シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 – Wikipedia
シャングリラ・フロンティア 〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 |
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小説 | |
著者 | 硬梨菜 |
出版社 | 未書籍化 |
掲載サイト | 小説家になろう |
刊行期間 | 2017年5月19日 – |
漫画 | |
原作・原案など | 硬梨菜 |
作画 | 不二涼介 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
レーベル | KCデラックス |
発表号 | 2020年33号 – |
発表期間 | 2020年7月15日[1] – |
巻数 | 既刊7巻(2022年1月現在) |
テンプレート – ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 文学・漫画 |
『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』(シャングリラ・フロンティア クソゲーハンター、かみゲーにいどまんとす)は、硬梨菜による日本のオンライン小説。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2017年5月19日より連載中。
書籍化を経ずにコミカライズ化されるという異例のメディアミックス展開が行われており、2020年7月15日発売の『週刊少年マガジン』(講談社)2020年第33号より不二涼介によるコミカライズ版が連載中[1]。
ディスプレイを使用するゲームがレトロゲームに分類され、フルダイブ型VRゲームが一般的になった近未来を舞台に主人公が『シャングリラ・フロンティア』及びクソゲーをプレイする様子を描く。
コミカライズ版第1話を掲載した『週刊少年マガジン』2020年第33号は史上初の読者アンケート4冠を達成し、また『マガジン』の実売が1.5%増加、10代〜20代の新規読者が30%増加[2]、また連載13話目である2020年第46号において『マガジン』表紙、及び巻頭カラーに抜擢された。
「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」では11位を受賞[3]。2021年6月には「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にて4位受賞。2021年8月、「次にくるマンガ大賞2021 コミックス部門」にて5位受賞。2022年1月のコミックス第7巻の発売をもって、累計発行部数は180万部を突破している[4]。同年4月、第46回「講談社漫画賞」少年部門の最終候補に選出[5]。
2021年3月には本作の漫画が『転生したらスライムだった件』とコラボし、描きおろしイラストが公開された[6]。
あらすじ[編集]
世に100の神ゲーがあれば、世に1000のクソゲーがある……。
フルダイブ型VRゲームが主流となった現在では、向上した映像技術にシステム面が追い付いていない、いわゆるクソゲーと呼ばれるゲームが数多くリリースされている。そんな、通常ならば忌み嫌われるクソゲーをこよなく愛するクソゲーハンター、陽務楽郎(ひづとめらくろう)は、特大のクソゲー『フェアリア・クロニクル・オンライン』、通称「フェアクソ」をクリアし、一種の燃え尽き症候群になっていた。そんな中、行きつけのゲームショップ「ROCKROLL」の店主、岩巻真奈に勧められるがまま、クソゲーの対極に位置する文句なしの神ゲー、登録者数3000万人のフルダイブVRゲーム『シャングリラ・フロンティア』を購入。プレイヤーキャラクター、サンラクとしてシャングリラ・フロンティアの世界に足を踏み入れる。
登場人物[編集]
ここではシャングリラフロンティアに登場した人物を記述する。本名が確認されている場合は右側に記載している。
シャングリラ・フロンティアのプレイヤー[編集]
- サンラク/陽務楽郎(ひづとめらくろう)
- 本作の主人公。数年間クソゲー以外のゲームをプレイしないほどの重度のクソゲーマニアな高校生。
- 反応速度が人並みはずれており、数々のクソゲーで培った理不尽耐性、磨き抜かれたプレイヤースキルを合わせることで驚異的なパフォーマンスを実現している。テンションとパフォーマンスが直結しているタイプであり、逆境であるほど燃えるテンションファイター。
- サイガー0(サイガーぜロ)/斎賀玲(さいがれい)
- 本作のヒロイン。シャングリラ・フロンティアの中で最高瞬間火力を出したプレイヤーに贈られる称号【最大火力】保持者。ごつい男アバターを数多のユニーク装備で完全武装しているのもあるが、それらを十全かつ模範的に使いこなす優等生タイプ。リアルでは文武両道、人づきあいもよく旧家の生まれであり礼儀作法も正しい完璧超人、天に二物も三物も与えられたが、代償として恋愛力を没収された恋愛弱者。
オイカッツォ/魚臣慧(うおみけい)
