲「ア・トレイン・オブ・エンジェルズ」は、第41回グラミー賞において最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[11]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「定番のハードロック・ナンバーやバラードもあるが、このアルバムの驚くべきところは、彼のテクニックがさらなる進化および深化を遂げ、未知の海域に乗り出していることである。彼のインストゥルメンタル作品としては『サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン』以来の傑作である」と評している[12]

特記なき楽曲はジョー・サトリアーニ作曲。

  1. アップ・イン・ザ・スカイ – Up in the Sky – 4:09
  2. ハウス・フル・オブ・ブレッツ – House Full of Bullets – 5:33
  3. クリスタル・プラネット – Crystal Planet – 4:35
  4. ラヴ・シング – Love Thing – 3:50
  5. トランドラムバリンド – Trundrumbalind – 5:13
  6. ライツ・オブ・ヘヴン – Lights of Heaven – 4:23
  7. ラズベリー・ジャム・デルタv – Raspberry Jam Delta-v – 5:21
  8. セレモニー – Ceremony – 4:53
  9. ウィズ・ジュピター・イン・マインド – With Jupiter in Mind – 5:46
  10. シークレット・プレイヤー – Secret Prayer – 4:27
  11. ア・トレイン・オブ・エンジェルズ – A Train of Angels (Joe Satriani, Z.Z. Satriani) – 3:42
  12. ア・ピース・オブ・リキッド – A Piece of Liquid (J. Satriani, Z.Z. Satriani) – 3:04
  13. サイコ・モンキー – Psycho Monkey (J. Satriani, Z.Z. Satriani) – 4:36
  14. タイム – Time – 5:05
  15. Z.Z.ソング – Z.Z.’s Song – 3:04

日本盤ボーナス・トラック[編集]

  1. エキストリーミスト(ライヴ) – The Extremist (live) – 3:48

参加ミュージシャン[編集]

  • ジョー・サトリアーニ – ギター(all songs)、ギターシンセサイザー(on #3)、キーボード(on #5, #7, #13, #14)、ベース(on #2, #13, #14)、ハーモニカ(on #2)
  • Eric Caudieux – キーボード(on #3, #7, #9, #12)、オーケストレーション(on #7)
  • スチュアート・ハム – ベース(on #1, #3, #4, #5, #6, #7, #8, #9, #10, #11, #12)
  • ジェフ・キャンピテリ – ドラムス(on #1 – #12)、パーカッション(on #1, #4, #6, #8, #9, #10, #11, #12)
  • エリック・ヴァレンタイン – キーボード(on #14)、ベース(on #14)、ドラムス(on #13, #14)、パーカッション(on #13, #14)
  • エルク・サンダー – パーカッション(on #8)
  • ローズ・ハウ – パーカッション(on #14)