国道27号 – Wikipedia

一般国道
国道27号
地図
総延長 136.2 km
実延長 135.0 km
現道 135.0 km
制定年 1952年(昭和27年)
起点 福井県敦賀市
坂ノ下ランプ(

北緯35度37分59.68秒 東経136度4分48.93秒 / 北緯35.6332444度 東経136.0802583度 / 35.6332444; 136.0802583 (坂ノ下ランプ)

主な
経由都市
福井県小浜市
京都府舞鶴市、綾部市
終点 京都府船井郡京丹波町
蒲生交差点(北緯35度9分54.56秒 東経135度25分25.43秒 / 北緯35.1651556度 東経135.4237306度 / 35.1651556; 135.4237306 (蒲生交差点)
接続する
主な道路
(記法)
国道8号
国道161号
国道162号
国道303号
国道175号
国道177号
国道173号
国道9号
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国道27号(こくどう27ごう)は、福井県敦賀市から京都府船井郡京丹波町に至る一般国道である。

若狭湾沿岸を走り、嶺南と丹波地方を結ぶ。旧一級国道にしては珍しく、終点の自治体が郡部である(他には国道37号起点の長万部町のみ)。また、都道府県庁所在地を通らない国道としては最も番号が若い。「北陸と山陰の架け橋」としての機能を果たしている。

国道27号に沿って京都縦貫自動車道(丹波綾部道路)および、舞鶴若狭自動車道がほぼ並行している。

1995年(平成7年)1月17日早朝に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で、名神高速道路の末端部分などが通行不能となったことから迂回路として使用され、大型車両などが集中した。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。政令上の終点は京都府船井郡丹波町となっているが、合併に伴い、現在は京丹波町となっている。

  • 起点:敦賀市(坂ノ下ランプ = 国道8号上、国道162号終点)
  • 終点:京都府船井郡丹波町[注釈 2](蒲生交差点 = 国道9号交点)
  • 重要な経過地:福井県三方郡三方町[注釈 3]、同県遠敷郡上中町[注釈 3]、小浜市、舞鶴市、綾部市、京都府船井郡和知町[注釈 2]
  • 総延長 : 136.2 km(福井県 72.3 km、京都府 63.8 km)重用延長を含む[2][注釈 4]
  • 重用延長 : 1.1 km(福井県 1.1 km、京都府 – km)[2][注釈 4]
  • 未供用延長 : なし[2][注釈 4]
  • 実延長 : 135.0 km(福井県 71.2 km、京都府 63.8 km)[2][注釈 4]
    • 現道 : 135.0 km(福井県 71.2 km、京都府 63.8 km)[2][注釈 4]
    • 旧道 : なし[2][注釈 4]
    • 新道 : なし[2][注釈 4]
  • 指定区間:全線

国道27号の起源は、1904年(明治37年)3月4日に「國道表」に追加された国道53号「舞鶴鎮守府と第九師団とを拘聯する路線」である。第九師団は金沢に置かれたので、この路線は現8号と重複して舞鶴と金沢とを結ぶ路線ということになる。ただし、現8号に相当する当時の国道18号は現365号のルートを通っていたので、重複区間は武生からである。京都方面との連絡は、福知山を経由する国道52号「東京より舞鶴鎮守府に達する路線」(現1号、9号、175号経由)によっており、現27号の京丹波町 – 舞鶴市間は国道になっていない。

年表[編集]

  • 1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定で、旧53号は起点を東京とする国道35号「東京市より舞鶴鎮守府所在地(京都府加佐郡中舞鶴町)に達する路線(乙)」(現1号、8号、敦賀で分岐)となった。なお、「(甲)」は旧52号の国道34号である。
  • 1952年(昭和27年)12月4日 – 新道路法に基づく路線指定で、旧35号の単独区間に舞鶴市 – 船井郡須知町間を加え、一級国道27号(福井県敦賀市 – 京都府船井郡須知町(現 船井郡京丹波町))として指定された。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 – 道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道27号となった。

路線状況[編集]

別名[編集]

  • 丹越国道
  • 大門通り(舞鶴市市場 – 北吸)

バイパス[編集]

  • 金山バイパス(福井県敦賀市・坂ノ下ランプ – 同県三方郡美浜町・佐田ランプ)
  • 美浜東バイパス(福井県三方郡美浜町・佐田ランプ – 同町・佐柿ランプ)
  • 青葉改良(福井県大飯郡高浜町六路谷 – 京都府舞鶴市吉坂)
  • 西舞鶴道路(京都府舞鶴市京田 – 同市上安)
  • 和知バイパス(京都府船井郡京丹波町才原 – 同町大倉)
  • 下山バイパス(京都府船井郡京丹波町下山 – 同町富田)

