拓殖大学第一高等学校 – Wikipedia

拓殖大学第一高等学校(たくしょくだいがくだいいちこうとうがっこう)は、東京都武蔵村山市大南四丁目にある私立高等学校。設置者は学校法人拓殖大学。通称は「拓一」・「拓大一高」[1]・「TK1」。

教育方針[編集]

  • 教育方針-心身共に健全で、よく勉強し、素直で思いやりある青年を育成する。
  • 2コース制-国公立大学および難関私立大学を目指す「特進コース」と難関私立大学を目指す「普通コース」がある。「普通コース」は2年次より進路別クラス編成を行っており、6系統のクラス編成となる。[2]
  • 修学旅行-母体である拓殖大学の建学の理念は「積極進取の気概とあらゆる民族から敬慕されるに値する教養と品格を具えた有為の人材の育成」である。その理念に沿って、拓大一高では、修学旅行を海外で実施している。「台湾」と「マレーシア・シンガポール」の2つのコースから選択をする。

進路状況[編集]

  • 2020年3月実績。拓殖大学5%、拓殖大学以外の4年制大学82.3%、短大その他5%、未定7.7%。国公立大学28名、早慶上智理科大48名、GMARCH186名(既卒者含む)であった。2020年3月実績の詳細は以下の通りである。[3]

主な合格者数(2020年3月)[編集]

【国公立】大学[編集]

【私立】大学

[4]

拓殖大学への内部推薦による学部進学状況

2020年3月

商学部(8) 政経学部(9) 外国語学部(3) 国際学部(1) 工学部(2)

計23人[5]

指定校一覧(2019年度)[編集]

※次年度以降変更の可能性あり[6]

学校生活[編集]

  • 校則-生徒の頭髪については髪染め、ピアスだけでなく、パーマやツーブロックも禁止されている。男子生徒のツーブロックが禁止されている一方で、髪が眉毛や耳にかかることについても禁止されている。女子生徒についても、メイクが禁止されている。また、2020年4月現在でも毎月、頭髪検査が行われている。[7]頭髪検査では、頭髪だけでなく、爪の長さなども検査される。また、頭髪検査で不適切と判断された場合、髪型や爪を整えてから再登校を行い、再び検査を受ける必要がある。再検査でも不適切と判断された場合、停学処分となることがある。
  • 制服-生徒の学校での服装は高校指定の制服である。学校の方針により、着崩しなどは禁止されている。

学校行事[編集]

  • 文化祭-拓殖大学第一高等学校では、1年から3年までの全クラスがクラス単位で参加するイベントである。文化祭の際に学校から各クラスに準備費用として、1万円が支給される。また、校舎が2000年以降に建てられ、清潔感を保つために、校舎を汚すような催しは「学校が汚れる。」という理由で制限されている。
  • 体育祭-年に一度行われる。[8]体育祭に向けて1回程度、練習が行われる。昭島市の昭和公園等で開催される。校内のスポーツイベントは他に、マラソン大会などがある。
  • 合唱コンクール-1・2年生のみで毎年、八王子オリンパスホールや昭島市のコンサートホール等で行われる。

校歌は拓殖大学と共通に定めている。

スキー部・硬式野球部・サッカー部・柔道部・剣道部・陸上部・男・女バレー部、男・女バスケ部、卓球部、体操部、相撲部、剣道部、バドミントン部、チアダンス部、男・女ソフトテニス部等[11]数多くの部活動が関東・全国レベルの実力をもっている。

硬式野球部は1994年の選抜高校野球に出場している。

チアダンス部は全米大会への出場経験がある。

陸上部(駅伝チーム)は2007・2008年東京都代表として全国高等学校駅伝大会(都大路)に出場している。

過去に設置していた学科[編集]

  • 農業科:創立時に設置。入学者がなかったためすぐに廃止される。
  • 商業科:創立時に設置。1961年度[12]より募集を停止した。

理療科[編集]

1949年〜1957年まで、鍼灸について教える理療科を設置していた。その起源は1940年に拓殖大学が開いた漢方医学特別講座であり、戦争激化で中断した講座が、附属の高等学校で復活した形となった。盲学校でなく普通の高等学校でこのような学科がおかれていたのは非常に珍しいことであったが、現在は独立し、東洋鍼灸専門学校として存続している。

著名な関係者[編集]

出身[編集]

拓殖大学予科の出身者は拓殖大学の人物一覧を参照。

教員[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]