ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語 – Wikipedia
『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』(ジャーニー たいこアラビアはんとうでのきせきとたたかいのものがたり、アラビア語:فيلم الرحلة)は、サウジアラビアの企業・マンガプロダクションと東映アニメーションが共同で制作し、静野孔文が監督した日本・サウジアラビア合作のアニメーション映画[1][2]。陶工の青年「アウス」が、故郷の街を守るために戦いに参加する姿を描いている[3]。
登場人物・キャスト[編集]
※日本語吹替版を基本として記載。登場人物解説文は日本語吹替版公式サイトにおける記述を出典として記載。
- ジュバイルの義理の息子。故郷の街(メッカ)を守るため、防衛隊に参加する。過去の所業に少々後ろ暗さを感じている。
- 傭兵の青年男性。戦うのはあくまでもカネを得るためであり、信念を持つアウスとはしばしば衝突する。
- メッカを守る隊の小隊長。
- アウスの妻でありジュバイルの娘。「ワハブ」という息子がいる。
- メッカの長老。非戦主義者であるが、アブラハの暴威には毅然と対する。
- 海の彼方からメッカを支配するため大軍を率いて侵攻してきた男。常に仮面を付けている。大変に好戦的であり、メッカの民や宗教文化には一遍の情けも無い。
アラビア語版
- Nassar Al-Nassar
- Abdo Chahine
- Rasha Rizk[3]
サウジアラビアの民話を題材にした『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』は、サウジアラビアのマンガプロダクションズと日本の東映アニメーションという2つのアニメーションスタジオが2017年11月に制作開始した共同制作作品である。本作品は、マンガプロダクションズと東映アニメーションが共同で制作したアニメーション作品として、1作目のアニメーションシリーズ『アサティール 未来の昔ばなし』に次ぐ2作目である。監督は静野孔文、キャラクターデザインは岩元辰郎、音楽は和田薫が担当した。制作は東京とリヤドの両方で行われた。この映画の制作費用は1000万ドルから1500万ドルで[1]、2020年2月までに制作を終えた[4]。
リリース[編集]
『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』は当初、2020年にカンヌ映画祭で初上映の予定だったが、COVID-19のパンデミックの影響で中止となった。本作の公開は2021年を予定している[2]。本作の中東・北アフリカ地域での劇場公開権はVOXシネマズが保有しており、この地域ではアラビア語で公開される[3]。
日本での配給権は東映子会社のティ・ジョイが持っており、日本語吹替版も制作された。この公式サイトによると配給については東映アニメーション自身が行うとのこと(配給協力として東映本社も関与)、
スタッフ[編集]
- 監督 – 静野孔文
- 脚本 – 冨岡淳広
- キャラクター原案 – 岩元辰郎
- 作曲・編曲・音楽監督 – 和田薫
- 脚本原案 – Dr.Essam Bukhary、Peter Cooper、 Dr.Amr Almaddah
- 美術監督 – 渡邊洋一、宮野隆、川松由典(株式会社典雅)
- 撮影監督 – 萩原猛夫、泉津井陽一
- 編集 – 吉武将人
- 音響監督 – 明田川仁
- アニメプロデューサー – 大上裕真
- プロデューサー – 平澤直
- エグゼクティブプロデューサー – Dr.Essam Bukhary、清水慎治
- スーパーバイジングプロデューサー – 木戸睦、モハンマド・ザラ
- 制作 – マンガプロダクションズ、東映アニメーション、横浜アニメーションラボ、アーチ
- 配給 – 東映アニメーション(配給協力:東映)
- 宣伝 – 東映エージェンシー
- 製作 – マンガプロダクションズ、東映アニメーション
参考文献[編集]
外部リンク[編集]
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