ラグナロクオンライン それいけ冒険者たち! – Wikipedia

ラグナロクオンライン それいけ冒険者たち!』は成原とんみ(なりはら とんみ)による漫画作品。MMORPGラグナロクオンラインについての、双葉社発行のアンソロジーコミック『ラグナロクオンライン4コマKINGDOM』に連載されていた、4コマギャグ漫画である。

『ラグナロクオンライン4コマKINGDOM』vol.1(2002年12月23日発売)にて連載開始、ほぼ隔月発行の同コミックにおいてvol.1~5、7~13、19・20・24・26と時おり間を置きながら連載を続け、2007年6月28日、みずきひとしの『アコさんに気をつけろ!』と共に、アンソロジーコミック作品としては珍しい単行本化を果たした。

以前の記憶を失って倒れていたところを冒険者に助けられ、「ハテナ」と名づけられた少女と、彼女を取り巻く冒険者たちの日常を描く4コマギャグ漫画で、ハテナを巡る少年アコライトの恋の鞘当てや恋人・夫婦としての冒険者たちの姿を描くラブコメ要素もある。

著者・成原とんみにとって、「オンラインゲーム すごい攻略やってます。」から単行本化された『ROってますか?』(2006年12月26日発売・双葉社)に続く2冊目の単行本。

『ラグナロクオンライン4コマKINGDOM』収録作品の多くは、固定パーティ或いはギルドでまとまって行動する物語が多いが、この漫画においてはレギュラーキャラクターが居て人間関係こそあるものの必ずしも固定メンバーで行動せず、MMORPGではよく見られる「臨公」[1]と呼ばれるパーティを編制しての冒険もしばしば描かれているのが特徴である。また、「臨公」以外にも「蚤の市」[2]など実際のROでのプレイヤーの習慣行事も描かれている。

あらすじ[編集]

プロンテラ近くの平原に記憶を失ったノービスが倒れていた。彼女を助けた2人の冒険者は、疑問だらけの娘に「ハテナ」と名前をつけ、同行させることにした。こうして旅を始めたハテナは、様々な冒険者と出逢って親交を拡げ、時にはへこんだり笑ったりしながら、成長を重ねていく。

登場人物[編集]

※この作品では、一部を除いてキャラクターの名前が明示されることが無く、作中にもそれぞれを明確に分ける表現が使われていない。故に本項では便宜上、著者公式Webサイト掲示板におけるアイコン呼称を参考にしつつ、「各キャラクターの特徴または特徴的装備品名+職業名」で記すこととした。なお、各職業等については、ラグナロクオンライン(以下、ROと略す)の項を参照。

ハテナ

この漫画の主人公たる少女。最初はノービスで、プロンテラ近くの平原で気絶しており、助けられた時にはそれ以前の記憶をすっかり失っていた。自分の名前すら忘れており、頭に疑問符をたくさん浮かべて悩む姿から、ウサ耳プリによって「ハテナ」と名づけられ、彼女らと共に旅することとなった。素直で前向き、明るくて誰からも好かれる性格の反面おっちょこちょいで、悩むと知恵熱を出して卒倒するほど考えることは苦手。見た目の特徴としては黄色いショートヘアーで、拾われた際にもらったウサ耳[3]をずっと装備している。ACT2で一次転職に悩む中、訪れたモロクで目撃した鷹(ファルコン)を連れたハンターに憧れ、その職業になれる転職場[4]が当地にあると勘違いしてシーフ転職場に行き、シーフになってしまった。タバコ商人とウサ耳プリ、さらには悪魔HBプリらの指導も受け数々の冒険を繰り広げながら友達を増やし、ACT5ではタバコ商人・ウサ耳プリのペアと離れ行動している最中に声をかけてきたギルドに加盟した。二次転職でもやはり悩みながらACT9にてアサシンに転職した。その後も仲間たちと経験を積み、ACT15ではついにオーラ[5]を達成、まもなく転生してシーフハイ[6]となった時点で物語は終了している。物語開始以前の記憶は、単行本描きおろしによると、結局取り戻せていないらしい。別の作品ではおぼろげながらも彼女の過去が描写されており、以前は自分と似た容姿の友人がいたが、世界が移り変わった際に離れ離れになってしまっていた。