外見はあざといくらいの女性キャラだがプレイヤーは男性。その正体はマルチプロゲーミングチーム「電脳大隊(サイバー・バ タリオン)」の格闘ゲーム部門、通称「爆薬分隊(ニトロ・スクワッド)」に所属する不動のエース「Kei」。ベルセルク・オンライン・パッションをきっかけにサンラクと知り合い、クソゲー沼に引きずりこまれた。
- アーサー・ペンシルゴン/天音永遠(あまねとわ)
- プレイヤーキラークラン「阿修羅会」のナンバー2。廃人狩り(ジャイアント・キリング)の異名を持つ。クソゲーの「ユナイト・ラウンズ」(通称:世紀末
- 卓)においては鉛筆戦士を名乗り、手練手管を駆使し、王国を掌握。「反理想郷の女帝」(ディストピア・エンプレス)の異名でユナイト・ラウンズに君臨するが、サンラクとカッツォタタキ(モドルカッツォ)の2人と相打ちになる。
- Animalia(あにまりあ)/厳島真里亜(いつくしままりあ)
- モンスター撮影クラン「SF-Zoo」の園長(クランリーダー)。
シャングリラ・フロンティアのNPC[編集]
- エムル
- サンラクが発見したユニークシナリオ「兎の国からの招待」でサンラクを兎の国「ラビッツ」に導くために派遣された兎のNPC。
- ヴァイスアッシュ
- サンラクが発見したユニークシナリオ「兎の国からの招待」で登場した兎のNPC。
- 兎の国「ラビッツ」の頭として君臨する。自身が認めた者は自身のことをヴァッシュと呼ばせる。
その他のゲームのプレイヤー[編集]
ベルセルク・オンライン・パッション(通称:便秘)[編集]
- モドルカッツォ
- ベルセルク・オンライン・パッションの上位プレイヤーでサンラクのクソゲーフレンド。またユナイト・ラウンズの一件でアーサー・ペンシルゴンとも繋がりがある。サンラクに影響されてシャングリラ・フロンティアを購入することを決める。尚、シャングリラ·フロンティアではオイカッツォというプレイヤーNameを使用している。
ここではシャングリラフロンティアに登場した用語を取り上げる。
登場するゲーム[編集]
シャングリラ・フロンティアのモンスター[編集]
ユニークモンスター(七つの最強種)[編集]
夜襲のリュカオーン[編集]
サンラクが初めて会ったユニークモンスター。クラン『黒狼』が討伐を掲げるユニークモンスター。前までは神出鬼没であったが今はクラン『animalma』が出現条件を割り出している。自分が認めたプレイヤーに「リュカオーンの呪い」という呪いをつける。サンラクはこの呪いのせいで装備がつけられず半裸状態になった。呪いを解く方法はリュカオーンを倒すこと。サンラクは影のリュカオーン
シャングリラ・フロンティアの地理[編集]
シャングリラフロンティアの武器[編集]
- 傭兵の双刃
- サンラク(傭兵(二刀流))の初期装備。
- ゴブリンの手斧
- シャングリラフロンティアのモンスター「ゴブリン」のドロップアイテム。二刀流対応だがすぐ壊れる。
- 致命の包丁(ウォーパルチョッパー)
- シャングリラフロンティアのレアモンスター「ウォーパルバニー」のドロップアイテム。二刀流対応。
- クリティカルダメージに補正効果。
- 湖沼の短剣
- 二つ目の町「セカンディル」から三つ目の街「サードレマ」に続く沼「四駆八駆の沼荒野」の採掘エリアで取れるレアアイテム「沼棺の化石」から作れる武器。二刀流対応。クリティカル攻撃後一定時間耐久値の減少が半分になる。
- 兎月(上弦)
- 「致命の包丁(ウォーパルチョッパー)」の一本がヴァイスアッシュの真化によって新たな対刃剣となった。対となる刃の名は下弦、空に浮かぶ上弦三日月の刃を持つ剣。致命兎の魔法が込められたそれは、真の姿を未だ叢雲に隠している。・自身よりレベルの高い相手と戦闘する場合、クリティカル攻撃に成功するとHPを減少させる代わりに次の攻撃の威力に補正がかかる。
- ・一定回数クリティカル攻撃を当てることで合体ゲージが蓄積される。・必要ステータス「STR40」「DEX50」「TEC55」
- 兎月(下弦)
- 「致命の包丁(ウォーパルチョッパー)」の一本がヴァイスアッシュの真化によって新たな対刃剣となった。対となる刃の名は上弦、空に浮かぶ下弦三日月の刃を持つ剣。致命兎の魔法が込められたそれは、真の姿を未だ叢雲に隠している。・自身よりレベルの高い相手と戦闘する場合、クリティカル攻撃に成功するとHPが回復する。・一定回数クリティカル攻撃を当てることで合体ゲージが蓄積される。・必要ステータス「STR40」「DEX50」「TEC55」
- 煌蠍の籠手
- 拳を真下に突きつけ叫んだ音声を認識し、左の籠手が起動する。籠手の各部がスライドし、その内側に秘めていた蒼銀に輝く水晶群蠍の水晶が充填された魔力に応えて輝きを増す。そして、「発射せよ」の声で晶弾が発射され、「成長せよ」の声で、射出した晶弾を急速成長させて柱を生成する
既刊一覧[編集]
漫画[編集]
制作背景[編集]
不二涼介は本作(小説)を初めて読んだ時に、「なんと大きな作品だろうか」と驚いたという[7]。不二は「原作ファンの思い描く『シャンフロ』をさらに越えられるよう、漫画だからこそ表現できる動きのあるシーンでは伸び伸びと描いている」と語っている[7]。
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