ゼルダの伝説シリーズ – Wikipedia
ゼルダの伝説シリーズ(ゼルダのでんせつシリーズ、英: The Legend of Zelda series)は任天堂が開発・発売しているコンピュータゲームシリーズ[6]。 1986年の初代『ゼルダの伝説』の発売以来、長きにわたってユーザーに支持されている、任天堂のアクションアドベンチャーゲーム[7]、またはアクションRPG[注 1]。初代『ゼルダの伝説』は宮本茂、手塚卓志、中郷俊彦、近藤浩治などのわずか数人によってファミリーコンピュータ ディスクシステムのローンチソフトとして開発された[8][9]。 多くのシリーズ作品の共通点として「様々なダンジョンを攻略」「剣をメインとするアクション」「アイテムによる成長」[7]「冒険の舞台が箱庭」などがある[10]。 基本的なストーリーはプレイヤーの分身であるリンクがガノンなどの敵からお姫様のゼルダを助けるという物語。作品ごとに時代や主人公の設定は異なり、ストーリーも独立したものになっているため、シリーズの途中からでも理解できるものになっている[6]。一方で「ハイラルの歴史」と称されるゲーム上の時系列は存在し、制作者へのインタビューや関連書籍等で度々言及されている(後述の「時系列」の項も参照)[11]。 ゲームシステム[編集] 2Dゼルダ・3Dゼルダ ゼルダの伝説シリーズは初代『ゼルダの伝説』『神々のトライフォース』『夢をみる島』『ふしぎの木の実』と2Dのトップビュー(ふかん)型のゲームシステムを採用しており、「ゼルダの伝説=トップビューのゲーム」という図式が確立された[12]。 1998年発売の『時のオカリナ』はこれまでのトップビュー型のゲームシステムから転換し、NINTENDO64の機能を活かし3DCGのフィールドを三人称視点で操作する3Dアクションゲームとなった[13][14]。これまでのゲーム性を損なわない立体表現による臨場感や謎解き、3D空間でのスムーズな剣アクションを実現した[12][15]。 このほかサイドビューによる横スクロールアクション(『リンクの冒険』)、シューティングゲーム(『リンクのボウガントレーニング』)などもリリースされている[15]。 アクション 武器による攻撃やアイテムの使用など豊富なアクションが可能となっている。3Dになった『時のオカリナ』では「タテ斬り」「ヨコ斬り」「ジャンプ斬り」といった剣術も追加され[16]、『風のタクト』や『トワイライトプリンセス』ではタイミングよく攻撃することで大技を繰り出すことができる[17][18]。また、『スカイウォードソード』ではWiiリモコンプラスによる操作でより直感的なアクションが可能となった[19]。 注目システム 『時のオカリナ』以降の3D作品で搭載されている、ボタンを押すことで敵や人物などを自動でロックオンできるシステム。『時のオカリナ』と『ムジュラの仮面』の際は、Zトリガーボタンを押すことから「Z注目システム」と呼ばれた[14]。
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