シフト

青い髪の少年聖職者。悪魔HBプリを先輩と仰ぎ、主に彼らと行動を共にしている。ACT3にて彼らから「スパルタ教育」と称して送り込まれた海底洞窟ダンジョン[7]にてヒドラ[8]に捕捉され危機に陥ったところをハテナに救出され、彼女と知り合った。その後2人で行動した際に意気投合、一旦はそれぞれの同行者と共に別行動を取っていたが、後に臨公に参加した際に偶然再会、さらに悪魔HBプリらの計らいにより同行する機会も増え、彼女との親交を深めていった。もう一人の少年アコライトが現れてからは彼とハテナの関係にヤキモキする一方、シフト自身は彼ほどの積極性を発揮できず、出し抜かれたりすることも多かったが、結局は良いライバル関係を築いた。この物語は、ハテナを巡る彼ともう一人の少年アコライトとの恋の駆け引きや、彼とハテナとの恋の行方が一つの主眼となっている。ACT15でハテナと共にオーラを達成、アコライトハイとなった時点で物語は終了している。単行本描きおろしには、彼が悪魔HBプリと出逢い、行動を共にするまでのいきさつを酔いどれスナイパーがハテナに語る物語が収録されている。

タバコBS(‐ブラックスミス)

気絶していたハテナを拾った冒険者ペアの男性で、連載開始時はマーチャント。頭に頭巾[9]を被り、いつもタバコ[10]を咥えている。目つきが悪くてぶっきらぼうだが、根は優しい常識人。ハテナに属性武器[11]を作る際には材料となる鉱石[12]を彼女自身に集めさせ、本人にそれと意識させずに経験を積ませるなど、決して甘やかすだけではない優しさを持っている。一方で恋には不器用な性格で、相手に何も告げずに結婚など特別な準備をしようとし、大抵その行動は見透かされてしまうものの、時にそれがあらぬ誤解を生むこともあった。さらに義理堅い性格でもあるようで、ウサ耳プリと夫婦ギルドを結成すべく、自らの手でエンペリウム[13]を獲得しようとする姿も描かれている。ACT3で再会した悪魔HBプリらに無理やり転職させられ、ブラックスミスになった。ウサ耳プリの兄でもある悪魔HBプリが苦手だが、彼からは何故かとても気に入られている。

ウサ耳プリ(うさみみプリースト)

気絶していたハテナを拾った冒険者ペアの女性で、名前を忘れていた彼女に「ハテナ」と名づけた。いつもニコニコしており、物腰は上品だが考えが読みにくい女性。支援プリースト[14]にもかかわらずモンスターを見つけると積極的に殴り倒しに行ったり、時折、毒舌でもある。道に迷うと「棒倒し」[15]で進む方向を決める癖があり、このせいで一緒に居る人物と共にさらに道に迷うことがある。アコライト時代、森の中で迷った際に当時マーチャントだったタバコBSと出逢い、偶然フェイヨンに到着した際に彼を“一番好きな場所”へと導いた。以来、彼の露店へ足しげく通い、いつしか共に冒険するようになったらしい。ワープポータル[16]を覚えたときそれを初めて使う相手として彼を選び、その場所は彼女の“一番好きな場所”(フェイヨン)だった。また、彼がかつて古く青い箱[17]から出したブルージェムストーン[18]を大切に持っている。また彼女は悪魔HBプリの妹でもあり、その恋人である酔いどれハンターとも仲が良く、彼らと共にハテナやシフトを見守っている。

悪魔HBプリ(あくまのヘアバンドプリースト)

シフトと行動を共にする先輩プリーストで、ウサ耳プリの兄である男性。また、酔いどれハンターの夫でもある。常に悪魔のヘアバンド[19]とサングラス[20]を着けており、いつも朗らかな反面、考えが読みにくいのは妹同様だが、さらにちょっと意地悪。シフトにわざときつい修行をさせたり、変なシチュエーションを好む一方、彼とハテナとの幼い恋の行方を覗き見しつつ見守っている。この物語の世界[21]での攻城戦[22]では勇名を馳せるギルドでかつてギルドマスターを務め、今でも現役ギルドマスターをはじめとするメンバーにとても慕われている。飄々としてふざけた言動が多いが、酔いどれハンター(当時アーチャー)と出逢った際には、彼女の雰囲気からその孤独を読み取り、賑やかなギルドに連れ帰りその場で結婚[23]の意思を表明するなど、秘めた優しさも持っている。ACT11にて彼女と共にオーラを達成、その後すぐにハイプリーストになった。彼は支援プリーストではなく、いわゆるMEプリ[24]である。

