長尾健太郎 (数学者) – Wikipedia

長尾 健太郎(ながお けんたろう、1982年4月18日[1] – 2013年10月22日[2])は、日本の数学者[2][1][3]。専門は幾何学的表現論[2]。2013年度日本数学会賞建部賢弘賞特別賞受賞[2]

筑波大学附属小学校[要出典]、開成中学校・高等学校に学んだ長尾は、中学3年生だった1997年から国際数学オリンピックに4年連続して出場し、中学3年で銀メダル、高校では3年連続で金メダルを獲得した[2][1][4]

その一方で、15歳から難病である胞巣状軟部肉腫を発症し、闘病を続けた[3]

2005年に東京大学理学部数学科卒業後[1]、2009年に京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻で博士号を取得[2]。半年間オックスフォード大学でドミニク・ジョイス英語版の下で研究した後、2010年に名古屋大学大学院多元数理科学研究科に助教として着任[2]

2013年に胞巣状軟部肉腫のため死去[5]。その後2014年に算数オリンピックに「長尾賞」が創設された[5]

両親と2人の姉は医師[6]。家族は、妻と息子1人がいる[3]。趣味の囲碁を通じて知り合い、2009年に結婚した妻は、囲碁インストラクターでNHK囲碁講座にも出演歴がある[7][3]。自身も、開成高校3年次の第24回全国高校囲碁選手権大会で、個人戦・男子の部ベスト16。東大2年次の第1回全日本学生囲碁王座戦準優勝(準決勝で対局した日本大学の石井茜は、仲邑菫の叔母)の実績をもつ。

外部リンク[編集]