ガブリエル・イノア – Wikipedia

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  • ガブリエル・イノーア
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ガブリエル・イノア・ゴメスGabriel Ynoa Gómez, 1993年5月26日 – )は、ドミニカ共和国ラ・ベガ州コンセプシオン・デ・ラ・ベガ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。NPBでの登録名は「ガブリエル・イノーア」。CPBLでの登録名は「加百利」。

プロ入りとメッツ時代[編集]

2009年にニューヨーク・メッツと契約してプロ入り。

2010年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・メッツ2でプロデビューし、14試合(先発12試合)に登板して5勝3敗、防御率1.99、35奪三振を記録した。

2011年はアパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツとルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでプレーし、2球団合計で12試合(先発7試合)に登板して2勝3敗1セーブ、防御率3.21、27奪三振を記録した。

2012年はA-級ブルックリン・サイクロンズでプレーし、13試合に先発登板して5勝2敗、防御率2.23、64奪三振を記録した。

2013年はA級サバンナ・サンドナッツでプレーし、22試合に先発登板して15勝4敗、防御率2.72、106奪三振を記録し、サウス・アトランティックリーグの最優秀投手に選ばれた。

2014年はA+級セントルーシー・メッツとAA級ビンガムトン・メッツでプレーし、2球団合計で25試合に先発登板して11勝4敗、防御率4.07、106奪三振の成績を残した。オフの11月20日に40人枠入りした[1]

2015年はAA級ビンガムトンでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して9勝9敗、防御率3.90、82奪三振を記録した。

ニューヨーク・メッツ時代
(2016年9月25日)

2016年は開幕をAAA級ラスベガス・フィフティワンズで迎え、8月13日にメジャー初昇格を果たした[2]。メジャーデビューとなった同日のサンディエゴ・パドレス戦では延長11回表から登板して無失点に抑え、裏の攻撃でサヨナラ勝ちしたため、初登板で初勝利を挙げた[3]。この年メジャーでは10試合(先発3試合)に登板して1勝0敗、防御率6.38、17奪三振を記録した。

オリオールズ時代[編集]

2017年2月10日に金銭トレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[4]。開幕は傘下のAAA級ノーフォーク・タイズで迎えた。5月4日に昇格すると、翌5日のシカゴ・ホワイトソックス戦で先発のウェイド・マイリーが二度の打球直撃で1回途中に降板した後に緊急登板して6回を無失点で投げ抜き、移籍後初勝利を挙げた[5]

2018年は右脛のストレス反応でシーズン全休となる。10月31日にマイナー契約で再契約した。

2019年は開幕をAAA級ノーフォークで迎え、4月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]。この年は36試合(先発13試合)に登板して1勝10敗、防御率5.61、67奪三振を記録した。オフの11月4日にマイナー契約でAAA級ノーフォークへ配属され、同日中にFAとなった[7]

ヤクルト時代[編集]

2019年12月6日に東京ヤクルトスワローズが獲得を発表した[8]。投手力不足が深刻なチーム状況の中で先発要員として期待されたものの、4度の登板で1回もクオリティスタートを記録せず、5度目の登板で2回7失点を喫し降板、登録抹消される[9]。抑えとして起用された6度目の登板でもたった6球でジェリー・サンズにサヨナラソロホームランを打たれ敗戦投手になった[10]

ヤクルトは2020年10月12日、イノーア投手が退団したと発表した[11]。この時点でイノーアはドミニカ共和国に帰国していた[12]

中信兄弟時代[編集]

2020年12月28日、CPBLの中信兄弟と契約した[13][14]

2021年3月13日の統一ライオンズ戦でCPBL初登板を果たし、1回1失点で[15]CPBL初ホールドを記録した[16]。同月18日の味全ドラゴンズ戦でCPBL初先発登板を果たすも[17]、4回1失点(自責点0)で勝敗がつかなかった[18]。5月4日の味全ドラゴンズ戦では8回無失点でCPBL初勝利を挙げた[19]。しかしその後は先発で結果を残すことができず、9月以降は中継ぎに回った[20]。10月4日、家庭の事情により帰国を余儀なくされ、退団することが発表された[21]。最終的には24試合(先発登板12)に登板し3勝3敗、防御率4.01を記録した[22]

投球データ[編集]

公式戦中の速球の最速球速は、2019年8月に記録した96.6mph (155.5km/h)[23]

トレードマークは長く伸びたひげ。19歳から生やし続け、ドミニカから持参したひげ専用の保湿クリームを塗って整えている。切る時もひげ専用のバリカンで、場所によって長さを変えるなどこだわっている[25]

ヤクルト時代のチームメイトであるスコット・マクガフとは、2017年にオリオールズ傘下のAAA級ノーフォーク・タイズで共にプレーしたことがあり親交がある[26]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB投手記録
NPB打撃記録
CPBL投手記録

背番号[編集]

  • 63 (2016年)
  • 49 (2017年)
  • 64 (2019年)
  • 25 (2020年)
  • 55 (2021年)

登場曲[編集]

  • 「Dale Zoom Ñao ñao(El Viejo Liopo, La Ñata)」Ceky Viciny(2020年)
  • 「Stax of soul」Network Music Ensemble(2020年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]