上白滝駅 – Wikipedia
上白滝駅(かみしらたきえき)は、かつて北海道紋別郡遠軽町上白滝にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅 (廃駅) 。駅番号はA44であった。電報略号はカラ。
廃止時点で停車する列車は1日1往復のみ。これは、2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正時点では、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の浅岸駅(ただし冬季期間中全列車通過扱い)と並び、最も停車本数の少ない駅だった。近隣の旧白滝駅、下白滝駅と共に秘境駅とされていた[新聞 1]。
利用者の減少に伴い、2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正で旧白滝駅、下白滝駅、金華駅と共に廃止された[報道 1]。
当駅廃止と同時にJR北海道札沼線(学園都市線)の浦臼駅 – 新十津川駅間の運行が1日1往復に改正されたため、最も停車本数の少ない駅は1日に折り返し1本のみの新十津川駅となった[注釈 1]。なお、当駅同様に1日1往復のみの停車だった浅岸駅(岩手県)も、当駅と同様に2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正で廃止となった。
相対式ホーム2面2線だったが、合理化により棒線化され、廃止時は単式ホーム1面1線の地上駅であった。遠軽駅管理の無人駅。別棟に木造のトイレもあった。
利用状況[編集]
- JR北海道によると、2011年(平成23年) – 2015年(平成27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「1名以下」であった[報道 2]。
駅前に小さな工場がある。国道沿いに小さな集落や商店がある。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石北本線(廃止時)
- 上川駅 (A43) – (中越信号場) – (上越信号場) – (奥白滝信号場) – 上白滝駅 (A44) – 白滝駅 (A45)
注釈[編集]
- ^ なお、同駅は2020年に廃止されている
出典[編集]
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、918頁。
ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 100-101頁
- ^ 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 314頁
- ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』28号 22-23頁
報道発表資料[編集]
新聞記事[編集]
参考文献[編集]
書籍[編集]
- 田中和夫(監修)『写真で見る北海道の鉄道』上巻 国鉄・JR線、北海道新聞社(編集)、2002年7月15日、94-105頁・311-319頁。ISBN 4-89453-220-4。ISBN 978-4-89453-220-5。
雑誌[編集]
- 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』28号 釧網本線/石北本線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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