金明植 (軍人) – Wikipedia

金 明植（キム・ミョンシク、朝鮮語: 김명식）は、朝鮮民主主義人民共和国の軍人、政治家。朝鮮労働党中央委員会委員、前海軍司令官。東海艦隊司令官、朝鮮人民軍総参謀部副総参謀長などを歴任。朝鮮人民軍における軍事称号（階級）は海軍大将。

出生地や生年月日など詳しいことはわかっていない。2009年に東海艦隊司令官に就任し、2012年に中将に昇進した^[1]。2011年には海軍代表団を率いてロシアを訪問し太平洋艦隊を視察した^[2]。2013年3月に少将に降格したが、同年4月に中将に復帰し、朝鮮人民軍海軍司令官に任命された。2014年には最高人民会議第13期代議員に選出された。2014年には上将に昇進したが2015年に海軍司令官を解任された。この人事は2014年末に実戦配備されていた魚雷艇が蒸発し、原因も不明のままだったことから罷免されたとされる^[3]。2016年3月に中将に降格の上朝鮮人民軍総参謀部副総参謀長に任命された^[4]。同年5月に朝鮮労働党中央委員会委員候補に選出された。2017年に上将に昇進し、海軍司令官に再任され、党中央委員会委員に昇格した^[5]。2019年には大将に昇進し^[6]、4月23日に青島市で行われた中国人民解放軍海軍創設70周年記念式典に出席した^[7]。

2020年10月10日に開催された朝鮮労働党創建75周年慶祝閲兵式では、海軍閲兵縦隊を率いて行進した。

2021年2月24日に開催された、朝鮮労働党中央軍事委員会第8期第1回拡大会議にて海軍司令官から退任した。

1. ^ 金正日に大元帥の称号 デイリーNK 2012年2月15日
2. ^ 北朝鮮の港はロシア海軍の軍港となるか Yahoo!ニュース 2015年2月2日
3. ^ “북 해군사령관 어뢰정 사건 후 철직” 自由アジア放送 2015年2月19日
4. ^ 朝鮮人民軍の指導部が勢ぞろい…北朝鮮メディア報道 デイリーNK 2016年3月21日
5. ^ 朝鮮労働党中央委員会の総会…金与正氏が党中央委員に デイリーNK 2017年10月8日
6. ^ 金正恩氏、軍将官ら３６人の昇格を命令 デイリーNK 2019年4月14日
7. ^ 北朝鮮の海軍司令官が訪中 デイリーNK 2019年4月22日

参考サイト[編集]

북한정보포털

朝鮮民主主義人民共和国 先代: 鄭明道 李用柱 朝鮮人民軍海軍司令官 2012年 – 2015年 2017年 – 2021年 次代: 李用柱 キム・ソンギル