酔いどれハンター(よいどれ‐)

悪魔HBプリの妻で、良きパートナー。登場時にはいつも酔っ払っているか、ビールや酒らしきビールジョッキや缶を手にしており[25]、そのためか終始とても陽気に振る舞っている。悪魔HBプリの覗き見や悪戯などに常時加担しており、彼の言葉に応じる「だーねー」(そうだね、の意味)が口癖。悪魔HBプリとの出逢いは、アーチャー時代にハンター転職場[26]に向かおうとする途中の森の中で酔って寝込んだところをプリーストに転職したばかりの彼に発見され、ハンターギルドに担ぎ込まれたことだった。彼女はその時点で友達や仲間を持っていなかった様だが、寂しげな顔からそれを察した彼により、ギルドに連れ帰られた。結婚したのはそれから間もなくらしい。そうした経緯もあってか、単行本収録最終話となったACT16では、珍しく彼との間で悩む彼女の姿が描かれている。ACT11にて夫婦揃ってオーラ到達、その後すぐにスナイパーになっている。

少年アコライト

ACT6のスフィンクスダンジョン[27]にて、レクイエム[28]と相討ちになったハテナを救出し、彼女が初めて獲得した古く青い箱を手渡したアコライト。その際に会話した彼女に一目惚れし、積極的に彼女に逢いに来る様になった。白い横分けの髪型が特徴で、最初はそれほど長くなかったが、後に前髪が左目を覆うほど長く描かれている。爽やかな笑顔や涼やかな物言いとは裏腹に毒を持った性格で、シフトも彼女に好意を寄せていると見るやライバル視し、彼に対して意地悪をしたり皮肉や嫌味を言うことがあった。彼はレベルアップのペースもハテナやシフトより早く、プリースト転職も転生[29]も彼女らよりも先であった。また、彼はウサ耳プリーストを先輩として知っていたほか、悪魔HBプリがかつてギルドマスターを務めていたギルドに属するなど、他の人物との縁も浅くない。結局、ハテナはシフトを相方[30]に選び、その後も彼はハテナを諦めてはいなかったが、悪魔HBプリの養子となったパンダベイビーマジからの猛アタックを受け、彼自身は否定しつつも良いパートナー関係を築きつつある。なお、最終話時点での彼は、やはりハテナやシフトより一足早く、ハイプリーストになっている。

パンダベイビーマジ

ACT12にて、転生後転職した悪魔HBハイプリと酔いどれスナイパーの養子[31]として登場した、パンダ帽子[32]を被ったマジシャン。シフトのライバルだった少年プリーストに好意を寄せており、狩りに行く前には必ず彼に告白をするのが習慣になっているらしい。彼ですらたじろぐほどの毒舌の持ち主で、モンスターとの戦闘においても良きパートナーとなりつつある。ACT15時点でオーラに達していたが、二次転職はしていない[33]

書籍情報[編集]

関連項目[編集]

