アフリカン・カンフー・ナチス – Wikipedia

アフリカン・カンフー・ナチス』は、2021年に公開されたガーナ・ドイツ・日本合作の映画。R-15指定。セバスチャン・スタイン、ニンジャマン共同監督。

2020年にAmazon Prime Videoにて配信され、2021年6月12日に全国での劇場公開がされた。

2022年3月4日にDVD/Blu-rayが発売。同日にU-NEXTでの配信、Amazon Prime Videoでの再配信が開始。

ストーリー[編集]

第二次世界大戦後、ヒトラーと東條英機は潜水艦に乗ってガーナに亡命し生き延びていた。彼らは現地人を洗脳し、ガーナアーリア人として一大勢力となる。

カンフー・影蛇拳の使い手であるアデーは、ガーナアーリア人の道場破りによりカンフーの師匠を殺され、恋人もヒトラーに奪われ復讐を誓う。

登場人物[編集]

アデー
クマシでカンフー・影蛇拳を学ぶ青年。ヒトラー率いるガーナアーリア人に道場を潰され、右手の薬指と小指、そして恋人のエヴァも奪われたことで復讐を誓う。
アドルフ・ヒトラー
第二次大戦後、ガーナに亡命していたアドルフ・ヒトラーその人。その弁舌は健在。
東條英機
第二次大戦後、ガーナに亡命していた東條英機その人。カラテの達人であり、武術トーナメントでは行司を務める。
ゲーリング
ヒトラーと共にガーナに亡命したヘルマン・ゲーリングその人(ただし演じているのは黒人)。鋼輪拳の使い手であり、その実力は東条に次ぐ。
エヴァ
町一番の美女で、アデーの恋人。カンフーに入れ込むあまり就職しないアデーに不満を持っている。ヒトラーに洗脳されている間は「エヴァ・ブラウン黒人バージョン」と称されている。
アカンテ
アデーの親友であり、影蛇拳随一の使い手の青年。ヒトラーに殺された師匠の復讐のため、武術トーナメントに挑む。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
アデー エリーシャ・オキエレ 水島裕
アドルフ・ヒトラー セバスチャン・スタイン
東條英機 秋元義人
ゲーリング マルスエル・ホッペ 天龍源一郎
エヴァ ンケチ・チネドゥ
アカンテ ウォーカー・ベントル・ボアテング
アドンコマン まけいぬ
ビッグ・ブラック・ガール 天職ゆい
ナレーター 上坂すみれ

日本語吹替はデラックス版のDVD/Blu-ray、並びに2022年以降の配信媒体における配役。アドンコマン並びにビッグ・ブラック・ガールの吹替キャストはDVD/Blu-ray販売に際しての企画でSNS上で一般公募された。予告編のナレーションは若本規夫が担当。

ソフト化[編集]

アフリカン・カンフー・ナチス(デラックス版)
映画本編を収録したDVD/Blu-ray。2022年3月4日発売。
Blu-rayには通常版の他、「ガーナアーリア人専用ブルーレイBOX」と称した特典付きの初回限定生産版がリリースされており、特典の一環として監督の一人ニンジャマンが手掛けた過去作品『2016』収録のビデオCDが付属する。

関連項目[編集]

  • アントニオ猪木 – 武術トーナメントに出場した覆面レスラーが「元気があればなんでもできる」などと発言する。なお、1945年当時アントニオ猪木(猪木寬至)は2歳。
  • 酔拳 – アデーが武術トーナメントに向けて特訓する中で、師匠の一人に酔拳の使い手がいる。

外部リンク[編集]