抱擁〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて – Wikipedia
『抱擁〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて』(Walk the Dog and Light the Light)はブロンクス出身のシンガー、ソングライター、ピアニストのローラ・ニーロによる9枚目のスタジオアルバム。前作『マザーズ・スピリチュアル』の後、9年以上の間をあけて1993年の晩夏にリリースされた。本作は1989年のニーロのライブ・アルバム『ライヴ・アット・ザ・ボトム・ライン』に続くもので、その雰囲気は同様にレイドバックして気楽なものとなっている。2001年に『エンジェル・イン・ザ・ダーク』としてリリースされたアルバムのレコーディングを1994年に開始していたが、このアルバムがニーロの生前にリリースされた新曲で構成された最後のアルバムとなった[3]。『抱擁〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて』は好意的な評論をうけ[4][5][6]、そしてニーロはハーモニー・ボーカル・グループとの親密なデートを重ね、アルバムをサポートした。
『抱擁〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて』は、ライブ・アルバム『ライヴ・アット・ザ・ボトムライン』となった1988年のツアーから生み出された。そのため、音楽は同様にレイドバックしており、1970年代半ばから組んでいるパーカッション奏者二ディア・”リバティ”・マータを含む、ほぼ同じメンバーのミュージシャンをフィーチャーしている[7][8]。
このアルバムはニーロと共にスティーリー・ダンのプロデューサーであるゲイリー・カッツによって制作された[1]。ニーロの豊かでスモーキーな歌声がフェミニズム、動物の権利、ネイティブ・アメリカンの権利などのトピックに関した歌詞を歌い、サウンドはスムースでソウルフルである[6]。
特記あるものを除き、ローラ・ニーロの作詞作曲
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「メイビー・ベイビー – Oh Yeah Maybe Baby (The Heebie Jeebies)」 | ハンク・ハンター、フィル・スペクター | |
2. | 「ウーマン・オブ・ザ・ワールド – A Woman of the World」 | ||
3. | 「月の女神 – The Descent of Luna Rose」 | ||
4. | 「アート・オブ・ラヴ – Art of Love」 | ||
5. | 「ライト・ア・フレイム – Lite a Flame (The Animal Rights Song)」 | ||
6. | 「ルイーズの教会 = Louise’s Church」 | ||
7. | 「こわれた虹 = Broken Rainbow」 | ||
8. | 「抱擁~犬の散歩はお願いね,そして明かりはつけておいて – Walk the Dog and Light the Light (Song of the Road)」 | ||
9. | 「トゥ・ア・チャイルド – To a Child」 | ||
10. | 「メドレー:アイム・ソー・プラウド~デディケイテッド・トゥ・ザ・ワン・アイ・ラヴ – I’m So Proud/Dedicated to the One I Love」 | カーティス・メイフィールド / ラルフ・バス、ローマン・ポーリング |
参加ミュージシャン[編集]
- ローラ・ニーロ – リード・ボーカル、ハーモニー・ボーカル、キーボード
- バーナード・パーディ – ドラムス
- フレディ・ワシントン、ジェリー・ジェモット – ベース・ギター
- エリオット・ランドール、マイケル・ランドウ、アイラ・シーゲル – ギター
- バシリ・ジョンソン、エリック・マッケイン – パーカッション
- エレン・ウリエヴィク – ハープ
- ジュリエット・ハフナー、スー・プレイ・ジュリー・グリーン、ジャンヌ・ラ・ブラン、マリリン・ライト、ブレンダ・ホイットニー・バラー、ジョイス・ハマン、ベリル・ダイアモンド、ラニ・ヴァズ、ローラ・シートン、ジーン・オーロフ、サンフォード・アレン、ミンディ・ジョスティン – 弦楽器
- ルー・マリーニ、ロジャー・ローゼンバーグ、ランディ・ブレッカー、ローレンス・フェルドマン – 管楽器
- マイケル・ブレッカー – サキソフォーン独奏
- ルー・マリーニ – フルート独奏
- ローラ・ニーロ、カーロス・フランゼッティ – 弦楽編曲
- デイヴィッド・フランク – 管楽およびフルート編曲、追加の制作補助
ポピュラーカルチャーの中で[編集]
- 「こわれた虹」はアカデミー賞候補となった1985年の同名のドキュメンタリーのために書かれて録音され、ライブ演奏が1989年の『ライヴ・アット・ザ・ボトム・ライン』に収められた[9]。
- 「トゥ・ア・チャイルド」は元々は異なるバージョンが1984年の『マザーズ・スピリチュアル』に収録されている。
- Michele Kort’s biography Soul Picnic: The Music and Passion of Laura Nyro, St. Martin’s Griffin (May 2003) – 0-312-20941-X
Recent Comments