日本の漫画作品一覧

  1. ^ ROにおいて集団でモンスターと戦う場合、全員がプラスマイナス10レベル圏内に収まるメンバーでパーティを組むと、倒したモンスターの経験値を各自に均等に分配することができ、支援職など戦闘が苦手なプレイヤーも経験値を獲得できる。しかし友人や仲間内だけでは10レベル圏内で充分なメンバーが揃わない場合、見知らぬ人同士でパーティを編制することがあり、ROプレイヤーの間ではこれを「臨時公平パーティ」(略して「臨公」)と呼ぶ。プレイするワールドサーバによって異なる場合もあるが、多くのワールドサーバでは、プロンテラ南門外の平原でこうした「臨時公平パーティ」の募集が行われる。
  2. ^ ROで開催されている、プレイヤー主体のイベントの一つ。ファンサイトでの書き込みに端を発し2003年3月25日以来、プレイヤー有志により全ワールドサーバで開催されている露店市を主体とするイベント。ワールドサーバによって開催日や場所が異なったり、現在では開催されていないワールドサーバもあるが、多くのワールドサーバでは原則的に毎週火曜日・定期メンテナンス日の夜に都市アルベルタで開催される。参考外部サイト;RO蚤の市情報交換サイト
  3. ^ 頭上段装備品(帽子・角)の一つで、正しくは「ウサギのヘアバンド」。見た目は白く、前方に屈曲したウサギの耳。防御力2の他、クリティカル攻撃などに影響するステータス「LUK」2効果があり、さらに職業やレベルを問わず装備できるので人気がある。
  4. ^ ハンターになる一次職・アーチャーの転職場は、本当はフェイヨンという都市にある。
  5. ^ ベースレベル99。作品発表時点でのROにおける最高レベル(但し、開発元では2008年を期にレベル上限を引き上げる構想が発表済み)で、それを示すかのごとく足元から眩い光を放つ様子からこう呼ばれる。こうなると戦闘などによって戦闘不能になった場合に経験値の1%を失うデスペナルティが無くなり、さらに強力な上位二次職となるために「転生」することが出来る。
  6. ^ シーフ系職業であるアサシンやローグが転生して、ノービスハイから一次転職を終えた状態で、この時点では転生前のシーフとほぼ同じである。上級二次職は転生前の職業に応じたものにしかなれず、ハテナは物語以後、アサシンクロスになることが出来る。
  7. ^ プロンテラの衛星都市イズルードの近郊に浮かぶ髑髏型の島バイラン島にあるダンジョン。洞窟から海中へ向かうイメージのダンジョンで、全体に魚介類モンスターが多い。
  8. ^ 見た目はイソギンチャクの様なモンスター。他のファンタジー作品のようにギリシア神話に登場するヒュドラではなく、実在する腔腸動物の一種・ヒドラ (生物)が原型らしい。なおゲーム中のヒドラは遠距離攻撃を行うモンスターで、劇中の様にプレイヤーを捉えて拘束するといったことはしない。
  9. ^ 頭上段装備品の一つで、見た目は鉢巻に近く、幅広の布を頭部に巻いた形となる。防御力1で、特に目立つ効果も無い。
  10. ^ 頭下段装備品(口・鼻)の一つで、見た目は紙巻タバコ。防御力には影響しないが、虫タイプのモンスターからの攻撃に対し多少抵抗力がある。なお、ROではノービスは子どもであると位置づけられているため、ノービスはタバコを装備することが出来ない。
  11. ^ 火・水・風・地いずれかの属性を持った武器。各々、地・火・水・風の属性を持つモンスターに対し通常より大きなダメージを与えることが出来る。ブラックスミスプレイヤーのみが生産することができ、一定の材料が必要。なお、製造は作りたい武器の製造難易度や製造者のレベルなどによって成功率が左右され、失敗する場合もある。
  12. ^ この際ハテナはゼロムというモンスターを倒すと言っていることから、彼女が集めていたのは鉄鉱石や鉄といった鉱石だと推察されるが、後にタバコBSによって製造されたアイスダマスカスを製造するにはこれらより集めるのが難しい鋼鉄や属性の素となるミスティックフローズンという鉱石も必要であった。これらは結局、タバコBS自身によって提供されたと考えられるため、彼がハテナを「鉱石集め」に行かせた理由は材料集めよりも成長を促す目的が強かったと思われる。
  13. ^ ROにおける鉱石アイテムの一つ。設定上は非常に貴重な鉱石として位置づけられ、冒険者の恒久的集団「ギルド」を結成するために必要となる。
  14. ^ 回復や戦闘補助スキル(技)を主体に取得したプリースト。そのスキルにより所属するパーティの戦闘力を飛躍的に高める一方、本来は自身単独での戦闘には向かない。
  15. ^ 地面に棒を立ててそのまま手を離し、棒が倒れた方向により進む方向を決める方法。
  16. ^ アコライトスキルの一つで、自分や他のプレイヤーを、予め記憶した地点へと転送する技。地面に立てた光の柱に自分や他のプレイヤーが入ることで転送が行われる。