重複区間[編集]

  • 国道8号(現道 – 旧道連絡部:福井県敦賀市・坂ノ下ランプ(起点) – 同市・岡山1丁目交差点)
  • 国道161号(福井県敦賀市・坂ノ下ランプ(起点) – 同市・岡山1丁目交差点)
  • 国道162号(福井県敦賀市・坂ノ下ランプ(起点) – 三方上中郡若狭町・三方交差点)
  • 国道162号(福井県小浜市・湯岡橋東詰交差点 – 同市・湯岡交差点)

道の駅[編集]

  • 福井県
    • 若狭おばま(小浜市)
    • うみんぴあ大飯(大飯郡おおい町)
    • シーサイド高浜(大飯郡高浜町)
  • 京都府
    • 和(船井郡京丹波町)

京都府船井郡京丹波町
安栖里門縄手 (2012年3月)

通過する自治体[編集]

  • 福井県
    • 敦賀市 – 三方郡美浜町 – 三方上中郡若狭町 – 小浜市 – 大飯郡おおい町 – 大飯郡高浜町
  • 京都府
    • 舞鶴市 – 綾部市 – 船井郡京丹波町

交差する道路[編集]

国道8号(現道)との交差
福井県敦賀市岡山町1丁目交差点

  • 福井県
    • 国道8号(敦賀バイパス)(敦賀市・坂ノ下ランプ起点)
    • 国道161号(敦賀市・岡山町1丁目交差点)
    • 国道162号(敦賀市・坂ノ下ランプ起点 -(重複)- 三方上中郡若狭町・三方交差点)
    • 国道8号(敦賀市・岡山町1丁目交差点)
    • E27 舞鶴若狭自動車道 若狭美浜IC(三方郡美浜町・美浜東バイパス部)

    • E27 舞鶴若狭自動車道 若狭三方IC(三方上中郡若狭町)
    • 国道303号(※国道303号重複=国道367号)(三方上中郡若狭町・三宅交差点)
    • 国道162号(小浜市・湯岡橋東詰交差点 -(重複)- 湯岡交差点)
    • E27 舞鶴若狭自動車道 小浜西IC(小浜市)
  • 京都府
    • 国道175号・国道177号(※国道175号重複=国道178号)(舞鶴市・大手交差点)
    • E9 京都縦貫自動車道(丹波綾部道路)(国道478号) 綾部安国寺IC(綾部市)
    • 国道173号(綾部市・新綾部大橋交差点)
    • E9 京都縦貫自動車道(丹波綾部道路)(国道478号) 京丹波わちIC(船井郡京丹波町)
    • 国道9号(船井郡京丹波町・蒲生交差点終点)

主な峠[編集]

  • 吉坂峠(標高86 m):福井県大飯郡高浜町 – 京都府舞鶴市
  • 倉見峠(標高120 m):福井県三方上中郡若狭町
  • 椿峠(標高102 m):福井県三方郡美浜町

接続路線図[編集]

ギャラリー[編集]

  • 福井県道は27号が欠番になっている。
  • 小浜市と綾部市の間は、福井県道・京都府道1号小浜綾部線経由のルートがより短い距離となる。
  • 美浜東バイパス佐柿ランプを降り右折し町道を通過し国道27号を左折し坂尻交差点から若狭広域農道(通称「若狭梅街道」)が若狭町大鳥羽までおおむね並行しているほか、小浜市東市場交差点から若狭西部広域農道(通称「若狭西街道」)が高浜町園部交差点までおおむね並行している。
[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b 2005年10月11日 – 丹波町・瑞穂町と合併して京都府船井郡京丹波町が発足。
  3. ^ a b 2005年3月31日 – 三方町と遠敷郡上中町が合併して、三方上中郡若狭町が発足。
  4. ^ a b c d e f g 2020年3月31日現在

出典[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2020年6月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (Microsoft Excelの.xls)”. 道路統計年報2021. 国土交通省道路局. 2022年3月9日閲覧。

関連項目[編集]

  • 近畿地方の道路一覧
  • 中部地方の道路一覧
  • 日本の一般国道一覧
  • 丹後街道
  • 鯖街道
  • 若狭広域農道(若狭梅街道)
  • 若狭西部広域農道(若狭西街道)

外部リンク[編集]