  17. ^ 文字通り、箱の様な消費アイテム。使うことにより、別のアイテムに変化する。変化する対象は無価値のものから高価なものまでランダム。通称を「青箱」(あおばこ)と言い、プレイヤーの間ではこれを使うことを「箱を開ける」と言う。これとよく似たアイテムに「古い紫色の箱」「プレゼントボックス」などがある。
  18. ^ 青く透明な石。「ワープポータル」をはじめとする一部のスキル使用の際、触媒として消費される。
  19. ^ 頭上段装備の一つで、見た目は頭部の左右に展開する黒い翼。物理防御力3・魔法防御力2に、天使タイプのモンスターからの攻撃に耐性があり、さらに武器攻撃力などに影響するステータスSTRも1上がるため、人気のある装備品の一つ。
  20. ^ 頭中段(目・耳)装備品の一つで、見た目は文字通りのサングラス。防御効果は無いが、「暗闇」という状態異常に多少抵抗力がある。
  21. ^ 単行本出版時点でROには合計24のワールドサーバがあり、あたかもそれぞれがパラレルワールドであるかのように運用されている。ACT9で見られる「この世界の初期から1番のギルド」とは即ち、ハテナらが居るワールドサーバが運用開始されて以来1番、という意味。
  22. ^ ROで毎週日曜日20時~22時の2時間に渡って開催される、公式イベント。主要4都市(プロンテラ・ゲフェン・フェイヨン・アルデバラン)に5ヶ所ずつ設置された「ギルド砦」を巡り、プレイヤーが集まったギルド同士が戦闘を繰り広げる。ROでは一部の例外(唯一PKフィールドを全域に持つ「urdl」ワールドサーバ、及び各ワールドサーバ内に設置された「PvPエリア」)を除きPKが認められていないが、このイベントでは組織的対人戦闘を楽しめるとあって、人気イベントとなっている。
  23. ^ ROではゲーム内でプレイヤーキャラクター同士が結婚することが出来る。結婚した夫婦はお互いを任意で呼び出したり、相手にHPやSP(マジックポイントの様なもの)を分け与えるといった特殊スキルを利用できるほか、一人に限り養子を持つことが出来る。
  24. ^ 「マグヌスエクソシズム」(通称ME)と呼ばれるスキルを取得しているプリースト。一定範囲の地面に展開する魔法の様な技で、悪魔やアンデッドに分類されるモンスターに絶大な威力を発揮する。プリーストが取得し得るスキルでは最大の攻撃技である一方、これを取得するためにはプリースト向けに設定された他の回復・支援スキルの大半を諦めざるを得なくなるため、ROのプリーストプレイヤーは支援プリとMEプリ、いずれになるかの選択を迫られることになる。また、MEは発動までに非常に長い詠唱時間を持つため、ステータスにおいても支援プリとは大きく異なることが多い。
  25. ^ ROにはこれら実在する酒類及び容器は現在のところ存在しない。一方で料理や工業製品の材料アイテムとしての酒やアルコールは存在する。
  26. ^ エピソードが描かれた当時、ハンター転職場はフェイヨン近郊の森の中にあったが、現在は2006年10月24日に実装された町「フィゲル」へと場所を移している。
  27. ^ 砂漠都市モロクのすぐ隣に建つスフィンクスを象った像内部のダンジョン。付近にはピラミッドを象ったダンジョンもある。
  28. ^ 背中に棺を背負っている荷役労働者の様なモンスター。以前は「古く青い箱」が入手できる数少ないモンスターの一つであったが、現在は他の方法からも同アイテムが手に入るため、かつてほどの人気はない。
  29. ^ レベル99に達したプレイヤーキャラクターが、さらに強力な上級二次職を目指すために一旦レベル1のノービス(ノービスハイ)へ戻ること。転生したキャラクターは転生前と色の違う服を着ており、レベルアップに必要な経験値が転生前よりも増加する。
  30. ^ ここではほぼ「恋人」と同義に使われているが、実際のROでは恋愛関係に無くともペアで長らく行動を共にする間柄を「相方」と呼ぶ場合もある。
  31. ^ 結婚したプレイヤーからの要請を受けることにより、養子になることができる。養子は一般のプレイヤーキャラクターの半分くらいの大きさになり、ステータス上限が低くなったり転生出来ないなどの制約があるが、両親に経験値を分けてもらったり、任意に両親を呼び出す特殊スキルが利用できる。養子を称して「ベビー(職業名)」(ベビーマジシャンなど)と称する。
  32. ^ 頭上段装備の一つで、見た目はジャイアントパンダの頭部を象った帽子。防御力3で、レベル40以上でノービス以外のプレイヤーが装備できる。
  33. ^ 転職条件はジョブレベル40だが、彼女の場合、ベースレベル99の時点でジョブレベルも上限の50に達していると考えられるものの、本人の意思により転職を見送っている状態。この様にノービスや一次職を続けるものを、プレイヤーの間では「エターナル(職業名)」(エターナルマジシャンなど)と称する。